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【授業編】フリーランスという働き方を伝える〜キャリア講義の記録〜

※2022年沖大キャリア開発論の授業 個人ふりかえりです

昨日の豪雨から一転、洪水で立ち往生したのが嘘のようにカラッと晴れた空。
家にいるのがもったいなくて、オンライン講義があるのに外出。お気に入りのホテルラウンジから大学のキャリア講義を実施しました。

大学2〜4年生へ向け「キャリアとは何か?」を捉え直すための位置付け。
対面で予定されていた講義がオンラインに切り替わる、ここ数年のあるあるな展開。それでも、大学生と関わる久々の機会が楽しみで、何を話すのがいいかあれこれ考えてしまいます。

わたしの生き方や働き方を約1時間にキュッと詰めつつ、話しすぎないように、みんながどんなところに興味を持つか聞けるように、余白多めの構成。
一言で伝えられない自分の働き方をどう話そうか迷いつつ、スライド10枚だけを用意して、チャットを活用しながら双方向の形式で進めてみました。

話の軸は、一緒にお仕事させてもらっている小宮さん(ファンシップ株式会社)が生み出したこの「キャリアポートフォリオ」を活用。

働き方の話をする際には欠かせない一枚。私の仕事を立体的に説明できる!


どんな内容が良いのか、毎回が実験!
今回は人数も30名程度と多くないし、先週までの講義でも学生みんなのリアクションがとても良いと聞いていたので、オンラインではやりにくい双方向なコミュニケーションも取り入れよう!と楽しみにしていました。
答えのないことだから面白いし、人が相手だからこそ、決めたことに縛られずに相手の反応をみて柔軟に話の内容を変える。そんなスタイルで実施させてもらいました。(毎回、このスタイルを受け入れていただきご依頼いただく先生方には本当に感謝です><)

チャットや独自アンケートから聞こえてきた学生のみんなの声に回答しつつ、どんな意図で話をしたか、みんなの声を受けて私が感じたこと、その場で伝えそびれたことを補足しながら書いてみますね。(受講生のあなたが読むことをイメージして…)


“フリーランス”って何ですか?

先生から簡単な紹介を受けた後、「フリーランスの人が身近にいる人?」と聞いてみると、スタンプで挙手してくれたのが1名。
30名の学生のうち、29名にとっては初めてフリーランスという働き方に触れるんだ。ということを認識して、できるだけ具体的な話をした方が良いなと判断。

一つの企業に勤めて働くわけでも、起業して経営するわけでもなく、自分で仕事をもらったりつくったりする…というわたしの働き方。
実は、恋愛観を話すことにすごく似ていて、結局は「誰と一緒に、どんな価値観を大切にしたいか」を中心として選択・決断していることを話しました。


わたしの背景

・沖縄県の中城村出身
・家から一番近かった、琉球大学附属小中学校に受験(最後はくじびき!)で受かり、ユニークな先生方に恵まれて、ワイワイうるさめな友達が多い賑やかな環境で過ごしていました。(今思えば、この時から複数のグループを自由に行き来しながら過ごす感じだったな)
・宜野湾市にある普天間高校、ハンドボール部でキーパーをしたり、生徒会執行部として行事づくりに夢中になったり。自分が人と関わることが好きで、社会課題に興味を持ったのもこの頃。
・米軍基地問題や政治に関心を持ったことで、卒業後は琉球大学法文学部の政治国際関係専攻に進学。
・学生時代に出会った仲間と共に、さまざまなテーマについて本気で語る(ディスカッション)するサークルを立ち上げ、その後起業します。(私は起業時、東京にある教育NPOでインターンを掛け持ちしていて、起業の事務作業などはあまり携わっていませんが…)
・2014〜2019年まで自分たちの会社で修学旅行生向けに学びのプログラムを提供する仕事をしていましたが、会社をたたみます。(この経緯は長くなるので、気になる人にのみ個別で伝えますね)
・2019年〜フリーランスとして働き始めます。お仕事の営業をしたことはないですが、すべて前職時代に繋がっていた方々とFacebookや対面で会う機会の話を通じて一緒にできることを模索し、仕事が決まっていく形で今まできています。


フリーランスとしてパートナー(人や企業)と働くために

特に私が一緒に働くひとへ確認する譲れないことは、
・束縛しないこと(時間と場所を固定されない、1社だけの付き合いは無理!)
・お互いの考えていること、感じていることを素直に話せる関係性でいること(コミュニケーションを大切にできる相手であること)

この2つが中心。

上記のことを伝え両思いになった相手、パートナー(企業)は複数います。
メインは2社で、教育と人材採用のお仕事。一見全く関係ないようだけど、「人との関係性構築を大切にする」という点で私にとってはすごく繋がっていて、双方の仕事がそれぞれに生きています…
採用については全く興味がなかったけれど、レンアイ型という考え方に「面白い!」と共感するポイントがありピンときたこと、代表の小宮さんという人に魅了されたこと。
学びのプロダクションrokuyouも同じく、えりさんという代表の方が持つ価値観に共感し、一緒にお仕事させてもらうようになりました。

あ、もうひとつ大事にしていること。
初めっから長期のお付き合いは決めません。私のことも、相手のことも知る期間として2〜3ヶ月のお付き合いから。
仕事を進める中で、私、他者、クライアント、社会へ向ける姿勢を受けて、お互いに感じたことを伝え合いながら仕事内容、契約内容をすり合わせます。
結局は、どの仕事をするにも結局は人に惹かれて決めていますが、そこには「お互い変化し続けるから、その時々の自分たちを大切にしよう」という共通の価値観があると感じています。


ライスワークでもライフワークでもない、その間の働き方

キャリアポートフォリオをフル活用し、報酬の割合時間の使い方できること・やりたいことをもとにした仕事の種類についても紹介。
ライスワーク(食べるための仕事)やライフワーク(生きがいとしての仕事)とも少し違う切り口で、私の働くを開示してみました。
具体例も紹介しましたが、この4つのエリアを全て同時進行でやりたい!というワガママを実現したのがフリーランスという働き方だなぁと思っています。


一通りフリーランスとして働く私について話した上で質問タイムを挟んだところ、いくつか質問をいただきました。

Q.1日や1週間の過ごし方がイメージできず、具体的に何時からどんなふうに働いているのか知りたいです
A.基本的に場所と時間を拘束される仕事はありません。
週に多くて3日、午前か午後に1〜2件の現場に行く仕事を入れることはあるけれど、その他は資料作成やオンラインMTG、先の仕事を作るための創造的な考える時間として使っています。平日は10:30〜16:00までが仕事時間、その前後は家事や家族と過ごす時間に充てます。(講義に参加してくれた学生には、わかりやすいようGoogleカレンダーの日程をチラッと見てもらい、私の仕事スケジュールを解説しました)
Q.フリーランスになって先の不安はありませんか?
A.個人事業主なので、自分が仕事をもらえなくなったり働けなくなったら収入が途絶えることは前提ですが、不安はあまりありません。
一緒にお仕事をする人との関係性を最も大事にしていることもあり、仕事の話だけでなく家族との暮らしのことや、自分の今や未来について迷ったり悩んだりすることは素直に話すようにしています。
だからこそ、自分を壊すほどの無理をせずに、大切な人とともに暮らしながら生活できていて。心地よい生き方の中にある「はたらく」をどう実現できるのか、一緒にお仕事する方にも頼らせてもらいながら決めています。
フリーランスに固執しているわけでもないので、企業に勤めるのが良いと判断する状況であれば、そんな未来もありかなって!

まだまだ質問やコメントをもらったのですが、詳細は別記事で回答します。(ここまで書きすぎちゃった)

アンケート結果


さいごに、皆さんにアンケートを取らせてもらったアンケート結果を載せておきます。


パッと見て印象的なのは「今が楽しくない」という声が3分の1いること。
誰かとの時間や空間、経験を共有することに理由とか対策とかが必要になったコロナ時代、どうでも良いことを話したり、ただ一緒にいて楽しいってのが減っているのかな…そんなことを勝手に想像してしまいました。


みんなの今を想像しながら、質問にも答えていきたいと思います。
もう少々お待ちを!

サポートしていただくと、やる気が爆発します!(笑)甘いものを食べながら、言語化頑張りますので、応援してもらえると大喜びです✌︎('ω'✌︎ )