ユリシス

「水瓶座時代の歩き方」を太陽射手座的に発信しています。猫と星読みと地球が好きです。  …

ユリシス

「水瓶座時代の歩き方」を太陽射手座的に発信しています。猫と星読みと地球が好きです。   https://youtu.be/mEaoeK5ip9U

マガジン

  • マドモアゼル愛先生の月欠損論をきっかけに月の二重性について考察を始めました。進化占星術や心理占星術と併せて、独自に月を解釈させていただいております。これからの時代、占星術の中でも月は益々変化していく余地があるかもしれない重要で興味深い天体です。

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    天王星、海王星、冥王星を主体とした記事をまとめています。

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月はトラウマ〜月は太陽の光を必要としている

月は過去に由来する天体です。月は私たちが過去(過去生)から繰り返してきた<感情の使い方の癖>であり、その大元は<不安>です。こうなったらどうしようという深い場所にある不安、それは私たちが最も避けたい追体験でもあります。<無意識下で怯えている要素>が月のサインに秘められています。 (主に海外の)占星術師さんの中には「月や土星から過去生がわかる」と仰る方もいます。私自身は非常に腑に落ちる内容です。月とは私たちが過去に体験したトラウマのようなもので、月が暴走する時はいわばフラッシ

    • 太陽と月・男性と女性ではその扱い方が異なる

      月は肉体レベルに付随するもので、本能的な安心感の在りかや感情を司り、肉体のコンディションも左右します。月という天体が教えてくれる重要なことは「感情を掴まない、常に新しい瞬間を生きる姿勢を身につける」ということです。それはつまり、月を大事にしつつも太陽に向かうということですが、このバランスや方向性が男性と女性では異なります。 月は28日程度で12サインを一周します。それくらい忙しく変化を繰り返す天体です。感情はあなたの本体ではありませんよ、感情とは次々に移ろいゆく儚いものです

      • アトラス彗星〜太陽系外からの使者

        先日、美しく神秘的なアトラス彗星が日本でも見られましたね。次回、この彗星を見ることができるのは8万年後であるとか。(遠い目・・・)占星術では彗星を<太陽系外からの情報を持ってくるもの>と考えられているようで、一般的には凶兆を意味するとされます。太陽系の外からの情報やエネルギーを持ってくるというのは「人類がまだ到達していない意識状態と在り方がもたらされる」と言い換えることができそうです。なんともアクエリアス⭐️ 彗星も太陽系の軌道を巡る星であり仲間です。占星術における吉凶は時

        • ZOOM勉強会のお知らせ

          ※こちらの募集は定員に達しましたので、終了しました。 ありがとうございます。(10月18日追記) テーマ:土星を掘り下げる 日時:11月27日(水曜日)12時から14時半まで 料金:六千円(後払い・銀行振込み) 定員:6名様 何か重荷を背負っている感じがする、どこか自由になれない感じがする、いつも何かの制限を受けやすい、自分を枠の中に閉じ込めてしまう・・・そんな感覚を持っている場合、土星について掘り下げることがおすすめです⭐️ 土星は物質世界の王様。過去から持ち越して

        月はトラウマ〜月は太陽の光を必要としている

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        記事

          水瓶座冥王星は確実に動き出している

          連休最終日、枝豆を買うために丹波篠山へ行きました。この時期は農家の畑から枝ごと収穫させてもらうことができる「枝豆狩り」で賑わいます。丹波は黒豆や栗などの質の良い農作物が特産品です。ですが、今年の枝豆はあまり出来がよろしくはありませんでした。 これだけ高温続きだと、作物に影響が及びます。今年は梨やさくらんぼなど広い範囲で打撃を受けていて、出荷停止に追い込まれる農家さんもあります。気候変動なども偶然に起こることではないと思います。占星術を学んでいると、人間の意識と起こってくる出

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          2025年のビッグウエーブと土星海王星合

          2025年は大きな天体の動きが連続します。それはまるで巨大な天体ショーです。来年は「激動の年」と言われますが、私としては「ビッグウエーブな年」と表現したいです。どんな大波が来ても、それと同期してうまく波に乗ればいい、波乗りを楽しめばいいーーわけです。天王星や海王星がサインを変える時は、確かに災害や大きな出来事が起こりやすいですが、必ずしもそうなるわけではありません。(統計とは数字のマジックでもあるのです)未来を心配するよりも、何があろうがなかろうが「大丈夫!」と言える私たちに

          2025年のビッグウエーブと土星海王星合

          感情が暴走する時〜月と火星

          ochiyoさんの記事を読んで、もうその通り!と膝を打ちました。月が暴走して自爆したり、いらぬことを口走ってしまい自己嫌悪に陥ることはありませんか。学習しない私は年に数回程度、そんなことがあります。その後はお決まりの「イヤーな感じ」に襲われます。 月の満ち欠けが私たちの心身(特にメンタル)に影響を与えることは多くの人が体験していると思いますが、それよりも強い影響を感じるのはネイタル月とトランジット月が重なった時=月回帰の時です。今更ながら、なんだよ、やっぱりそうなのかよ〜っ

          感情が暴走する時〜月と火星

          月のノードが逆向きに進む意味

          通常、天体を始めとする占星術の基本概念は12星座の並び順通りに進んでいきます。(ホロスコープ上では反時計周りの方向に進む)でも、逆向きに進むものがあります。たとえば約二千年ごとに移り変わる大きな時代区分がそうです。これは宇宙的春分点の移動によるもので、約二万四千年をかけて一周します。現在はその春分点が魚座から水瓶座に移ったばかりと考えられており、そのため、これからの二千年間は水瓶座時代と呼ばれます。 春分点とは黄道(地球から見た太陽の運行ルート、天球上における見かけ上の太陽

          月のノードが逆向きに進む意味

          不幸自慢・運命論はいらない

          先日、私とほとんど同じ出生図を持つクライアント様との出会いがありました。誕生日は二日違いですが、出生時刻がほぼ同じなので、全てのカスプが同じです。アングルは度数までもがほぼ同じと言えます。違うのは太陽と月のハウスのみです。それでも、アスペクトの強弱などに多少の違いが出てきます。 ここまで同一のホロスコープを持っているならば、さぞ似たような人生を歩んでいるのだろうと思うかもしれませんが、実際は全く違います。それでも、内面的に似たところはたくさんあり、お話が弾むとても楽しい時間

          不幸自慢・運命論はいらない

          天秤座新月〜月とブラックムーンリリスの合

          明日・10月3日の新月は天秤座で起こりますが、色々と興味深い配置になっています。中でも目を惹くのは、月とブラックムーンリリス(黒い月)がピッタリと重なっているという点。これは珍しい配置だと思います。いわば、物質的な目に見える月と霊的な目に見えない月が一体化している状態です。実相と仮相のマリアージュ・宇宙的特異点のようにも感じられます。 新月図は次の新月までの期間(約一ヶ月間)に適応されます。でも、その途中には満月が起こるので、明日から数日間(10月3日ー10月7日くらいまで

          天秤座新月〜月とブラックムーンリリスの合

          外科的処置を受けた時の三重円と来年の流れを知る方法

          占いの世界では、年末(10月ー12月)に起こったことは翌年の流れを象徴していると言われます。今年は歯に悩まされた年でした。2023年の手帳を見てみると、昨年末は占星術の講座を複数受けたり、映画の自主上映会を主催したり、自己表現や創造性の新しい方向性を探していた感じがあります。そして、なぜだか突如、10月に歯医者へ行き始めています。銀の被せ物を外してセラミックにしようと思い立ったのでした。この時点では、特に痛みがあるとか大きな問題を感じているわけではなかったんです。 2024

          外科的処置を受けた時の三重円と来年の流れを知る方法

          10月3日・金環日蝕〜月のノード

          9月も最終日となりましたね。10月3日には天秤座で新月となりますが、同時に金環日蝕が起こります。(日蝕は新月、月蝕は満月で起こる)日本では今回の日蝕を見ることができないのですが、占星術における「日蝕・月蝕」は大きな意味があるとされています。 太陽と地球の間を月が通過することで太陽が隠れてしまうのが日蝕、太陽と月の間を地球が通過することで月が隠れてしまうのが月蝕です。蝕が起こる時に私たちが受け取る影響はかなりの個人差があるとされます。それが追い風となるか、風当たりの強いものと

          10月3日・金環日蝕〜月のノード

          金星の年齢域とその重要な役割

          金星の年齢域は8歳から15歳であるーーというお話を聴きました。一般的には月の年齢域が0歳から7歳、水星の年齢域が8歳から15歳、その次に金星の年齢域(16歳から25歳)があるとされています。でも、よく考えてみると確かに違和感しかありません。 月の時代は肉体と感情体を作り出す時期です。親から与えられた『いわば仮の肉体』から自分自身の肉体が作り出される時。この時期は感情を自由に表現してもいいということを学びます。月の時代に感情が制限されると、自分らしさや個性の核が消えていきます

          金星の年齢域とその重要な役割

          30度の尊くディープな関係

          30度はマイナーアスペクトに分類され、セミセクスタイルと呼ばれます。この30度はあまり強い影響はないと解釈されます。が・・・実はとても大きな働きを担っています。一つ前の星座と一つ後ろの星座を合わせた3つのサインの総体でそれぞれのサインが成り立っているとも言えます。 30度の関係は「街中で偶然に隣り合わせた人のハンカチを拾ってあげる」とか「ちょっとした偶然の出会いにより小さな影響を与えあう」とか、そんな程度の働きであると説明されたりします。確かに起こってくる現実的作用・現象的

          30度の尊くディープな関係

          ペットは何ハウスか

          占星術では、ペットは5ハウスまたは6ハウスの象意にあたると言われています。5ハウスは「私の喜び」を意味する部屋なので、なるほどと思います。また、ペットの存在を6ハウス的に捉えて「毎日のルーティンとしてお世話をする相手」と考えると、一理あると思います。でも、個人的には全くしっくりきません。 占星術における象意は複層的であることの方が多いのではないだろうか、そう感じることは度々あります。きっと全てがレイヤー構造になっているのでしょう。ペットが5ハウスや6ハウスの管轄にあたるーー

          ペットは何ハウスか

          社会的役割としての土星ー社会天体の意味

          土星は制限や重圧、課題を与えます。権威や権力を持った目上の存在としての父親でもあります。土星のサインとハウスにおける事柄に対して、私たちは苦手意識を抱き、満身創痍でそこに向き合っていくことで大きな成長を果たしていきます。 人生の前半、土星は苦しみを与えますが、そこから逃げずに向き合っていくと、やがて土星の示す事柄のプロフェッショナルになれます。これが土星の本当の目的です。人一倍、苦しんで悩んで、それぞれの土星の課題に向き合っていくことで、やがてその分野のプロとなり、そこで得

          社会的役割としての土星ー社会天体の意味