運命は自分が選択してるってホント?
ビジネス書を見ると殆どの確率で遭遇するのが「マインド系」の話である。
「世の中を変えるのはマインドが大事」「人生は自分が思い描いた通りになる」と言った内容だ。
マインド関係に触れたことがあるならほぼみんな聞いたことのある言葉ではないだろうか?
マインドで本当に運命が変わるのか?
まず「マインド」とは何か?
AIで調べると、こうなる。
要はいろんな角度から説明が出てきた形だ。
共通して言えるのは、マインドは「自分の心のあり様、意識や思考のあり方」といったところのようだ。
そこで本題に戻る。
「運命はマインドが選択している」
私は半分間違っていて半分合っていると思っている。
まず、人は生まれようとして生まれてきたわけでないということだ。
これはマインド系の人にはイヤな物言いかも知れない。
しかし、自分が好き好んで性別、生まれる土地、環境を果たして選べるのか?
異国の地で外国籍です生まれ、差別を受ける人を「自分が決めてる」と口が裂けても言えない。
また、近年は親の虐待を皮肉り、子どもたちの間で「親ガチャ」という言葉が流行になっている。
障がい者や難病も好きでなる人は余りいないと思う。
日本には「ガチャ」という遊びの文化がある。
これはコインなりゲームやアプリならポイントを使い、くじ引きのように引くが、手に取るものは何かは分からない。
そこで運の悪い社会的に不利な立場に生まれ落ちたい人はいるだろうか?
自分で選択出来る「運命」もある。
生まれるところや置かれた環境でどうにもならない物は確かにある。
しかし一方で、「努力次第で変えられるもの」があるのも事実だ。
出来ないものは確かにどうする事も出来ない。
しかし、考え方一つで変えられるものがあるのも事実である。
マインド系では「メンタルブロック」という言葉がよく出て来る。
お金、時間、自分への過小評価が代表的かも知れない。
特に日本では、この3つに囚われる人が多い気がする。
まず「お金のブロック」だが、これは割りかし勘違いしてる人が多い気がする。
お金のブロックは「財布の紐を緩めて高いものを買え」とかの詐欺商法ではない。
むしろ自分の労力、ちょっとしたお手伝いに対し「ありがとう。これ気持ちです」と結構お金を頂くことがある。それに対して「いやいや、受け取れません!」とやってしまいがちだ。
実はこちらが本当の「お金のメンタルブロック」なのである。
例えば社会活動をして謝礼をもらうと「こんなに悪いです!」と言ってしまいがちだが、これは勿体無い話だ。
むしろ集会などで「カンパお願いします」と来る方がちゃんと「お金が欲しい」と言えてるので、こういうマインドは大切だと思っている。
そしてお金と同じように大事にしたいのが時間である。
実はお金は惜しんでも時間は無駄遣いという人は本当に多いと思う。
私はお金と時間と労力(時間にも含まれる)を使うことは自分の資源、つまり財産を使うことと同じと考えている。
お財布の紐は閉めるのに、時間は浪費する人が余りに多い。
時間は自分に与えられた大切な財産である。
そしてお金と同様に時間も自分を大切にする財産である。
そういう意味ではマインドとはお金と時間、つまり自分を大切にする。自分の心から愛せること、大切に思うことに使うことだと思う。
過去と他人は変えられない。しかし未来と自分は変えられる。
これは起業も活動も共通しているのではないか。
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