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暑熱順化で熱中症予防 暑さ指数も参考に運動を

こちらは共同通信社から地方紙向けに配信されている「千種ゆり子の空てんき」の2021年6月分記事です。河北新報夕刊などに掲載して頂いているようです。共同通信社からは許可を得て、そのままの文章で掲載します。内容は最新のものではない場合があります。

  うっとうしい梅雨が到来です。1カ月半後に梅雨が明けるといよいよ猛暑がやってきます。今年はマスク熱中症なども心配されますので、熱中症予防として「暑熱順化」を済ませておくことが大切です。

 暑熱順化とは、本格的な夏になる前に、暑さに身体を慣らしておくこと。「やや暑い環境」で「ややきつい」と感じる程度の運動を毎日30分程度、1週間程度継続して行うと良いそうです。そうすると血液量が増加して温度調節機能が向上するため、熱中症にかかりにくくなるそうです。

 「やや暑い環境」とは気温25~30度、相対湿度50~70%を指すと言われています。

 梅雨の時期であれば、東京の気温が30度を超えるのは4日に1回程度。しかし梅雨明けすると4日中3日は30度を超えてしまいます。大阪や福岡では梅雨明け後8月までほぼ毎日真夏日になるので、梅雨のさほど暑くない日を狙って運動をしておいた方がいいんです。

 そこで参考になるのが環境省が提供している「暑さ指数(WBGT)」です。気温の他に湿度も考慮した指標で「ほぼ安全」「注意」「警戒」「厳重警戒」「危険」の五つのランクに分かれます。「危険」の場合運動は原則中止、「厳重警戒」でも激しい運動は中止すべきとされています。暑さ指数の予報は環境省のページで確認できますし、気温や湿度を入力すればランクが分かるサイトもあります。

 緊急事態宣言も解除され、ようやく希望の持てる世の中になってきました。熱中症によって医療機関を訪れなくても済むように、

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