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30度の尊くディープな関係

30度はマイナーアスペクトに分類され、セミセクスタイルと呼ばれます。この30度はあまり強い影響はないと解釈されます。が・・・実はとても大きな働きを担っています。一つ前の星座と一つ後ろの星座を合わせた3つのサインの総体でそれぞれのサインが成り立っているとも言えます。



30度の関係は「街中で偶然に隣り合わせた人のハンカチを拾ってあげる」とか「ちょっとした偶然の出会いにより小さな影響を与えあう」とか、そんな程度の働きであると説明されたりします。確かに起こってくる現実的作用・現象的には薄いのですが、水面下では非常に強い関係性を持っています。


12サインは一つ前の星座をアンチテーゼにして、一つ後ろの星座へ向かおうとします。たとえば、双子座は一つ前の牡牛座を反面教師にしてより高みに向かってジャンプすることで、一つ後ろの蟹座へ向かっていく。



そのような力学が働き、360度=円・球体としての永遠の循環運動が行われていきます。それは螺旋状の上昇運動であり、それを繰り返すことで人類と宇宙全体が進化への歩みを止めないための仕組みが働いています。



そして、一つ前の星座が動機であり、一つ後ろの星座が目的でもあります。これが腑に落ちているかどうかで、私たちの進化へのプロセスは違ってくるのです。たとえば、牡羊座の隠された真の動機は魚座にあり、その行動の目的は牡牛座にあります。



牡羊座がエネルギッシュに世界と関わり強い自我を発揮していく、その本当の動機は「苦しむ人や世界を救いたい、あらゆる境界を超えていきたい、全てを受容したい」ということ。牡羊座のストレートさや激しさの裏側には深い慈悲慈愛への祈りがあるということです。



そして、牡羊座の本当の目的は「自己価値を高め、自分が自分であることを思い切り感じて、この地球で豊かな生命感覚を満喫したい」ということです。地上のあらゆる恵みや体験を通じて、本当の意味で豊かに生きたいと望んでいるのですね。



射手座が自由に精神の広がりを求め続け、また正義や人道的世界という社会性を重要視するのは、そこに蠍座的な動機が存在しているからです。射手座がそのように生きるのは「人や世界と深く繋がり一体感を感じたい、真実に至りたい、世界を丸ごと愛したい」という切な願いがあるからです。そして、その目的は山羊座のように現実的成果を出すことです。



射手座が山羊座的な目的を見失うと、机上の空論という精神世界、独りよがりな正義感の中に落ちてしまいます。世界を良くしたいなら、精神論だけではダメで、綺麗な部分も汚い部分も含めて丸ごと人を愛し、現実的な豊かさと成果を出していくことが重要です。人生そのものに応用できる知恵として表現できるように、あくまで現実に即して生きること。



全ての星座にはポジとネガがあります。特に自分の星座の次の星座へ進むことには強い抵抗感や苦手意識を覚えます。太陽射手座の私は次の山羊座が苦手ですw現実的に成果を出す、社会の中で評価や信頼を勝ちとるという意識がとても薄いです。でも、一つ後ろの星座へとジャンプすることを避けると、ダークサイドに落ちてしまいます。



たとえば、天秤座が次の蠍座を避けると、ただの八方美人・事なかれ主義に陥ります。人や世界と深く関わることや本当の自分を曝け出すことを避けることで、傷つかないように自分を守るだけの自己防衛一辺倒な生き方になります。傷も痛みも恥も負わない代わりに感動も成長も薄い人生になるのです。


水瓶座が次の魚座を否定すると、頑固で独りよがりな変人になります。多様性や違う視点を拒絶することで、せっかくの高度な叡智や能力も誤解されて終わるでしょう。魚座的な慈悲慈愛、全ての救済という本当の優しさを広めていくことを念頭に置くことで、水瓶座の天才性はようやく世界を高みへと引き上げるものになります。



双子座が次の蟹座を拒絶すると、ただの器用貧乏で終わります。表面的で刹那的な生き方に埋没してしまい、結局はどこにも属すことができない根無し草の寂しい人生になります。自分自身の暗い感情と向き合い、内側に内的な居場所(普遍的で霊的な聖地)を作り出すこと、感情面の安定と強くしなやかなメンタルを得てこそ、双子座の卒のないマルチな能力が生かされます。



一つ前の最座が示す動機とは純粋で嘘のないものです。それが透けて見える時、感動して胸を打たれます。内側にある魔法の種であるその動機・魂の願いを大事に温めながら、一つ後ろの星座へとジャンプしていく。勇気と克己心を持って、次のステージに向かう。



一人一人が地球を支えている。みんながいないと地球にならない。学び合い、生かしあってこそのこの世界であることを、30度は教えてくれます。
3つはワンセットと考えると方向性を見失うことはありません。一つ後ろのサインから学ぶことは本当に大きいですね。

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