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視点を変えないと気付けないこと

昨今のニュースの中で、興味深くもあり、
このレベルの方でも気付けないものなのか…と、
改めて思ったのが、こちらのニュース(↓)。

https://www.businessinsider.jp/post-212285?utm_source=dlvr.it&utm_medium=facebook&utm_campaign=534757bb6304158a350ad1f26e5b8424

サイボウズ社というと、東京に本社を置くソフト会社で、
大手各社にも開発したソフトを導入していたりと、
実績面でも文句無しの会社です。

そんな会社の社長が、今に至ってようやく、
オンライン会議で「情報格差」が生じていたことに気付くとは…。
やはり「視点を変える」ことの大事さかと思います。

オンライン会議で、「本社」と「拠点」を接続した場合、
大抵の場合は「本社」のとある会議室に大勢が集まり、
進行も「本社」側から為されるというのが通常だと思います。

このとき、「本社」側でしかオンライン会議に出席したことがない方は、
実際に「オンライン会議」というものが、
どれだけ情報が欠落するものか、気付けない方も多いでしょう。

一方で、一度でも拠点側から出席したことがある方は、
この「オンライン会議」というものが「まだまだ」だと、
すぐに気付くでしょう。これが視点の違いです。

情報というものは、一方の視点からは伝わっているように見えても、
他方では全く伝達不十分だ、ということが起こり得ます。
これは「伝える側」の問題です。

ISOの規格でも、要求事項の中に「コミュニケーション」があります。
これはただ、会議や会話、面談を行えばよいわけではなく、
必要な情報を相手に伝えなければならないことを意味しています。

ISOの規格は、ベースはリスクマネジメントになっていますが、
これに関しては「コミュニケーションが不十分であることのリスク」
と捉えれば良いかと思います。

「相手の立場に立って…」とよく言いますが、
情報の受け手側の視点で、「本当に伝わっているか?」と、
考えられると、今回のケースももっと早く分かったのではないでしょうか。

#MS #マネジメントシステム #情報伝達 #コミュニケーション #ISO

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