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月は私たちの想いや祈りを集めて銀河の中心に届ける役目を持つ~さとうみつろうさんのすごいお話


月は引力によって海水をも動かします。正しくは「地球全体が月の引力によって動かされますが、月に近い側がより強く引っ張られるため、その差異によって潮の満ち引きが起こっている」わけです。つまり引力そのものというよりは「引力差」によって起こっているということですね。



地球上で最も重いものは海水ですが、水とは過去の記憶であり感情です。(感情を侮ってはいけませんね!)月によって私たちの感情や情緒が強い影響を受けています。感情が押し寄せたり引いたり、まさに潮の満ち引きと同じです。占星術的にも、月の動きを観察していくとそれがよくわかります。



月が蟹座にある時は感情に引っ張られやすく、月が射手座にある時は前向きで大らかになります。出生時の月と運行中の月が同じサインにある時は感情が揺らぎやすいーーと仰る方はたくさんおられます。月の影響を受けていないものは地球上に存在せず、月は非常に二面的で深い示唆を与えている存在だと思います。



水サイン(蟹座・蠍座・魚座)の月や土星を持つ方は感情が不安定で、大きく揺れ動く性質を持っており、それにより感情の使い方や感情そのものについて深く学ぼうとしている方たちだと思います。感情部分に対して、月の不安定さや土星の制限とブロックがかかるために、感情を溜め込みがちで心理的脆弱さを抱えやすく、その葛藤に苦しみやすいのです。



また、感情=水なので、身体がむくんだり代謝の悪さを体感することが多くなります。私自身が月・土星共に水のサインですが、水分を溜め込みやすく、重度の気象病の持ち主です。低気圧が近づくと身体が重く眠くなり、雨が降る前は動けないくらい調子が悪くなることが多いです。感情体や体内の水分がダイレクトに外界(自然や宇宙や家系的ルーツ)と接している感覚があります。



水は滞ると澱みます。水とは循環してこそ清らかなのです。感情も同じです。どんな感情もそのままでいいのです。しっかり味わって流してあげることがその役割です。感情とはダイナミックで美しいもの。それを否定したり隠したり、内側に溜め込むこと(過去に囚われること)が問題を引き起こします。



月がツキを呼ぶというのは案外マユツバではなく、感情を掴まず清らかな水のように、常に流すことができる自分でありましょうーーという自然の教えだと思います。そのように在ることが最も現象や運命を自然で健全に発露させることができるということ。想いのエネルギー(感情・想念)は内側で停滞させず、すべて銀河に還しましょうということです。感情=過去に囚われず、いつも軽やかで自由に流れることの重要性を教えているのですね。



新月の時に伐採した木材(主に竹や檜)は千年持つと言われます。これは新月時の木材が水分を極力含まないため、腐りにくく反りにくく、虫食いやカビにも強く燃えにくいからです。つまり、水がカナメです。※新月とは新月に向かう時(下弦〜新月直前)であり、新月を迎えた瞬間のことではありません。



私たちは長い間、大自然と天体の動きと共に生きてきたのに、近代に入ってからはそれが失われたため、多くの苦しみや歪みを引き受けていると思います。旧暦は月の運行に合わせて作られたものであり、かつて私たちはそれを中心にして生活を営んでいました。



旧暦の1日は必ず新月、旧暦の15日は必ず満月となるように作られています。しかし、数日のズレが生じているため、なぜだろうかと調べてみると、さとうみつろうさんの月の動画に辿り着きました。


やはり、新月になってしまった瞬間はすでに満月に向かうエネルギーを宿し、満月になってしまった瞬間はすでに新月に向かうエネルギーを宿しているということです。新月や満月、さらには春分点・夏至点・秋分点・冬至点という極めて重要なエネルギーポイント(これらはすべての変化を引き起こす大元)と同期するには、そこに向かっていくエネルギーが最大になる期間を利用することが重要です。



お盆という概念は日本に限ったものではなく、世界中で同じような儀式が行われてきました。日本におけるお盆とは旧暦の7月15日のことであり、満月に向かうエネルギーが最大になる時のことです。今年、2024年において、旧暦の7月15日に当たるのは8月18日です。満月は8月20日ですので、8月18日から満月を迎える直前までが、まさにドンピシャなポイントになるのでしょう。



みつろうさんの仰ることをまとめると以下のようになるかと思います。
⚫︎旧暦の特定の日に祈ることで、想い(重い)を宇宙の中心に向けて発動することができる
⚫︎夏の夜の満月に祈りという儀式を行うことで、死者(あの世・神意識・全体性)との交流ができる
⚫︎それは月の引力(重力)を抜きにしては起こり得ないことである
⚫︎月がその引力を最大に引っ張っている方向の先にあるものは最も近いブラックホール(特異点)であり、それは銀河の中心点である

これが本来のお盆の時に起こっている天体現象



みつろうさんが仰るには「この時、月がエネルギーを集めている焦点、そこには射手座のAスターがあり、それは天の川銀河の中心点(ブラックホール)である」と・・・鳥肌が立ちました!銀河の中心点とはすべての意識エネルギーの中心点です。やはり、月が教えていることは個を超えていくこと、過去から自由になることです。苦しみと分離感の大元である自我を超えて全体性を獲得することです。



私たちには自我というエゴがあります。私が認められたい、人より優位でありたい・・・それも勿論必要なことです。でも、自我の範疇で苦しみ尽くすと、やがて降参する段階がやってきます。私という個を手放す時です。私の正しさ、私の好き、私の価値観、私の考え、私の苦しみ、私の悲しみ・・・それをとことん体験したならば、必ず自我の自力の限界にぶち当たり、意識は全体性に向かい始めます。(反転・統合・ゼロポイント)



重力=重いの力=思いの力・想念・祈り
過去に起因して物事を生じさせる力=因縁・カルマ
愛とは吸引力・統合する力であり、その反対は分離させる力です。



感情や想いや祈り、想念の力だけが重力を超えることができます。この宇宙で時空を超えることができる唯一の力です。だからこそ、月を超えて太陽の意志を発動させることが重要なのです。もう親や先祖の負のスパイラル・コピーを生きるのを止める、過去の続きを生きるのを止めること。そのために、今年のお盆には祈ってみませんか。私たち自身もご先祖もすべての存在も過去を断ち切り、安らかに軽やかにありますようにと・・・



そもそも、カルマとは悪い意味ではありません。カルマ=因縁と捉えると、日本語のニュアンスとしては悪因のように感じますが、そう捉えてしまうことはお勧めできません。なぜなら、この世に生まれてくること自体が罪の結果であるというイメージを集合意識に植え付けてしまうからです。



元々はインド哲学から派生した言葉だと思いますが、カルマとは純粋に「原因」です。物事や現象を生じさせる力そのものを指します。そこに善悪はありません。宇宙には善も悪もなく、私たちがそれぞれに善とするもの、悪とするものが存在するだけです。(それが自我です)そのジャッジがきつければきついほど、人生には制限が多くなり、苦しみに満ちたものになります。



過去の重たい感情や想いに起因してこの世に生を受けたならば、それは呪縛や清算となりますが、ただ体験したいという純粋エネルギーにより生まれてきたならばそれは祝福です。そのどちらになるかは、今世、私たち自身の月をどのように扱うかによって大きく左右されます。(勿論、土星やその他の天体獲得も必要ですが、過去からの負の心理的パターンの解消という意味ではその土台となるからです)それを端的に示しているのが月のノード=ドラゴンヘッド&テイルです。



みつろうさんは「顕在意識とは個の私たち自身であり、潜在意識とは自分以外の他者のことである」と仰います。「私の正しさ・私の好き」にしがみ付くとそれ以外は「すべて間違い・嫌いなもの」になります。受け入れられないでいるもの=潜在意識です。目から鱗が落ちるくらい的確な表現だと思います。私というフィルターを全体に返していくことができるほど、私たちは満たされて幸せに生きることができるということですね。


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