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天照大神様の生まれた場所に行ってきたら、奇跡的な事件が起こった件

最近、わたくし、民俗学関連の授業を受けております。そこで中津川から通っていらっしゃる方と親しくしてもらっているのですが!
その方が『恵那神社』という神社を紹介してくれました。

そういうことで、はい。このたび、ご縁があって、岐阜県中津川市にある『恵那神社』へ行って参りました!

恵那神社って?

諸説ありますが、ここは天照大神様が生まれたとされる場所で、祀っている神様の主祭神は、イザナギノミコト、イザナミノミコトになります。
あと木曽義仲が戦勝祈願を行ったそうで、太刀銘貞綱が奉納されているそうですよ。それからサイトを見て知ったのですが、パワースポットみたいです。

すっごい山奥です。途中何度何度も、この道でいいのか? ってなります。でも絶妙な加減で『恵那神社 こっち』みたいな小さな看板が立てられていたので、迷わずに行けました。
それこそ、

神 よ !


のタイミングで出た看板。さすがです・笑
着いた場所はこんな感じです。昔の日本にタイムスリップしたような気分になります。
神社前、拓けた感じです。

里山ですよ、まさに。ポツンと一軒家ですよ。


振り返ってもこんな感じ。右奥の山は積雪してました。


927年にはあったと記録されている古い神社です。


しめ縄が垂れ下がっているのはどうして? また調べてみよう🤔

奥に本殿があるのですが、畏れ多いので本殿の写真は撮っておりません😅

おい;

本殿の様子は公式サイトもありますので、チェックしてみてください。とっても荘厳ですよ。おおお・・となります。
写真にも杉が見えますが、更に奥にはもっと大きな夫婦杉があります。樹齢1000年近いと言われているようです。
私もしっかり触ってきました。

本殿は杉に囲まれています。空気が清々しい~。

そして恵那神社をお参りした後、今度はへその緒を洗ったと言い伝えられている血洗池神社へ!

が!

実は行けませんでした😅
さらにここより山奥で、急こう配の山の坂道。車一台がぎりぎり通れる山道の先にあるのですが、私が行こうとしたのは昼の2時半頃でした。
普通なら明るいですよね。
でも、山奥の昼間は、少しでも陽が傾くと山に光が遮られて、冬の昼間の2時半では、夕方みたいに薄暗いのです。
途中まで行ったのですが、車のすれ違いができないので、坂の折り返しのたびに待機場が。
それを見るたびに、ここでUターンしたほうが、無難かも・・・とだんだん弱気に。夕方っぽい暗さが心細さに繋がる~。

結局20分くらいかな? 山の細道を走って断念しました。いやん😥
もっと明るい時にリベンジします。

そして遅めのランチに。
中津川に行くと、よく立ち寄るのが老舗のそば屋さん『くるまや』さん。高速に乗るのに、便利な場所にあるので、助かります。

3時過ぎに行ったので、空いていました。ランチ時間帯は満員です。


とろろかけそば(冷やし)

中津川は東北や山間部に共通して、少し塩分が高い味付けのような気がします。(どのお店で食べても塩分高めだと感じるので)
私は愛知県で、やっぱり味濃いめの地域に住んでいますが、愛知県民にしては塩分薄めの舌なので、中津川の食事はどれもちょっと塩辛く感じます。
でも、美味しいです。塩分が強いだけで、味付け自体は美味しい~。
ちなみにとろろかけそばにしたのは、塩分強めでも、とろろで中和されてばっちりだからです。そしてばっちりでした(笑)。

そしてそばを食べて、今度は中津川市街へ。
恵那神社を教えてくださったAさんのお勧めのお弁当を買いに、『ないき商店』さんへ。
ところがこれがまた大変なことに。
平日の昼間だったせいか、道を尋ねたくとも人が歩いていない!
二度目のいやん。
Aさんは駐車場の地図まで送ってくださったのに、私は一本道を間違えて、中津川市街をぐるぐる・・

ぐるぐるの刑に!


もう、私、中津川市街の道、見切ったわ(笑)。
地図なくても、全然行けるわ。それくらいぐるぐる回った(笑)。
そしてその途中で素敵な中津川の人に出会いました。
40代前後くらいの男性をやっと発見し、ガガッ!と車を停めて、スマホを持って男性の前へ。
『中津川に住んでいる友達にお弁当が美味しいと聞いて、『ないき商店』さんを探しているんですが、知っていますか?』
『あ、あそこお弁当屋さんと言うより、お惣菜屋さんだよ。あそこのお惣菜、美味しいよ』(この返事で、この男性がいい人だと確信する私・笑)
『実は地図が・・・』
と、スマホを見せて、私が今いる場所を教えてもらい、ここから店までの行き方も丁寧に教えてくれました。
その男性と別れて、私は狭い道で、車をUターンさせるのに、ちょっと時間がかかったのですが、無事に教えてもらった道へと戻ると、曲がらなければならない交差点で!
なんと、さっきの男性が待っていてくれて、私の車を見た途端、『こっちに曲がってね!』って大きく腕を振ってジェスチャーで教えてくれたのです。

がっ、あなた、神かっ!


神は神社だけでなく、中津川の道路でも歩いておりました✨
私も思いきり手を振って、頭を下げたのでした。あの人、どんだけいい人なんだ・涙。

そして無事に中山道まで入ったのですが、ここで地図上にある駐車場がないという事件が。(実際はマップのマーカーが大きすぎて、細い道を潰していただけだったんですが😅)
あ、言い忘れていましたが、私、今回、母と愛犬と出掛けております。
それで母と二人ですぐそこにあった文房具店で、駐車場とついでに『ないき商店』さんの場所を尋ねました(←これ、最後の伏線になるので覚えておいてね😘)
すぐ近くだったので、そのまま無事に『ないき商店』さんへ。
もう、ここ、オモウマい店に出てもいいくらいの、面白ご夫婦がやられていて、人情のお店でした。
奥さんもご主人も優しくて、明るくて面白過ぎて、お惣菜を詰めてお弁当にしてもらったんですが、その間もいろいろ話で盛り上がって、もう私、ないき商店さんに毎日通いたい。

移住するか(笑)。



私が愛知県から来たということで、その話でも盛り上がり、『また絶対に来ます!』と約束して、奥さんとご主人に店先まで見送られて帰ってきました。
なのに、私はお店の写真も撮らず、しかもお弁当の写真も撮らずに腹の中へ入れてしまいました。写真を撮っている場合じゃないほど、お人柄とか素晴らしくて、おしゃべりに夢中になってしまった。
ちなみに、お惣菜は美味しいと評判なこともあって、入れてもらったお惣菜、全部美味しかったです。やっぱり塩辛いけど😅でも塩辛いのを抜いても、美味しかった。
かぼちゃチーズコロッケも全然くどくなくて、ペロリといっちゃいました。

そして事件は起きた


さあ、帰ろうと中津川のICに行ったのですが、すぐ手前に川上屋さんがあって、そこで母とお茶をしようと入ったんです。
そして会計時に、なんと

母の財布がない!


ないき商店さんでは私が母にお弁当を奢ったので、母は財布を出しておらず、この川上屋で母がお茶代を奢ってくれると言って、かばんを見て初めて財布を落としたことに気が付きました😭
いろいろ来た道を思い返して、ないき商店さんへ行く前に寄った神社では、母がお財布からお賽銭を出していたのを私が見ていたので、神にもすがる思いで、ないき商店さんに電話しました。
「あの、そちらに財布、落ちていませんでしたでしょうか?」
「よかった~! 財布あるよ。道に落ちていたんだって。あなた、まだ中津川にいるの?」
「ええ、IC近くの川上屋さんにいます」
「よかった、よかった。取りに戻っておいで~」

一発逆転大ホームラン!


話を聞くと、道に財布が落ちていたのを、よその人が拾ったらしいんです。それで、その人、目の前にあった文房具屋さんに、『警察に届けるのは大変だから、あなたにお願いしていい?』と置いていったそうな。
それで文房具屋さんが財布の中身を見ると、母の身分証明書が。
「愛知県・・・」
文房具屋さん、それでピンときたそうな。そういえばさっき、愛知県から来て『ないき商店』さんの場所を聞いていたな、と。(伏線回収・笑)
それで『ないき商店』さんに電話をしてくれたそう。
そこから『ないき商店』さんが、「今、その人たち帰っていったから、夜になったら、電話してあげてよ」と文房具屋さんに言ってくれたそうな。

慌てて、ないき商店さんと、近くの文房具屋さんのところにお礼に行って、無事に財布を手にすることができました。本当にありがとうございます。母も心臓が止まるかと思ったと言っておりました。

こんな奇跡、滅多にない!(涙)


今回は本当に人情に救われた小旅行になりました。
また中津川へ行ったら、この二店には顔を出したい。
ありがとう~っ。大好きだ、中津川。

そして結論

中津川は神が集まる場所。

番外

川上屋さんで、お茶した時の写真。まだこの時は、母が財布を落としたことを知らなかった・・笑

お庭綺麗~パチリ(だからまだ財布落としたことに気付いていない・笑)
栗きんとんとお抹茶、抹茶茶碗の向こうには、ゴボウの漬物(好き)と梅の漬物

実は期間限定の『栗子餅』というのを目当てで行ったのですが、もう売り切れておりました。

いつも写真をいっぱい撮る私ですが、今回はなんだかいろいろあって写真を撮る余裕がありませんでした。もっと恵那神社の写真を撮っておけばよかった~。またリベンジ。





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