無茶振りを楽しめるまでに積み上げてきたもの。予告ナシだから確認できた一体感

※沖縄国際大学キャリアデザイン論(第11回)授業を終えてのひとり振り返り

年内最後の授業を終えて、すぐに振り返りを書く予定が年を越しましたw
ということで、2022年ハッピーニューイヤー！！
みんなと過ごした2021年の学びを思い出しながら、年末最後の授業振り返りを綴っておきます。

↓前回(第10回)の振り返りはこちら

前回はチームで計画して動いてね、というほぼフリータイムな授業だったので「今回もチーム活動にほとんどの時間を費やせるだろう。」と思っていた人も多かも。
そんな授業にはしないのが、そう、ゆりりんなのです。
チームでの議論も活発になり、頼もしいなぁ〜と思う場面が増えたので、そろそろ挑戦度を上げたイベントを仕掛けよう、、、と企んでいました。なんの予告もせず、活動の流れも超ざっくりな提示(笑)

「さっさとチーム活動終わらせてー！今日はチーム解体して全然違う活動するよ」と謎な声かけをしてみんなを急かし、あらかじめ割り振っておいた番号を伝え、即席グループに分かれて着席。（ここまで何するの、、、とドキドキワクワク顔なみんな）

挑戦性を上げても大丈夫。の見極め

心理的安全性を高めることに重きを置いていた前半の授業では、楽しみながら実践できることを心がけてハードルが高くないようなワークを何度も繰り返す形で行っていました。(本人たちに自覚はないかもしれないけど)そんな実践の積み重ねを経て、感情や思考を他者へ言語化することにだいぶ慣れてきたんじゃないかな。

チームが決まった第4回目以降の授業からは、ほとんどチームメンバーとのコミュニケーションしか取っていない。それでも、チームメンバー間の信頼関係が構築でき、その様子が互いに伝わっていれば、教室全体の心理的安全性も高まっているのでは？という感覚値をもとに、今回は挑戦度の高い「ドキッ」とするような活動を取り入れてみたのです。(予告なしで心臓に悪いことしてごめんね)

チームメンバーを解体し、他チームのメンバーと混ざる形のグループをつくる。
そこで実施したのは、こんな無茶振り。

まず、このお題を見せた時のみんなの反応が凄かった。
わかりやすく、場が一瞬で凍ったよねw
私が伝えたことを思い出しながらまとめてみると、こんな感じだったかな？

今から、ひとりでプレゼンしてもらうよ。
自分のチームの取り組みをプレゼンするターンと、聞いたプレゼンに対してフィードバックするターンがあるからね。

プレゼンは２分間、フィードバックは３分間
フィードバックでは、イイね！はいらない。相手への肯定はみんな上手にできるから、その前提であえて改善点について指摘や意見をするようにしてね。

自分が言われるのを恐れて、相手にも言わないという姿勢になりがちだから、意識的に相手のアップデートを支援する気持ちでコメントしっかりよろしく！

それでは、スタートしまーす！１番の人手をあげて〜

というような感じで凍りついた雰囲気が続いたまま、勢いよく説明をして、プレゼン順を確認する時間に。
この時点でもうみんな踏ん切りがついたのか、一番の人はドキドキしつつもやるしかないって顔になってたね。無茶振りをYes,andできるって本当にすごいよ。頼もしい。

そして、プレゼンが始まると９グループで一斉に一生懸命話す声が聞こえてきて、ほんと感動したー。無茶振りで挑戦度上げすぎたかな…と正直不安だったから、この一瞬でその心配が吹き飛んだ。
私が思ってたよりみんな自信持って話せていて、教室内はみんなの背中を押す空気感で包まれてた。すごい一体感だった。

【写真】プレゼン後のフィードバックを付箋に書いて渡しているところ。頑張った後には、ご褒美欲しいよね〜と思ったので、メルティーキッスのチョコをプレゼント♡喜んでくれてよかった！

他者からの指摘を活かす力

無茶振りプレゼンを終えた後はチームメンバーのもとに戻り、それぞれ個人のプレゼンに対してもらったフィードバックを共有。
最終発表まで残り１ヶ月もない中で何をすべきか、構想していることを振り出しに戻すのか、進むのか…など、メンバー間での議論も活発で頭を抱えるチームも。

他者から色々指摘はあったにせよ、ミッションに対して自分たちが(現時点で)納得のいく解を導き出し、感じていることや考えを伝わるように伝える、ということが大切。なので、このフィードバックを全て鵜呑みしすぎず、自分たちにとって必要なものを取捨選択しながら最終プレゼンに向けて前進してほしいと思います。

もうすでに伸び代がすごいのだけど、最終発表まで残り２回。
やり切ろうーーーーーー！！！