見出し画像

ガン患者は多い

2020年のがん罹患数予測は約101万2千例(男性58万2千200例、女性42万9千900例)との記載をインターネットで見つけた。
この数を見ても、あまりピンと来ない...
”2019年のがん統計予測(約101万7千200例)と比較すると、男女計で約5千200例減少”と記載されていて、前年に比べると減少しているとある。そう言われてもっと、言ったぐらい遠い話の気がする、ワタシはガン患者なのに...

最近、snsでガンサバイバーの人と、コミュニケーションが増えている。
たくさんの人のsnsを見て、日々の療養生活を自分らしく過ごしている人の多さに、元気と勇気を沢山もらっているワタシがいる。

”フォローする人と見つけよう”とすると、その検索結果に、ガン療養中の人の多さに、びっくりする。毎日数名追加しても、その次の日には、また新たに、新しいガン療養中の人がいる。世の中にはこんなに多くの若いガン患者がいるのか。それも、その全員が全員、snsをやっているわけでもない、snsをやっている人は、若い世代が多いとなると、若年層のガン患者が多いということにもびっくりする。まだ直接お会いしたことがないが、AYA世代のガン患者の方は増えているのだろう。

本当に本当に多い、こんなにもガン患者が多いとは、自分がガンになって始めて知ったことである。多くの女性が抗がん剤治療をして、脱毛を経験していて、最近では、抗がん剤治療以外でも世の中には脱毛で悩んでいる女性がいるということも、ガンになって始めてワタシは知った。

そんなsnsのコミュニケーションとは真逆で、ワタシの周りにはガン患者がいない。誰一人として、ガン療養している人がいない。不思議である。
日本人の人口の多さなのか、本当に不思議な現象である。
先週病院、化学療法室で抗がん剤治療を受けてきたが、周りにはおじさんしかいなかった、女性すらいなかった。

ワタシのsnsには女性のガンサバイバーしかいない、なぜだろう。

最近、なぜ乳がんが見つかった理由について、よく目にとまる。
若い方であれば、胸の違和感・体調不良・たまたま受けた検診など、
やはりAYA世代の人たちは、乳がんの定期検診をするという認識はあまり無い気がする。ワタシもそのぐらいの年齢では、検診に行っていなかった。

40代初期に多いのが、自治体からのクーポン券で、検診に行って気づくこと、
まさにこれはワタシも同じケースである。

2人に1人ガンになるという時代なのに、検診スタイルは変わらない。
若年層のガン患者が増えている時代の流れがあるのなら、
もっと検診を身近にすることはしないのだろうか。

ガンが大きくなる前に、見つけるという認識があまりにもない気がする。
早期発見が何より大事だということを言うのに、その仕組みはあまりない。

ガンがある程度の状態になって見つかれば、仕事を休職して、療養してそれこそ時間がもったいない。
もっと気軽に若年層から検診をしていれば、こんなことにはならない気がする。

医療が進んでいるのに、検診方法、検診スタイルなどは、何も進化していないのではないだろうか。

医療が進んでいるからこそ、検診がもっと身近に、もっと気軽にできて、
大きなガンになる前に見つかれば、脱毛しないで治療ができるし、治療の時間だって短縮するに違いない。

そんな社会しくみができたら、本当にいいなって、心から思う。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?