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「大雪」ガラスと季節の言葉たち

今日は12月7日は、二十四節気の「大雪

雪は、大好きなモチーフです。

この作品は現在、石川県加賀市にある
中谷宇吉郎 雪の科学館
の、雪のデザイン賞入選作品展で展示されています。3月までの展示予定が、コロナで会期が伸びているらしく。これを作ったのは一昨年のことで、随分と昔に感じます。

中谷宇吉郎さんは、世界で初めて人工雪の製作に成功した物理学者です。

「雪は天から送られた手紙である」

という言葉が有名なのですが、彼は研究の傍、たくさんのエッセイや社会評論を書いたり、絵画や俳句が趣味だったりと、とても魅力的な人柄が文章から滲み出ています。

私が最近読んだ数学者の「岡 潔」さんのエッセイにも登場して、この時代の研究者の、感受性の豊かさにとてもとても感動しました。そのうちこの二人についても書きたいなぁ。

中谷宇吉郎さんの文章を読むと、とても落ち着いた気持ちになるんですよね。雪が深々と積もる情景を、無意識に思い浮かべながら読んでいるからなのかもしれません。暖かい毛布にくるまりながら読み返したくなる本の一つです。

* * *

さて、この「ガラスと季節の言葉たち」シリーズは、二十四節気にその季節に合ったガラスの写真をアップするつもりで、今年の春分から始めました。だけど私の制作ペースでは、とても無理なことが判明して。

途中から趣旨を変えて「自分が今後モチーフにするだろう、季節の植物や事柄」について書くことにしました。

でも。実は秋頃の体調不良で「処暑・白露・秋分」が抜けています。

そしてこの間の「小雪」は、北海道旅行に行っていてとても書く時間が無かったので、潔く(?)パスしました。

なので二十四節気をくるりと一周する為に、次の春分からもう一年、この連載を続けることが私の中で確定しています(笑)まぁいいの。これは私の日記みたいなものだから。

そして案外、この二十四節気に合わせて文章を書く習慣は、私にとってはちょうど良いペースな上、書くことで季節をしっかり感じることが出来ていて、今年やって良かったことの一つだなぁ、と思っています。

今年の二十四節気は次の「冬至」が最後です。

年末の空気感が漂ってきましたが、暖かくして美味しいものでも食べて!一日一日を淡々と過ごしつつ、そろそろ大掃除に取り掛からねば〜と思っています。お互い元気に乗り切りましょう、ね。

記事を読んでいただいてありがとうございます。いただいたサポートは、次のだれかの元へ、気持ちよく循環させていけたらと思っています。