Studying architecture somewhere 1°
Koldinghus(コリングフス)
住所 : Koldinghus 1, 6000 Kolding, デンマーク
建築家 : Inger and Johannes Exner
デンマークでの1番おすすめの建築のうちの1つだけど、訪れてくれる旅行者の人におすすめすることができず悔しい。(基本的にデンマークの滞在時間はみんな1泊2日くらいで、コペンハーゲンがやっぱりメインなので)
Koldinghusはコペンハーゲンから電車に乗って2時間半の場所にある元々お城だった場所がミュージアムになっている場所。
1808年に火事で焼けてしまったコリング城は150年以上もそのままの姿で放置されていたらしい。その後1972年からデンマーク人建築家のInger and Johannes Exnerという建築家夫婦による改修が行われた。(1994年に完成)
このプロジェクトは、廃墟となった城に新しい時代の素材(例えば集成材や鉄骨などなど)を使って改修をしていて、その分かりやすいコントラストが良い。素材自体だけではなく、集成材だからこそ、鉄骨だからこそできるディテールや形態がたくさん溢れていて楽しい。
廃墟は廃墟のみで十分魅力的な場合があるけど、Koldinghusの場合は改修が行われたからこそ見えてくる(というか見てしまう)ものがあった。
焼けて崩れ落ちた城の改修っていうワードだけで、かっこいいけど、改修の仕方の癖もものすごく良く、建築をやっている人ならずっとはしゃぎまわれる場所な気がする。
こんなに自由に、古い建築物と仲のいい関係性を作り上げることができるんって良い。
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YURIKO YAGI
Architect / Co-founder of PAN- PROJECTS
based in Copenhagen and London
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