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毒親にならないために③

にゃりぺよが、母親が毒親であると自覚したのは息子と暮らし始めてからです。
それまでは母親のことを、毒親というほどではないかと思っていました。

それも自分に言い聞かせて、自分の心を守っていただけですね。
にゃりぺよは自分がどれだけ蔑ろにされたのか思い出し、母親が毒親だと認めました。

でも母親が毒親だと受け入れていなければ、きっとにゃりぺよも毒親になったまま自分の間違いに気づけませんでした。
自分があの日の母親と同じことをしている、息子ににゃりぺよと同じ顔をさせていると気づけなかったでしょう。

にゃりぺよの場合、毒親になったのは母親から愛情を受け取れず不安定だったから。
そして毒親を抜け出せたのは、自分の傷を知って、息子が同じ思いをすることになると気づけたからです。

育児のなかで自分を省みることができたのは幸いでした。

自分勝手な話ですが、息子と向き合うのは傷が抉れるようでした。
にゃりぺよは母親に向き合ってもらえなかったのに、にゃりぺよだけ自分の醜い部分を直視せざるを得ない。

自分の毒の部分を見つめると自分を責めることに繋がり、苦しかったです。
息子のせいではないのに、息子の存在に苦しめられているような気にもなりました。

ただ毒親育ちで毒親になってしまった人は、一度死にたくてたまらなくなっても自分の傷や過ちに向き合うことが必要です。

愛しい息子が幼いうちに、間違いを正すことができてよかった。
どうかこの先大きくなった息子が、にゃりぺよの醜い毒を覚えていませんように。

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