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お熱がでても、うれしい一日。

こんばんは。おねつがでました、私の一日。

とりあえず会社をお休みして、近くの小さな病院に行くことにしました。起きるのも一苦労です。がんばれわたし。風邪を引くなんて中学生ぶりくらいなので、一人で病院にいったことがあまりなく、少し緊張します。

小さな扉を開けると誰もいない受付があり、とりあえず名前を書いて、これでいいのかしらと不安になりながら待合室の椅子にかけることにしました。向かいの椅子には一人のおばあちゃんが先に座っています。待合室がとっても小さいためおばあちゃんとの距離も近くて、おじゃましますという感じで座りました。

しばらくすると、おばあちゃんはお薬をもらって帰って行きました。帰り際に「おだいじに!」と声が聞こえて、お医者さんが言ったのかなと思いふと顔を上げると、おばあちゃんが素敵な笑顔で私に向かって言ってくれていたのでした。

私は「はっ、ありがとうございます。あの、おだいじに!」とかなんとか言って、焦って上手く返せなかったけど、お礼におばあちゃんのためにドアを開けました。

ご自分だって身体がよろしくなくてここに来ているのに、見ず知らずのちょっと風邪をひいた若い私に声をかけてくれた!心にポッと元気が灯されて、ありがたい気持ちでいっぱいになりました。

私も、誰かを大切にするちょっとしたお気持ちを声に出したい。

そのあとお医者さんにお薬をもらって、帰って再びお布団に入りました。うんうん言って、たくさん寝返りをうって、汗をかいて、まるで赤ちゃんだなあ。たくさんの大事な人がおうちに来てくれて、おかゆやポカリをくれて、おでこを冷やしてくれました。

一人じゃ何にもできないよ。誰かに助けてもらっている。

よくよく考えたら、この布団も家も街も誰かが作ってくれたわけで、助けてもらってるわけで。最近おとなになって自分でお金を稼ぐようになって、自分で生きてる気になっていたけど、そんなことないんだね。声をかけあって、生きているんだ!と改めて思った一日でした。

あのおばあちゃんはよ元気になりますよに。

#日記 #生活 #風邪 #暮らし #ポカリ美味しい



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