子の発熱とお泊まり保育夢ツアー

立て続けにきついことがあり、いよいよ胸焼けがしてきている。

まず先月に5歳児が40度くらいの熱を出し、
全然下がらず、史上もっとも楽しみにしていた幼稚園のイベント、「お泊まり保育」を欠席した。

お泊まり保育とは、その名の通り、幼稚園に泊まる行事である。

本年のプランでは、日中はみんなで遠足がてら外のテーマパークで遊んだ後、プールをして、花火をして、寝る前にはお楽しみ会がある。

子どもたちは大好きな先生やお友達と沢山一緒にいられる。

それはそれは夢のようなツアーなのだ。
お泊まり保育に向けて、おねしょをしないように練習をした。お泊まり保育のためにがんばろうねと励ました。

当日。熱を測ったら39.6度だった。

子は泣かなかったが、私は号泣した。

ベストを尽くしたのに、なんで。
2度も熱が下がってきていたのになんで、なんで今、こんなにも。

3日前に発熱し、病院に行った。
「風邪　早く治す」で検索して出てきたやり方を可能な限り実践した。
換気、湿度管理。

それでも子供は全然寝てくれないし、熱は繰り返し上がった。


人見知りで臆病な私とは違い、なんでも楽しめるタイプの息子。先生のことも大好きだ。

幼稚園にお泊まりするだなんて、どんなにか彼は楽しんでくることだろうと思った。震えるほど行かせてやりたかった。


幼稚園にも相談した。
途中参加でも、部分参加でも大丈夫ですよと、温かい言葉をもらっていた。

全然熱が下がっていないけど、もしも熱が下がった場合には落ち着いていけるように、持ち物も揃えた。

下着にも名前を書いて、彼が1人でも着替えができるように分別して袋に入れて。大好きなポケモンのバッグはパンパンになった。


朝起きたら熱が下がっているかも、
昼寝から起きたら熱が下がっているかも。

繰り返し、期待し、こまめに換気し、加湿し、寝かしつけ、失敗し、

「最後は神頼み！」とばかり、玄関とトイレの掃除までした。

座右の銘は「座して太陽を待つことなかりしか。」なので。

ベストを尽くしてチャンスを待ったが、切ない結果であった。無念。

でも子がおそらく複数のウイルスに感染し、高熱と、湿疹もでていたのが　ちゃんと治ったので本当に良かった。

それは本当の気持ちだ。よく、やったのだ。