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小島ブンコード孝子「『デンマークにみる普段着のデモクラシー』から病院再編統合を考える」NPO法人医療制度研究会


第115回講演会
基調講演「デンマークにみる普段着のデモクラシー」から病院再編統合を考える
演者:小島ブンコード孝子

主催:特定非営利活動法人医療制度研究会
日時:2023.11.11 14:30~

(目的)
北欧デンマークのデモクラシーに関心があり、いいところは見習い実践していきたいと思っている。その実践としての病院再編統合問題を医師の働き方改革問題と踏まえて、何か役立つ情報が欲しい。

(気になったキーワード)
「助け合うこと。」デンマークの小学生異口同音に「一番大事なこと」
少数派の意見を社会に反映
国への信頼と連帯
対話≠会話
合意点をすり合わせる=対話
個と社会のバランス
多様性の中の平等
話しあう
グループワーク(授業の80%)
何になりたいかで進学先を決める
出る杭は打つのではなく、育てよう!
マイナンバー=誕生日+4桁(誰でも言える)
ユーザーデモクラシー
家庭内のデモクラシー
平等=それぞれの子どもの伸びる時期に適切な教育
  ≠みんな一緒
人と違う意見を言いなさい。
子どもは生まれているが、高齢化も進んでいる。
教育にも医療福祉にも国費がかさむ。
看護士の絶対数が不足。


(第二部より)
宮城仙台4病院再編統合問題
4病院→2病院へ
県民にはブラックボックスの中、
当事者である県民や患者不在のなかで話し合いが進んでいる。
町内会や労働組合が声を挙げて地域医療を守る活動中。
感情だけでなくデータを踏まえて議論していく。
終着点は、みんなでいい医療を作っていくこと。
トップに立つひとがその時々の状況判断を。
クリティカルシンキング(批判的思考)



小島ブンゴード孝子・澤渡夏代共著「デンマークにみる普段着のデモクラシー 人びとが‟しあわせ”といえるわけ」より
かもがわ出版2023
「社員の評価は、何時間勤務したかで判断するのではなく、課題をいかにクリアできたかで判断すべきで、仕事に対する姿勢や勤務時間などは、あくまで自己管理に委ねられている。」





(つらつらTODO)

北欧デンマークへ視察研修に行ったのは、

2019年3月。

年が明けると5年になる。

帰国後、2週間ほどカルチャーショック状態だった。

希望だったのは、

「デンマークも100年前は、今の日本のように、男性は働きづめで女性は家事育児だった。今のような状態を求めて実現させてきた。」

という言葉だった。

対話。

森のようちえんや小学校でのグループワークによるデモクラシー教育。

子どもの頃からの土台があっての大人社会。

これはかなわないと思った。


合理的過ぎて窮屈な面もないこともない。

今回の講演でもあったが、

将来就く職業によって大学(無償)に進むかどうかが判断されたりもする。

でも、

それだけ国がその子どもの社会的役割にどんどん介入している証拠で、

今の日本の「8050問題(80代の親の年金で無職の50代の子どもが世話されている問題)」

は、かつては7040問題だった。


働き方改革と言いつつも、

働き方は一向に柔軟にならず画一的。

そこに対話が十分にあるわけでもない。

型にはまれないからハブかれているのに、

型にはめようとしても無理だ。

対話しようにも、

対話拒絶。

支援拒否。

関係が築けない。

働き方が柔軟になってほしいと切に願う。



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ゆりりん社会保険労務士事務所
ゆりりん行政書士事務所
西垣裕里(ゆりりん)
特定社会保険労務士
特定行政書士
精神保健福祉士
年金アドバイザー
認定ラフターヨガコーチングコーチ


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