「カルテット」の壁紙はなんで青緑だったのか

もはや私の中でバイブルと呼んでも過言ではないドラマ、「カルテット」を改めて観ています(全話録画してBlu-rayに焼いて大事に保管している)。


行った旅行も思い出になるけど、
行かなかった旅行も思い出になるじゃないですか―――

『カルテット』第8話より


思えばリアルタイムの放送当時(2017年)はSNSもやってなかったし、写真もスランプ状態でカメラさえほとんど触っていない時期でした。時が経つのは早い。

さて、改めて観ていて、ふと気づいたことがありました。

物語の舞台になる、軽井沢の別荘。とても特徴的な色をしてるんです。一度見たら忘れられない、青と緑の中間みたいな色。

放送当時は「かわいい壁紙〜〜♡」くらいしか思ってなかったけど、今思うと、画面が「青緑とオレンジ」で構成されています。壁紙の青緑を背景にして、オレンジや赤といった暖色の小物や衣装が映えます。


オレンジと青緑、といえば。写真や映画好きの方はピンとくるのではないでしょうか。そう、ティール(青緑)&オレンジです。

ティール&オレンジというのは、洋画でよく使われる色使いのこと。詳しく知りたい方はぜひぐぐってみてください。


で、気になるのは、なぜこの色にしたんだろう?ということ。

よく使われる配色とはいえ、日本ではなかなか見ない青緑の壁紙をドドンと使うのはなかなか勇気のいること。


おそらくこれは、楽器の色を基準に決めたのではいでしょうか。


物言わぬ、もうひとつの主人公。バイオリン2本、ビオラ、チェロ。この楽器(=オレンジ色)たちが、もっとも引き立つ色を基準に壁の色を決めたのではないかと。

あらためて調べてみたら、洋画でティール&オレンジが多用されるようになった経緯は人の肌を最大限目立たせるためだったそうなので、楽器を目立たせるために理にかなってるのではないかな?と思ってます。どうかな。確かめようはないけど。


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