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企業にも個性を。

外資系企業は、”コアバリュー”とかいう、会社の基本的行動規範、価値観を示した「スローガン」のようなものを打ち出している会社がほとんどだ。だいたいが、責任、チームワーク、情熱、リーダーシップ、顧客重視、改革、発展などといったもので、正直、表現方法、単語や組み合わせが微妙に違うだけで、どこの似たり寄ったりだ。入社時のオリエンテーションで、その成り立ち、意義、歴史などの説明をされるが、どこか冷めた目で見てしまう。

言い換えるならば、企業人、社会人として、持っていることが期待されることなのだろう、ある特定の会社に限ったことでなく。確かに、それぞれ一つ一つは大切な要素だが、それを常に意識し、業務を行っている人がどれだけいるだろうか。むしろ、人事評価の際、部下を糾弾するときの”盾”にしていることの方が多いと思う。「君は、会社のコアバリューの一つである”チームワーク”が感じられない」だとか、「会社のバリューを知っているかい?もっと”リーダーシップ”を発揮してほしいな」とか。そういうことを持ち出されると、「じゃあ、あなたは、会社のコアバリュー、全部クリアして部下に接していますか?」と問いたい。もちろん、そんなことをすれば、抹殺されるので、口に出して反論したことは、まだないが。

会社とは、個性的な個々人が集まれば、他の会社との違う特徴が出てくるもの。だが、漠然とした”模範的な社会人の心構え”のようなもの掲げ、それを基準に採用し、教育し、業務を行っていては、どの会社で働いても大した変わらない気がして、帰属意識を持てなくなる。

私がもし、会社のコアバリューを考えるなれば、

正しいことを正しくやる!

この一つだけでいいかな。

追記:purefighter00さんの画像を使わせていただきました。ありがとうございました。


「人生経験の引き出し」がいっぱいあります。何か悩み解決のヒントになる話が提供できるかもしれません。