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けテぶれ なのだそうです 宿題編

聞いたことがあるでしょうか。この「けテぶれ」という言葉。

け……計画
テ……テスト
ぶ……分析
れ……練習

なのだそう。
これを教室で実践すると、子どもが自立した学習者に変わるのだそう。
なるほど。わかりやすい。書いてあることは最もだし、PDCAサイクルなんていわれて久しくなるが、それを想起させる部分も見えてくる。

この方法が全てではないと作者は書いているが、それもその通りだと思う。
人は慣れてしまうので、こればっかり繰り返しているようでは、必ず子どもは飽きてしまうだろう。
本書の中にもあるように、サボるのがまた人間であるからだ。
そして、サボり心に勝つ力は、サボれる環境で、サボる自分と出会って初めて養われる、という一文にも共感できる。

あとは、どれだけモチベーションを維持できるかがキーとなってくるだろう。もしかしたら、教師と子どもの信頼関係の上に成り立つ“魔法の言葉”が必要なときもあるかもしれない。
「学力」も確かに必要なのだが、自分の学習を作り上げる力である「学習力」こそ高める必要があるのではないか、と。
この文言は信頼関係が成り立っていて初めて心に響く言葉になり得るだろう。「学習力」こそ、より自分の人生を豊かにしてくれる力なのではないかと、心に響かせてあげてほしい。

宿題にスポットをあてて構成されている「けテぶれ」であるが、その活用方法はさらにいくつも考えられる。
アスリートにとっては当たり前のことなのかもしれないが、ルーブリックをどのように設定していくかを考えれば、スポーツの分野にも応用できそうだ。
わかりやすくて良い。


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