編集者としても働く私が、ライターとして意識したい5つのポイント

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みなさんこんにちは!インハウスエディターとして働くゆりてんこと岩田悠里です。

この記事はライターアドベントカレンダー向けなので、「なんでエディターなのに参加しているの?」と思った方もいらっしゃるかもしれません。

私の会社では、インハウスエディターはオウンドメディアの企画〜記事公開まで、すべての工程に携わっています。企画をすることもあれば取材に出かけてインタビュアーをすることもあるし、執筆をすることもあるし(その際は別の編集者が編集を担当)、もちろん編集もするし、なんと本格的なカメラを持って自分で写真を撮ることもあります!

なので、インハウスエディターでありながらも、実はライターのような業務もおこなっているのです。

今回のアドベントカレンダーでは、編集者としても働く私が、ライティングをする際に気をつけたいなと思っていることについてご紹介します。

ベテランライターの方にとっては当たり前の内容かもしれませんが、ぜひ初心に返るつもりで最後までお読みください。

最後には2022年の振り返りと執筆記事も紹介します!

ライティングする際に意識したい5つのポイント

前置きが長くなりましたが、ここからは早速本題に入っていきます。

※編集者からライターさんへのお願い、というわけではなく、私自身がライティングする際に気をつけたいポイントという文脈で書いています!

①締切を必ず守る

本当にごくごく当たり前のことですが、締切を守るのは信頼して仕事を任せてもらうためにも、大事なことだと思います。

特にライターの仕事は自分一人で完結するわけはなく、後ろには編集者の人が待っていたり、アイキャッチを作成してくれるデザイナーの人が待っていたりします。複数人で一緒に完成させる仕事なので、スケジュール通りに記事を完成させるためには締切の遵守は絶対!です。

とはいえ、工数を見誤ってしまったり、体調を崩してしまうことは誰にでもありますよね。そういうときは、間に合わないなと思った段階で編集者(依頼者)に相談することも大事です(実は私もタスクを抱えすぎて相談できず迷惑をかけたことがありました)。

無理な締切を抱え込んでしまうと自分の精神的にも参ってしまうので、早めに相談しましょう!

また、業界的によくあるのが、「本当の締切はいつなの?」問題。◯日中ってその日の営業時間内に提出なのか、それとも24時がデッドラインなのか。たまに、「金曜締切ってことは月曜の始業時間まで?」なんてツイートを目にすることもありますよね(苦笑)

会社員として働く私からすると、(もっと余裕を持てたらそれが一番いいですが)◯日締切、という場合は◯日の営業時間内に提出するのが一番いいと思います。万が一それより遅くなり提出が夜になってしまう場合は、「19時には間に合いませんが◯時頃提出いたします」という連絡を入れられるといいですよね。

②誤字脱字、表記揺れをなくす

これもごくごく当たり前のことですが、締切ギリギリに完成させると何度も確認する時間を取れないこともあります(完全に自分への反省です)。

また、自分の目でチェックするのには限界があるので、ツールを使うのもいいと思います。

▼おすすめのツール

  • Pearls Extension:間違えやすい文字を登録して、視覚的に確認することができます

  • 文賢:こちらは先日上司の方から使ってみるといいよと勧めてもらいました

他にもこれいいよ!というツールがあったらぜひ教えてください!

③論理構造を確認する

「正しい論理構造にする」ということは、一見当たり前のことなのですが、私自身すごく苦手なんですよね……。

例えば、「好きな食べ物」という見出しのなかで、オムライス、ハンバーグ、と小見出しが進んできたのに、「食べ物は温かいうちに食べるのがおすすめ」という小見出しがいきなり出てきたら変ですよね。オムライス、ハンバーグと並列できる内容ではありません。

この場合、別で大見出しとして分けるか、他の大見出しのなかに入れてあげる必要があります。

▼NG例
<h2>好きな食べ物</h2>
       <h3>オムライス</h3>
       <h3>ハンバーグ</h3>
       <h3>食べ物は温かいうちに食べるのがおすすめ</h3>

▼OK例
<h2>好きな食べ物</h2>
       <h3>オムライス</h3>
       <h3>ハンバーグ</h3>
<h2>食べ物は温かいうちに食べるのがおすすめ</h2>

上記の例はわかりやすいですが、もっと難しいテーマの文章だと、論理構造のずれが起こっている文章は結構あると感じます。私自身何度も上司に教えてもらい、現在もトレーニング中です。

取材記事であれば一度文字起こしした文章を話題ごとに書き出して構造整理をする、取材記事でなければ一晩寝かせてから目次を見返す、などが有効な確認方法ではないでしょうか。

④媒体に合わせて文章を装飾する

もちろん装飾は編集者のほうでする、という方もいると思いますが、編集者として働く私としては装飾までしてくれるライターさんはとてもありがたいです。

また、媒体によって見出しの付け方や文体なども異なるので、過去の記事を見てなるべく近い形で提出してくれるライターさんは重宝されます。

⑤不確実な数字にはデータを添える

取材で専門家の方が話していた数字でも、間違っていることもあります。

数字が正確かどうかを確かめるのは編集者の仕事ですが、「ここを参照しましたよ」という意味でリンクを載せてくれるライターさんは本当にありがたいな……と思います。私も見習いたい。


ここまでライティングで気をつけたいポイントについてお話ししてきました。駆け出しライターさん、初心に返りたいライターさんのお役に立てたら幸いです。

ここからは個人的な内容になりますが、最後までお読みいただけますと幸いです!

2022年の振り返り

2021年の10月に入社して、本当に怒涛のような一年でした。

2022年は会社のコーポレートアイデンティティ(CI)が変わったタイミングでもあったので、事業と一体となっているオウンドメディアの方針も内容もガラッと変わりました。私自身の業務内容も(手探りで)SEO→社員が書いた記事の編集→記事の企画、執筆、編集→またまたSEO &編集という感じで変わっています。

業務内容が変わったときはどうやって成果を出していけばいいかわからず戸惑いましたが、丁寧に教えてくださる先輩方のおかげでどの業務にもポジティブに取り組むことができました。

自分から環境の変化を望むことはあまりないタイプなので(良くも悪くも何でも継続できるタイプ)、次々と新しい業務にチャレンジできた環境はとてもありがたかったです。

2022年は目の前の業務にいっぱいいっぱいになることも多かったので、2023年は自分の仕事の意味、どう貢献していくのかということも考えて日々の業務に取り組んでいきたいです。

そして2023年はもっとワクワクするほうへ!

2022年に書いた記事

最後に私が今年書いた記事を紹介させてください。

2022年私の中で一番の記事といえばこれ!「インハウスエディターが身につけたいスキル」という私が心の底から知りたい内容を取材できたこと、そしてふじじゅんさんのおかげで多くの人に読んでもらうことができました。

▼そのほか執筆した記事たち

▼執筆はしていないけど体を張った番外編

自分名義で書いた記事は以上ですが、実は現場社員のライティングサポートなどもしていたので、公開した記事の8割以上はチェックなど何かしらで関わっていたのでは……?と思います。

来年はもっと紹介できる記事が増えたらいいな!頑張ります!最後までお読みいただきありがとうございました☺️

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