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「外国人材への理念やスキルの承継を」 今日のゆりりん2020.11.13

「外国人材への理念やスキルの承継を」
今日のゆりりん2020.11.13

(写真)シクラメンの新芽

コロナはチャンス!
楽しく仕事してますか?

特定社会保険労務士
西垣裕里(ゆりりん)です。

今日は、
2020年11月11日放送
「日本で暮らし続けたい~ルポ“在留資格”のない子どもたち~」
NHKクローズアップ現代プラス
<気になったキーワード>
・オーバーステイ≠悪

<ゆりりんコメント>
オーバーステイの問題だけでなく
広く外国人材について
考えます。
まず、
私が外国人労働者を身近に
感じたのは、
労働基準監督署労災課での
労災請求事案での調査を
通じてです。
実際には、
突然労災事故に遭い
困っているひとたちが多いということ。
よく言われているように
わざとケガをする人はほとんどいない。
ただ、事故後にすぐ医療機関を
受診せず、
しかも
職場や自宅から離れた医療機関を
受診していたりするために
調査となる。
その中で聴き取りをすると、
「以前受診したことがあったから。」
とのこと。
それだけ医療機関へのアクセスが
日本人ほどできないということ。
でも、
日本人だって
医療機関ならどこでもいいという
ことはないのだから
むしろ自然ではないかと
思ったくらいだ。
オーバーステイにしても、
更新手続きの不備などを
理由とするケースも、
日本人にだって過失がある。
もちろん法律を守らなくても
いいとは言わないが。
自国に戻れない様々な事情を抱える人たちが、
かつて日本経済の下支えとして
安い労働力で働いていた過去や、
その昔、
日本人が仕事を求めて
ブラジルへ渡り、
そこで仕事を得て生涯を終えた
ことを思うと、
共生社会を考える番がきた
と思っている。
オーバーステイだと
仕事もできない。
その子どもたちも
見た目は黒人、
でも、
話す言葉は流暢な日本語。
同質性を好み、
異質なものを拒むことは
日本だけではないらしいが、
(なんとあのデンマークでもそうだという。
だからこそ、子どものころから違いを教育現場で
学ばせるのだと。これには驚いたし、
日本との発想の違いを目の当たりにもした。)
外国人材の登用における
理念やスキルの承継を願って止まない。
外国人だからとの理由で
最低賃金だったりするのが現状。
安い労働力とみていると
当然労使紛争が起こる。
また、
日本の長時間労働やタダ残業、
あと残業可能な男性とその補助者としての女性
という職場環境の改善なしに
外国人労働者に頼ろうとすることには
反対だし、
職場環境が改善して
時間ではなく成果で評価される職場には
必ず人が集まると
考えている。
介護事業などの
処遇改善加算も
土日手当やお正月お盆手当に
割り振りたいものです。
また、
今回のコロナで
社員の雇用維持にためにも
雇用調整助成金を
活用したいものです。
ご相談承ります。
そして、
コロナを機に
日頃の労務管理の見直しを
お勧めします。
お気軽にお問い合わせください。

今日も、
発信記事を読んでいただきありがとうございます。

ゆりりん社会保険労務士事務所
「働きがいも経済成長も」
SDGs目標8
特定社会保険労務士 西垣裕里


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