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ベストセラー「ライフピボット」の著者との出会いから始まった私のライフピボット。

本記事でご紹介するのは、書籍「ライフピボット 縦横無尽に未来を描く 人生100年時代の転身術」ですが、書籍の紹介ではなく、主に著者である黒田さんとの出会いにまつわるお話です。

書籍の方もAmazonで高評価となっており、具体的に何をしたらよいか迷っている方には大変オススメです。

黒田さんとの出会い 1.0

著者の黒田さんとの出会いは、2017年に開催された「発想力を高める『Boundary Thinking』(境界思考)」というイベントにまでさかのぼります。

私は一人の参加者としてイベントに出席し、登壇者の黒田さんとイベント終了後に名刺交換、facebookでお友達になりました。

ここまではある意味ルーチンワークですが、当時の私は、その後に黒田さんから多大な影響を受けることになるとは知る由もありません。

黒田さんとの出会い 2.0

転機が訪れたのは、2018年5月28日。当時、何か新しいことを始めたいなぁと考えていた私は、黒田さんが立ち上げたフリーランスコミュニティ「FreelanceNow」の仕組みや運営方法などに興味をもっていました。

その日の朝、私はとあるアイデアソンの打ち合わせのため「PLUG and PLAY SHIBUYA」にいました。

すると、私の目の前になんと、黒田さんが現れたのです。私は打ち合わせ中でしたが、入り口から黒田さんらしき人が入ってくるのが見え、「まさか!」と思いました。

なぜなら、家を出る前に、facebookでその日は彼の誕生日であることを知り、チャンスが合えばお会いしたいとぼんやり思っていたからです。

そこで、私は打ち合わせが終わると同時に、思い切って一人で椅子に座っていた黒田さんに声を掛けました。彼は私のことを覚えていなかったと思いますが、その日の夕方に同じ場所で再会する約束をしました。

これが黒田さんとの二度目の出会いです。それ以降、私の人生に想定外の出来事が起こり始めます。

「FreelanceNow」の仕組みを知る

日本最大級のフリーランスコミュニティを名乗っていた「FreelanceNow」には、当時1000名(うろ覚えです)以上のフリーランスが登録し、企業とフリーランスを無償でマッチングするという価値を提供していました。

しかしながら、外から見ていた私には黒田さん一人が運営しているようにしか見えません。一体どうやって回しているのか不思議でした。お金をどこからとっているのかも分かりません。謎だらけ。

そこで、思い切って黒田さんに聞いてみたところ、隠すこともなくいろいろ教えてくれました。簡単に言うと、複数のITサービスを組み合わせて、シンプルですがワンオペでも回る仕組みが構築されていたのです。「こんなことが簡単にできるんだ!」と、そんな発想をしたこともなかった私には、目からウロコでした。

黒田さんの話を聞きながら、私の頭の中にあるアイデアが生まれました。そのことを黒田さんに話すと、仕組みはパクってもらって構わないと。

「Workshop Designer Pro(WSD Pro)」を立ち上げる

当時、"考える前に手を動かすこと"をかなり意識的に実践していた私は、黒田さんの話に刺激を受けて、黒田さんに再会したその日に、ワークショップデザイナーのコミュニティを立ち上げることを決心。

しかしながら、黒田さんに教えてもらった、仕組みのイメージ使用するITツールの情報だけでは、仕組み作りは難航、その夜からfacebookメッセンジャーで色々教えてもらいました(質問が多すぎる、とやんわり言われるほど聞いちゃいました)。

ちょっと忘れましたが、2~3日でWebサイトを含む一式をざっくり完成させて、メンバーを募集したところ、あっという間に100名くらい集まりました。

その後、「FreelanceNow」の立ち上げプロセスを参考に、コミュニティメンバー向けのイベント(以下のリンク参照)などを開催し、宣伝もできる範囲で頑張ってはみたものの、思うように案件(仕事の依頼)を獲得することができず、現在はほぼ活動していません。

それでも、この時の経験は、今の仕事にとても役立っており、昨年立ち上げた社内コミュニティにも同様の仕組みを実装することができました。また、2019年に「WSD Proコミュニティ」有志と実験的にやっていたオンラインワークショップの経験も、コロナ渦でとても役立ちました。

「FreelanceNow」でまさかの出会いが

黒田さんに再会した直後に、私も「FreelanceNow」に入れていただきました。現在は約6500名ものフリーランスがメンバーとなっており、毎日のように新規依頼が届くようになっています。凄いですよね。

そんな中、個人的に大変興味をそそる依頼が舞い込んできたのです。

それは、持ち運べるホワイトボードで有名な、バタフライボード社からの依頼でした。私もクラウドファンディングで入手して愛用していた製品です。

「FreelanceNow」への依頼内容はプロモーション系だったと思います。「あすよみ」という活動で新しいネタを探していた私は、何かお役に立てることはないかとすぐにメールを送り、代表の福島さんとお会いしました。

初対面にも関わらず福島さんとは意気投合。当時開発中で未発表の「バタフライボードPro」の話をお聞きしました。

「これはワークショップに使える!」と直感した私は、「あすよみ」とのコラボを提案し、実現しました。

転んでもただでは起きない私(?)は、その後、「WSD Proコミュニティ」ともコラボ。

さらに、マインドマップで世の中の「会議」をイノベーションするプロジェクト「1MapMeeting」の公式ツールとしてもタイアップ。これ福島さんに会う前からやりたいと思っていたんです!まさか実現するとは自分でもビックリ。

色々とお世話になっている福島さんですが、なんと同郷出身で同い年なんです!応援したくなりますよね。

このことは、「あすよみ」のイベントを企画する打ち合わせ後の懇親会で発覚し、お互いに大変驚きました。

どおりで初めて会った日から気が合うわけです(笑)

黒田さんとの出会い 3.0

最後は、今の黒田さんのメイン活動となる、問いでつながるコミュニティ「議論メシ」です。私も2018年末から、あることがきっかけでメンバーとなっています。

コミュニティに参加することで、黒田さんとの距離もぐっと近くなり、内側から黒田さんのことを見るようになった感じです。

「議論メシ」の立ち上げ当初は、黒田さんが企業向けに行っていた壁打ち相手サービスの拡張版だったと思いますが、今の「議論メシ」は、コミュニティ内で様々なオンラインイベントが開催され、非常に活発なコミュニティとなっています。

黒田さん自身も語っていますが、本人もコミュニティづくりを通じて、性格や行動が変化していったようです。

「議論メシ」でコミュニティづくりを学ぶ

「議論メシ」では、当初の参加目的とは異なり、コミュニティづくりのエッセンスをたくさん学びました(自分でも意外でした)。

私は、「あすよみ」、「WSD Pro」、「1MapMeeting」など大小さまざまなコミュニティづくりにトライしつつも、思うように上手くいかない経験を何度もしてきました。

そんな中で昨年、様々な部署やグループ会社をつなぐ新たなコミュニティを社内で立ち上げました。これまでうまく行かなかったたくさんの失敗経験や、他コミュニティからの学びを活かしつつ、もう何度目の挑戦か分かりません(笑)。

参加する従業員は約1年で1800名を超えました。コミュニティのPRや活性化をしつつ、コミュニティの価値をビジネスに活かすプログラムもメンバーと一緒に開発し展開中です。

すべての活動がつながった

2020年2月、ずっとお世話になっている黒田さんが初の著書を出版するという話を「議論メシ」コミュニティ内で知り、オンライン読書会を本人にオファー。

参加人数は全く読めませんでしたが、黒田さんは快くよく引き受けてくれました。

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2018年からオフラインでやっていた、学びの場「あすよみ」で鍛えた読書会をオンライン上でほぼ再現しつつこの規模で実施したのは初めての体験でした(ずっとやりたくても出来なかったのです)。

オンラインワークショップの実験に取り組み始めたのは、コロナの1年前、「WSD Pro」コミュニティ内でした。

これだけの参加人数を集めることができたのは、「議論メシ」を参考に立ち上げた社内コミュニティというベースがあったからです。

黒田さんには感謝しかない。

2017年の黒田さんのイベントに参加した時、私の頭の中に「オンラインワークショップ」や「コミュニティ」というタグはなかったと思います。

自分の心と直感に従う勇気

私の好きな言葉の1つに、スティーブ・ジョブズの伝説のスピーチで語られている「Connecting the dots (点と点をつなげる)があります。

将来をあらかじめ見据えて、点と点をつなぎあわせることなどできません。できるのは、後からつなぎ合わせることだけです。だから、我々はいまやっていることがいずれ人生のどこかでつながって実を結ぶだろうと信じるしかない。
「ハングリーであれ。愚か者であれ」 ジョブズ氏スピーチ全訳より

黒田さんとの出会いから今日までの様々な出来事は、偶然の出来事ですが、すべてが繋がっていたのです。

ここで大切なのは、自分の直感(内なる声)に従うことだと思います。

何より大事なのは、自分の心と直感に従う勇気を持つことです。あなた方の心や直感は、自分が本当は何をしたいのかもう知っているはず。ほかのことは二の次で構わないのです。
「ハングリーであれ。愚か者であれ」 ジョブズ氏スピーチ全訳より

自分の心と直感に従っている限り、本記事でお伝えした通りすべてうまく行くのです(自己決定したことに失敗や後悔はなく、学びと経験が得られるだけ)。

"心の動き"感じていますか?

あなたも書籍「ライフピボット」を片手に、未知の世界へ一歩踏み出してみませんか?


 



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