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イスラムの国での犬との暮らし

私はアラブ首長国連邦のドバイという街に住んでいる。

ドバイは90%が外人で、ローカルの人々の人口はたったの10%にしか満たないという、湾岸諸国でも国際色の強い街である。しかしイスラム教が文化のベースになっていることもあり、街中には多くのモスクが存在し、イスラム教の人口はやはり多い。

イスラム教の国であるということに問題もないし、不便もない。ただ一つ気になる点があるとしたら、犬を連れて行ける場所が少ないこと。イスラム教を信仰している人は、犬を汚い生き物だと考える人が多いため、街にはドッグ・フレンドリーな場所はとても少ない。レストランやカフェはもちろん、歩道も整備されていないため、とても歩けないような場所が多い。我が家は世界一可愛いポメラニアンを飼っているのだが、主に家で過ごしている、室内犬となっている。

「お散歩」という言葉を知っていて、その言葉を発することがあるようならば、実際に外に連れて行くまでしつこくつきまとってくる。そんな姿も可愛い三日月。

先日、ドバイに唯一存在するドッグ・ビーチを見つけて行ってきた。海で泳ぐのはもちろん初めての三日月は、ひどく慌てながらも初めてとは思えないほど上手に犬掻きをしていた。本能なのだと思う。

犬との暮らしはいい。どんなに犬が受け入れられていない街にいても、やっぱり犬の可愛さをわかる人はたくさんいる。三日月を連れて歩いているだけで、周りの人が笑顔になるのがわかる。でも一番可愛い姿は、私がお家で独り占め。


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