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何もかも忘れて小説『方舟』を一気読みしました

最近、本読んでなかった。さいきんって、多分10年くらい。

昔は本が大好きで。
続きが気になってドキドキしながら読み進めて、ページをめくる手が止まらなくて、でも楽しみの本を結末まで全部読んでしまうのはもったいない!と葛藤して、でも気になって、結局夜を徹してぜんぶ読んでしまう。

そんな読書体験をしていた。
好きだったのはハリーポッターや、ダレン・シャンなどファンタジー小説や、東野圭吾、村山由佳などなど。

読書をしているとき、脳は深いリラックス状態にあるらしいが、
物語に没頭している時間は人生そのもの。

産後、ストレスがぐんと増え、
空き時間はYoutubeやマンガやゲーム、すなわち電子機器に時間とエネルギーをぐんぐん吸い取られていた。

楽しいんだけど。好きなコンテンツも多いけど、異様な中毒性や、みたくもない広告群、
画面から目を離した後の倦怠感がやばすぎた。


久しぶりに、本、読もうかな。

思い立って、本の好きな旧友におすすめを聞いた。

深夜にLINEし、「とにかく面白い本」「どんどん読み進めたくなるやつ」を教えてもらう。

15分後にはわたしは購入ボタンを押していた。


紹介してもらったのはこちら!

夕木春央『方舟』
である。

プロローグの前の、旧約聖書の抜粋が不気味である。

この文章、はじめはミステリアスな雰囲気を感じたくらいだったが、

読み終えた今あらためてこの一文を読むと、
ぞっとする。。

久しぶりの小説。
ちゃんと集中して読めるか心配していたが、さいしょから引き込まれた。


ストーリーとしては、極限状態での謎解き小説である。
長野県の山の中。謎の地下建築に、人間たちが閉じ込められてしまう。

早く脱出しなければ全員死んでしまうかもしれない極限状況で、
なぜか殺人事件が起こる…

クセのない文体、クールな描写でものすごく読みやすく、とにかく話がめちゃくちゃ面白かったです…

エピローグ読んだ後の衝撃がやばくて、だれかとめちゃくちゃ語りたくなる。

超ネタバレ厳禁の作品ですので詳細は書けませんが、
え?え?もしこうだったら?もしあのひとがこうしてたら?どんな結末だっただろう?!

あれこれ考えてしまい、もう、、楽しみつくしました。
続きを早く読みたくて、きらいな家事も放り出し がんばりました(^^)

結局夜遅くまでかかって最後まで一気に読んでしまった!

極限状況の地下建築に脳内トリップしながら、

主人公と謎解きしつつ、
ページもどりながら推理しつつ、、
結末は想像をはるかに超えて、、

始終ハラハラして、脳に汗かく感覚。久しぶりでした。

うううサイッコー!

小難しい描写なくてスイスイ読めるので、
普段本読まない人も楽しみやすいです。

さあ、何もかも忘れて、一気読みせよ!!

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