写真に勝ち負けとかないでしょ?どんな意味があるの?という素朴な疑問について
6/29(土)に、鈴木心さん&さどまちと、写真バトルのイベントを開きます(経緯についてはこちらをどうぞ。お申し込みは、こちらから)。
で。多くのかたが、「なんでバトルなの?」と思ってらっしゃるのではないでしょうか。
じつは私も、最近まであんまりピンときていませんでした。勝ち負けがつくのってこわいし。緊張しちゃうし。考えたら眠れなくなっちゃうし。
ちなみにルールはとってもシンプル。
①お客さんのオーダーを受ける。
②2人がそれぞれ、オーダーにこたえる写真を撮る。
③そしてお客さんがジャッジする。それだけです。
ただし!撮影からレタッチまでたったの10分で終わらせなきゃいけないという制限つき。
いきなり本番を迎えるのは怖すぎるので、先週と今日、2回にわたって練習をやりました。
1回目、私とさどまちが撮った写真はそれぞれこんな感じ。
本日2回目は、こんな感じ。
今日は心さんも参戦し、出勤前から白熱バトルをくり広げてきました。
・・・
で、じっさいにバトルをやってみて、いろいろ気づきがありました。
バトルって、どうやら結局は自分との戦いのようなんです。
ギリギリの状態では、自分が確実に身につけられてるものしか出せない。覚えてない漢字はテストで書けないし、理解していない英文法も使えない。練習で出せなかったタイムは試合じゃ出ない。弾けなかったフレーズが本番で弾けるわけがない。テストや試合と同じなんだな、と。
写真には、テストや試合のようにわかりやすく「自分を追い詰める」状況になることがなかなかありません。もちろん仕事では極限状況のときもあるだろうけれど(とくにウェディングとか)、多くの人にそんな経験はない。
だからこそ、バトルなんだな、と思いました。
「相手と競う」「時間制限を設ける」という条件をつくることで、自分の今の状況を見つめることができる。できること、できないことが炙り出される。
ふだん気づかないフリをしているけれど足りていないものが、バトルの練習を通じてよく見えました。それこそ、気づきたくなかったことも含めて。
つい「模範解答」ばかりを探そうとして、きまりきった構図ばかり試そうとするところ。焦るとあきらかに余裕がなくなって、目の前のお客さんをおいてきぼりにしてしまうところ。言葉遣いや仕草の乱暴さ。
そんなものがありありと見えてきて、けっこうハートにダメージをくらいました。
でも、ずっと無視しつづけるわけにもいかなかったし、このタイミングで気づけてよかった。
それに何より、「勝ち負け」という要素が加わることで、スリリングで楽しくなるんですよね。ただの撮影がエンタメになる。あと、負けたくないという気持ちが生まれることで、事前の準備にも熱が入る。
・・・と、なんだかまとめっぽい話し振りをしてしまいましたが、本番は6/29(土)です。撮影からレタッチまで、まるっとぜんぶお見せします。恥ずかしいところも、かっこわるいところも、包み隠さずお届けします。
小難しい話はぬきに、みんなで写真を楽しめる時間をすごせるよう努めますので、興味をもってくださったかた、ぜひ下記よりご応募くださいませっ!(若干名、枠を増やしましたので!早いもの順です!)
お待ちしております〜〜!!
サポートいただけたら、旅に出たときのごはん代にさせていただきます。旅のあいだの栄養状態が、ちょっと良くなります。