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「チームワーク」が分からない

どんな会社も、どんな仕事においても、チームワークのない人より、ある人の方がいいのは当然だ。だが、その「チームワーク」の定義は、人のよって全然意味が違うと思う。

HSPの私は、基本的に、どんな人ともある一定の距離を置きたい。

ただ、一般的なチームワークのイメージは、いつもみんなが笑顔。ランチや飲み会はみんな参加する。他愛もない冗談を言ったりして和気あいあいとした雰囲気。ネガティブな面は、場の空気をよみ、雰囲気を悪くさせない。決して厳しいこと、批判めいたことは言わない、言わせない。つまり、同調すること、足並みをそろえること、輪を乱さないこと。

人とある一定の距離を保ちたいHSPも私は、この雰囲気がとても苦手だ。「みんな仲間、家族だ」と言われても困惑する。

私のイメージするチームワークは、ある業務、プロジェクトのメンバー、一人一人が専門性、責任が明確で、プライドを持ち、自立していてる。そのため、成果を出すために集結している。他のメンバーの領域には、干渉することはない。だが、個々の個性、スタイルをそれぞれの感覚で理解、尊重している。普段は独立して各々の業務をしているが、互いがどんな状況は”意識”はしている。問題が起きそう、起きたら、瞬時に集まり、事態を把握し、それぞれの専門性で提案をし、意見をまとめ、個々の責任分担を果たすために散る。もちろん、その過程で、業務以外の交流はあっても構わないが、参加しなくても、特にとがめる雰囲気はない。

テレビなどドラマを見ると、刑事モノ、特に特殊部隊が設定のドラマは私のイメージに近い。チームをまとめるリーダーはいるが、状況に応じて、自分が得意とする専門分野のリーダーになる。それ以外は、横並び。派閥はない。ある意味、一匹オオカミ、独立商店の集まり。だが、きちっと成果を出せるよう、いざという時のため、点で横との連携がなされている。4hintaroさんのイラストのごとく、個々で独立しているが、集まった時には、構成メンバーの人数以上の成果が出る。

それは所詮、ドラマが描く理想であって、特に現実の会社組織では無理なのだろうか。このチームワークに賛同してくれた人は今まであまりいない。だから私は一つの会社に長くいられないのだろうか?

追記:4hintaroさんのイラストを使わせていただきました。ありがとうございました。

「人生経験の引き出し」がいっぱいあります。何か悩み解決のヒントになる話が提供できるかもしれません。