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なんでわざわざ、子連れで移住したいんだろう

昨日は移住候補先で内見に行った。

車で2時間かかるし、暴れ馬である4歳児を連れて行くので大騒ぎである。かなり早起きして、7時過ぎには家を出ることができた。

不動産屋にいく前に、まず海岸へ。

茅ヶ崎の海岸が大好き。

子どもは勝手に遊んでくれるし、大人は座っていられる所が素晴らしい。
そこらの公園ではベンチが空かなければ座れないしゴミゴミ混んでいて気まずいが、砂浜ならどこでも座っていい。母なる大地に父なる海が子連れを温かく受け止めてくれる。

一人で来て本を読んでいる女性がいた。サイクリングしているおじさんがいた。ボーッとしているお兄さんがいた。

サーフィンの多い海岸もあるけど、ここは黄昏ている人が多いから好き。
リラックスして楽しんでいる人が多いところが好き。


車に飽きていた子どもは降りることができてうれしそう。
大きな石を集めては運搬作業をしていた。
「いしやさんですよー!」

普段は私が疲れ切っているのでお店やさんごっこも付き合ってやれない。子供は「誰も来てくれない…」とOPEN直後の閉店をキメることが多いのだが
挫けずに新店をオープンし続けるメンタルが素晴らしい。

今日は海に来て気分がいいのでお店に行ってやれた。

お客が来たので子供は喜んでいた。
「かけいし」をすすめられた。他の石を引っ掻くと字を書くことができるようだ。へー面白いね。かけいしって言うんだ。

他にフランスパンとケーキを模した石ととにかくでっかい重い石などがあった。なかなかの品揃えである。
じゃあこれください、と「かけいし」を買った。1500円もした。「ぺいペい」が使えたので良かった。

海でボーッとしながら何か食べたり飲んだりした。
「海がキラキラしてるね!」と子供が言っていて嬉しくなった。

おばあちゃんになっても、海に来れたら幸せだなあと思う。
人生はどこにいたって大変なことが多いから、それなら海がそばにある暮らしをしたいなあと思ったのだ。

子供はヒトデの死骸を見つけて、どうしても持って帰ると言って聞かなかった。ジップロックに入れると、袋の上からヒトデを揉んでいた。


不動産屋へ行き、子どもを宥めながら内覧に2件行った。
本当なら20件くらい行きたいところだが、暴れ馬の4歳児が一緒であるので、2件でも息切れする。

最近湘南の移住者はかなり多いらしく、賃料は高め。
現在の収入だけで住めるのは
・海から離れた広めのボロ屋か、
・海近くの狭めのボロ屋かの2択。

2件目。隣の部屋の住人は挨拶も返さずに不動産屋さんのお兄さんだけにコソコソ話に行っていて、かなり嫌な感じだった。

移住するということは。

全然知らない土地で、嫌な隣人もいるかもしれないところに行くと言うことなのだな。

今回はわかりやすかったけれど、うちは子連れでうるさいし、嫌な思いをさせたり、気を遣って疲れてしまうことがあるかもしれない。そのために子供にキツく言わなければいけないこともあるかも。

実家の近くで便利な住まいを手放して、子供はお友達やばーばとも離れて、嫌な隣人もいるかもしれない土地に、なんで住みたいんだっけ?

なんかモヤモヤする。
もっといい答えを何か出せるんじゃないか?
と感じた訪問だった。


夜は実家でWカップを一緒に見た。

子どもは母に「さっき揉んだヒトデの死骸」と、「松ぼっくり」をプレゼントしていた。

ドン引きするかと思ったけどニコニコ受け取っていた。
一応「う、海の幸と森の幸だよ!」とフォローしておいた。すぐに捨てたほうがいいと思う。

サッカーは負けた。しかし最後まで応援をがんばったので満足だ。

大人がサッカーばかり見て遊んでくれないため4歳児が「コスタリカ頑張れー」とアンチに舵を切っていたのだが、最後は「日本頑張れー」と言ってくれて嬉しかった。


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