私が2回留学した理由〜カナダ編〜
こんばんは🌙 優里子(ゆりこ)です。
これまでアメリカ留学での体験を記事にしてきましたが、私が何で留学したのか・留学先で何をしていたのかは説明したことがなかったかと思います。
そこで今回は【私が留学した理由】【留学先で取り組んでいたこと】【留学を通して変わったこと・感じたこと】について書いていきたいと思います。
私はこれまでカナダとアメリカへ計2回の海外留学を経験しています。
【1回目】語学留学@カナダ・ビクトリア・University of Victoria
【2回目】ビジネス留学@アメリカ・シアトル・Bellevue College
この記事では『〜カナダ編〜』と題して、カナダでの1ヶ月の語学留学について書いていきます。
カナダへ語学留学した理由
大学2年次の夏休みに、1ヶ月間カナダのビクトリアにある、University of Victoria(ビクトリア大学)に語学留学に行きました。在学する大学が提供する留学プログラムを使用しての留学でした。(全学部生が参加でき、英語の点数は必要のないもの)
語学留学をした理由は2つあります。
1、英語が話せるようになりたかったから
留学を決意する人の多くにこの動機があるかと思います。
私は中学高校と5年間英語のミュージカルの部活動に所属していました。
部内のメンバーには帰国子女が多く、当たり前のように英語をペラペラと話す彼女達を見て『英語話せるのかっこいいな。私も流暢に話せるようになりたい!』と思ったのがきっかけです。
2、留学に行くことは中学生の時からの憧れだったから
中学時代、当時仲が良かった友人が夏休みに英語圏に留学に行っていました。
夏休み明けに楽しそうに海外での生活の話をする友人が羨ましくて、中学生の頃から『留学に行きたいな』と思っていたんです。
また当時部活内でHigh School MusicalやHannah Montanaが流行っており、私も大好きで夢中になっていました。それらを見て『アメリカの学校ってなんて楽しそうなんだろう』と海外の生活に憧れを持っていました。
両親に『留学に行きたい!』という話を何度もしたのですが、『もっと英語が話せるようになってから行かなきゃ意味がない』と言われ、当時は留学を諦めていました。
『何が何でも行きたい』という強いパッションもなかったので、中高時代は諦め、ある程度英語が話せるようになって大学生になったら行かせてもらおうと思っていました。
上記2つの理由から留学を志しており、大学2年生になってようやく、念願の留学に行かせてもらうことができたんです。
『将来的には1年間行けたらいいな』となんとなく思っていたので、まずは留学ってどんなもんだろうという様子見として短期の語学留学を選びました。また場所も比較的安全で、サポートもしっかりしているので、大学のプログラムに決めました。
ちなみにこのプログラムの存在は、大学から毎月届く冊子を見た母が教えてくれたんです。
『留学に行きたい』と言っていた割に、当時の自分は積極的にプログラムを探すということをしていませんでした。教えてくれた母には感謝です。
カナダ留学中の取り組み
語学留学だったので基本的には毎日文法とスピーキングに重きを置いた、英語の授業を受講していました。1ヶ月間毎日ESLに通うというイメージです。
午前中は英語の授業を受講し、(成績で分けられた12、3人のクラス別の授業)
午後はESLが主催するアクティビティーに参加、もしくは各自で観光する、といったスケジュールでした。
具体的にアクティビティーとは、クラスごちゃ混ぜでスポーツをしたり、ビクトリア市内観光ツアーに参加したり、ダンスパーティーに参加したりといったことでした。
アクティビティー後は宿題を済ませて、クラスメイトや友人と夕飯に出かけたり、大学内の寮に住んでいたので食堂でご飯を買ってラウンジで友人達と食べたりしていました。学内にパブがあったので、金曜日や土曜日はみんなでお酒を飲みに行っていました。
留学2週目からは午後にオプションで受講できるビジネスクラスというものがあったので、私はその授業も受講していました。
ビジネス英語・ビジネスマナーを学び、グループプロジェクトに取り組んだり、ビクトリアにある有名ホテルFairmont Empress Hotelに訪問し、働いている方にお仕事の話を聞くといった授業でした。
授業に関していうと、英語の授業もビジネスクラスも、正直物足りなかった感じはありました笑
午前の英語の授業はすでに知っている文法の勉強に時間を割かれることが多かったので、スピーキングを鍛えたかった私とニーズが一致していませんでした。また最初は午前しか授業がなく、午後はアクティビティーという名のお遊びだったので、『もう少しみっちり勉強したかったな』というのが授業に関しての正直な感想でした。
カナダ留学を通して変わったこと・気付いたこと
1ヶ月間の語学留学を終えて、自分の中で変わったこと・気付いたことは主に3つありました。
1、将来の夢が明確になった
2、大学の専攻を変えるきっかけになった
3、自分が意見を持っていないことに気付いた
1、将来の夢が明確になった
語学留学を通して、将来は【日本の素晴らしいサービスや製品を世界中に広めて世界の人に日本の良さを認めてもらうことで、日本国民が日本人としての誇りを持てる国づくりに貢献したい】という夢を見つけることができました。
留学期間周囲にいた日本人の中には西洋の文化や西洋人の見た目に強く憧れを持っている人が多くて、それらを比べて日本を蔑む発言をしている人たちがいました。
それを耳にしたことで、もっとこの人たちに日本人であることを誇りに思って欲しいと思いました。
そこで私は世界中に認められている日本の技術力の高さや、おもてなしの心を持つ細やかなサービスを世界に広めて世界中の人に認めてもらうことで、西洋に憧れを持つ日本人に『日本人として生まれて良かった』と日本を誇りに思って欲しいと考えたのです。
正直大学入学後は、自分の将来について考えることはありませんでした。幼稚園から高校までのものすごく厳しい校則から解放されて、とにかく毎日自由な生活を楽しんでばかりで、将来のことなど考えることはありませんでした。
自由な生活に飽きた頃に、何か夢中になるものや目標が欲しいと思っていたものの、授業、サークル、バイトを4年間毎日こなして、将来的には就活をして企業に就職するんだろうなというぼんやりした将来像しかありませんでした。
語学留学をしてこれまでの生活では出会わなかった人達に会ったり、経験をしたことで原体験に基づく将来の夢が見つけられたのだと思います。
2、大学の専攻を変えるきっかけになった
私はもともと法学部法学科の専攻で大学に入学しましたが、3年生の春に法学部国際ビジネス法学科に転科をしました。
転科した理由は2つあって、
(1)留学を通して、自分の将来像と専攻の不一致に違和感を覚えたから
(2)留学先で将来の夢が見つかり、関連する専攻に変えたいと思ったから
(1)留学を通して、自分の将来像と専攻の不一致に違和感を覚えたから
留学先の友人と大学の専攻について話すことがよくありました。そこで私は法学部法学科だと話すと、みんなに『弁護士になるの?』と毎回聞かれたんです。
当時の私は将来の夢が明確ではなかったけれども、将来弁護士になるわけではないということは明確でした。
同じ学部に所属する友人の中に弁護士や法律系の仕事に就く人はゼロに近く、日本で専攻の話をすると『弁護士になるの?』と言われることは、これまでありませんでした。自分が興味があることと、自分の大学の専攻が一致していないことにモヤモヤしたことはありましたが、『受験時になんとなく選んだし仕方ないよね』くらいにしか思っていませんでした。
何人もの友人に聞かれたことで『法学専攻だと弁護士になると思われるのか』『専攻と将来の仕事が結びついていないことはおかしなことなのか』と思うようになりました。
(2)留学先で将来の夢が見つかり、それに関連する専攻に変えたいと思ったから
上記でも述べたように、留学中に『日本のサービスや製品を世界に輩出する仕事がしたい』と思ったので、大学の専攻を将来の仕事と関連づけるために、3年次転部を考えました。『国際系』で『ビジネススキルが身につくような学部』という条件で考えた時に、当時の私に浮かんだ選択肢は国際経営学部への転部でした。
しかし大学の転部制度を調べてみると、経営学部は3年次転部を受け付けていないということだったので、泣く泣く諦め、自分の学部(法学部)の中で、国際系に最も近い国際ビジネス法学科の転科を決めました。
学部が変わるわけではないので、そこまで大きく授業が変わるわけではないと知っていましたが、大学生活で出会う人間や、付き合う友人が留学経験がある人や、海外に興味ある人が増えるかもという期待があり決意しました。
上記2つの理由から2年生の冬休みに転科試験を受けて、無事3年生から法学部国際ビジネス法学科に転科することができました。語学留学での気付きがきっかけとなって、大きな決断をすることができました。
3、自分が意見を持っていないことに気付く
午前の英語の授業内で数名のグループに分かれて、1つのテーマについてディスカッションする機会が度々ありました。そこで自分の意見を求められるのですが、英語を話せる話せない以前に自分は意見を持っていないということに気付きました。
ディスカッションした具体的なテーマはもう忘れてしまったのですが、自分の周りの物事にアンテナを張って、それに対して考え自分の意見を作り上げるということが自分はできていないんだと気付いたんです。
A or Bと聞かれても、『どちらでもいい』『分からない』と思うことが多くて、自分はこんなにも周囲のことに対して当事者意識や意見を持っていないんだと驚き、反省しました。
カナダ留学の反省点
3つの重要なことに気付くことができた語学留学でしたが、私には2つ反省点がありました。
この2つの反省点が後にアメリカにビジネス留学する動機にも繋がっています。
1、日本人の友人と一緒にいる時間が多かった
上記でも述べたように、カナダへの語学留学は大学のプログラムだったので、30人程同じ大学の学生がカナダに行きました。また他大学からの学生も含めると40人強の日本人が同じプログラムにいました。
カナダに着いた当初は『英語を学びにきているのだから、日本人とは仲良くしない』と心に決めて、クラスメイトのメキシコ人の女の子とずっと一緒にいました。同大学の友人達は、仲良し同士で授業後に遊んだり観光を楽しんでいましたが、私は最初はその輪の中に入ることはありませんでした。
同じ大学の学生同士で30人のLINEグループがあったのですが、そこでみんな観光に行った際の写真をシェアしていました。
ある日同じ大学の友人とラウンジでLINEグループの写真を見ていた時に、『優里子(ゆりこ)全然写真にいないじゃんww』と言われたんです。
その時私は『みんなと一緒にいなきゃ仲間はずれにされる』となぜか思ったんです笑子供ですよね笑
そう思った結果、大学の友人や他大の日本人と一緒にいる時間が比較的多くなってしまいました。帰国してから1ヶ月を振り返った時に『せっかく留学に行っていたのにな』と反省したのを今でも明確に覚えています。
2、現地の人と話す機会が無かった
Universtiy of VictoriaのESLに通っていたので、仲良くなるクラスメイトは基本的には英語が第二言語の学生達でした。
クラスの先生を除けば、自分と変わらない英語力の友人達と会話していたので、赤ちゃん同士で喋っているような感覚でした。『流暢に英語を話せるようになる』というよりは『英語を話すことに慣れるトレーニング』といった感覚でしょうか。
スラングを学んだり、英語ネイティブが話す英語を聞き取るというチャンスが無かったので、ネイティブの人と話すことができたらより良かったなと思っていました。
この2点に追加すると、これまでずっと実家暮らしだったので、人生で初めて親元を離れ、厳しい門限や親の監視もない自由な生活が新鮮で、留学先でかなりはしゃいでしまったというのも反省点ではあります笑
語学留学・短期留学する人へのアドバイス
これら私の反省点を踏まえて、今後短期留学や語学留学に行かれる人にアドバイスするのであれば
1、留学中に達成したい目標を明確にする
2、日本人となるべくつるまない
3、英語ネイティブの友人をたくさんつくる
の3つがあります。
1、留学中に達成したい目標を明確にする
私の語学留学は『英語を話せるようになる』が一番の目的やゴールでした。
ただ、これだけでは目標が抽象的すぎるかなと思います。私が100%留学に集中できず、度々遊びに走り甘えてしまった1つの原因として、留学中に達成したい目標がザックリしすぎていたからというのがあります。
(1)目標を細かく設定する(例えば、英語を話せるようになった状態とはどんな状態なのか。英語力がどこまで向上したら目標達成とみなすことができるのか。TOEICの点数で測るのか、IELTSのスピーキングの点数で測るのか)
(2)目標を達成するために具体的にどんなアクションを起こす必要があるのか考える(書き出す)
この2点がきちんと分かっていれば、より充実した生活になっていたと思います。
長期留学であれば、留学中に目標が変わることは容易に起きると思いますが、短期留学であれば大幅に目標が変わることもないかと思うので、留学で達成したい目標をしっかりと明確にし、留学先の壁などに貼って、常に心に留めておくことをお勧めします。
2、日本人となるべくつるまない
英語力を向上させたいなら、当たり前だけれども、日本人同士で固まっていてはダメです。難しいですが、程よい距離感を保つことが大切だと思います。困ったことがあっても、周囲の日本人にすぐには頼らず、なるべく自分で解決する術を探す方が自分のためになります(緊急時を除く)
留学で達成したい明確な目標があれば、周りに流されたりぜず、甘い誘惑にも耐えて、自分のやり方を貫くことができると思います。
※アメリカ留学では日本人の友人や、社会人の方にたくさん支えていただいたので、日本人と関わるなとは一概には言いたくないです。留学中だからこその出会いも私にはたくさんありました。
なので程よい距離感を保つのがベストだと思います。
3、英語ネイティブの友人をたくさんつくる
英語のリスニング・スピーキング向上のためには、やはり英語ネイティブの友人と24/7一緒にいるのが手っ取り早いと思います。
ただESLだと私の経験上ネイティブの友人を作るのは難しいです。今だとMeet Upというアプリで、滞在先周辺で行われているLanguage Exchangeのイベント情報を得ることができたり、Bumble bffというマッチングアプリで、自分と趣味が合うローカルの友人を探すこともできます。
そういったアプリを活用して、現地で友人を作るのも1つの手だと思います。
このカナダへの短期留学の反省点や悔しかった想いが、アメリカにビジネス留学する際の動機やパワーとなりました。
次回はアメリカへの長期留学について書いていこうと思います!!
Stay tuned 😉
読んでくださった方、ありがとうございます。
明日も素敵な1日になりますように;)おやすみなさい🌙
優里子(ゆりこ)