見出し画像

パートナーシップ自分軸と歩み寄り

きょうは夫婦生活でたいせつな「歩み寄り」と「自分軸」について書いてみようとおもいます。

私が運営する「夫婦のタッチセラピー」には、タッチセラピーに進む前に必要なステップがあります。

「夫婦の」ということは決まった相手とタッチセラピーになるわけで、もしその相手との関係が自分軸で精神的に辛い状態にいるようなら、せっかくの効果が半減、いやマイナスにすらなってしまうんです。

夫婦同士でタッチセラピーを行う場合は、相手との関係が自分自身を支えるものである必要があります。そうでない場合、タッチセラピーの効果が半減したり、マイナスに働いたりします。わかりやすく言うと、現時点で仲が悪い夫婦でのタッチセラピーにはあるステップが必要になってきます。

たとえばこんな夫婦の状態です

「お互いに気持ちが冷めきっている仮面夫婦」

(そもそもそういう夫婦はこの記事を読んでないですよね。)

ここで注目したいのは自分軸かどうか?というところです。
たとえ現時点で冷めきってても、「いまだけ冷めてる」状態もあるのですこしでもパートナーと将来を考えている人であれば大いにタッチセラピーが役にたちます。

自分軸についてもう少し詳しく話したいとおもいます。
自分軸ってなんだろう?と考えたことはありますか?わたしが考える自分軸とは、まさに「軸」の部分で譲れない部分があることです。もっと分かりやすく言うと、これがあれば相手に合わせることもできるし、凄くバランスがいいパートナーシップを保てるんですよね。

自分軸とは自分のやりたいことをやる!ことでもなければ、相手に自分の言うことをきかせるでもないのです。

自分軸と歩み寄りをセットでもっている夫婦は最強です。
こんなこと言っているわたしですが、数年前まで自分軸迷子だったんです。
相手に合わせることが家族の幸せ、わたしが我慢さえすれば家族は壊れない、こどもたちの笑顔を守るためには自分が相手に合わせて我慢すればいい!こんな風におもっていました。

結構おなじように考えているひとっているとおもいませんか?わたしは思います。わたしの周りをみても「幸せそうな仮面夫婦」って結構いますよ。
これが良いとか悪いとかじゃなくて、もったいなー、なんて勝手に思っています。

でも、数年前まではわたしもガッツリこちらのタイプだったので、凄くわかるんですよね、この人たちの気持ちが。

いまは自分の考えがかわり、幸せそうな家族ではなく幸せな家族に囲まれて生活できています。実際はまだリハビリ過程で、これからもっと時間をかけて二人の将来を考えています。

私たちの人生プランは、
60歳で定年退職(もしくはもう少し早く)して、1ヶ月タイでのんびり暮らしたり、一昨年購入したキャンピングカーで気ままにデンマーク、北欧を旅することです。二人ともバックパッカー上がりなので多少の不自由を楽しむことができます。わたしの前職がリラクゼーションサロン経営だったせいか、自分がスパに行くのも好きだし、人にしてあげるのも好きなんです。ですので、温泉、スパ、サウナ巡りをするのもいいかもしれません。

自分軸とはすこし話がずれましたが、このような二人の人生プランを考えてみるのも自分軸を考えるいいチャンスですよ。

わたしは何かを決めなければならないときに、いつもこんなことを考えます。
「自分はどうしたいのか?どんな人生を歩みたいのか?死ぬときに後悔することはなんだろう?」

わたしと夫は趣味も違えば、興味のあること、リラックスの仕方、好きな音楽、休日の好きな過ごし方、好きな食べ物、こだわっていること、好きな映画、あげたらキリがありませんが、本当に違うことばかりなんですよね。

それは何かというと、夫にも自分軸があり、この二つの軸が曲がらない鋼のようだとぶつかって折れるしかないんです。歩みよりのある自分軸はもしかしたらフェンシングの剣のように多少のしなやかさを持ち合わせたものに近いです。イメージ的に。

自分軸はあるけれど、相手の意見にも耳を傾けたり、もしくは自分の意見を言ったり。相手が受け入れない体勢なら、受け入れてもらえるように努力しなければいけないと思うんです。いわゆる歩み寄らないとダメなんですよね。

この歩み寄りって時にめちゃくちゃ面倒くさいし、「もういいや!」って投げ出したくなっちゃうし、もう無かったことにしたほうが目の前の問題に直面しなくてすむので楽なんです。でも自分の意見をいわずに相手に合わせてばかりいると、最後に「自分がいなくなっちゃう」「わたしがわたしじゃ無くなる」自己肯定感が低い状態からあがってこれなくなっちゃうんです。これは私が経験したことですが、特に「完璧主義」「嫌われたくない」「人の目が気になる」そんな人がなりやすいです。自己肯定感が低く自分に自信がもてなくなることが普通の状態でいると、本来もっと良いはずのパートナーシップが辛くきつい関係になってしまい、「なんで私がこんなふうになるのか」とさらに深みにはまります。

そこから抜け出すためにはまずノートとペンを用意しましょう。

「自分軸を探し始める時には、まず自分の大切な価値観をリストアップしてみるとよいですね。」好きなことを書き出してみましょう!

✔️どんなことをしている時がすき?
✔️どんな食べ物が好き?
✔️どんな音楽が好き?
✔️休日の過ごし方は?
✔️どんなときに心が安らぐ?
✔️どんな映画が好き?
✔️行きたい場所はある?
✔️死ぬときに後悔したくないことは?
✔️死ぬまでに行きたい場所はある?
✔️人と会うのは好き?
✔️疲れるな~と思うことは?
✔️好きな家事と苦手な家事は?
✔️自分が得意なものはなに?
✔️いままで一番楽しかった
✔️パートナーにお願いでできる?
✔️一人時間がすき?みんなとわいわいが好き?
✔️仕事はしたい?したい人は週何回?
✔️月にいくらあれば幸せ?
✔️どんな生活をしたい?
✔️残業しました。もらうのはどっちがいい?お金?休暇?
✔️どんな人間になりたい?
✔️自分に必要なものはなに?順位をつけてみて、名誉、お金、頼られること

ほかにもたくさん書き出してみましょう!

自分軸をつくるには「自分を知る」ところからはじめます。
じぶんはどんな事で喜び、ストレスを感じるのか?などがわかっていれば、パートナーに伝えておくこともできますし、自分がその状況を回避するように動くことができます。

たとえば私の場合ですが、休日に外出したがる夫にずーーーっと付き合っていました。自分が行きたくないといえば夫はがっかりするだろうし、子供たちにもいい影響を与えないような気がしていました。でもある時、我慢できなくなり感情的に「そんなに行きたいなら一人で行ってくればいいじゃん」と言ったんです。
それを聞いた夫はショックを受け、口をきかなくなってしまったのです。え??って思いませんか?自分勝手だとおもいません?夫が!自分のやりたいことばかりで押し付けられているような気持ちだった私は機嫌が悪くなった夫に冷めてしまったんですよね。

でも実際、わたしは外出するのは嫌いではないし、家族での時間をたいせつにしたいと思っています。ただ毎回はつらい。感情的になって終わりだとおなじことの繰り返しで何にも解決されないんですよ。

そこで私は自分がどうしたいのか、を夫に話したんです。
はじめは納得したようなしていないような感じでしたが、毎週末に家族で外出は減り、夫が友達と出掛けたりするようになった事で、わたしのストレスは軽減しました。夫には伝えないとダメなんだと思った出来事です。

そしてそこから気持ちに余裕が出たからか、夫のすきなものを作って帰りを待とうかななどど思うようになったんですね。もうイライラいしているときは「なんで私が休日も料理しなきゃいけないの?」って思いながら普段の会話も刺々していましたね(笑)

自分を知ったら→伝える→伝わらなかったら違う方法を提案→歩み寄る
多少の我慢と忍耐が必要です(笑)

これがお互いにできたら最高なんですけどね!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?