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【12日目の朝】大きな荷物とホテルのベッドから

昨日から最後の街で過ごしていて、のんびりと観光していたらあっという間に帰る日の朝を迎えた。

暑くて焦げそうな昼も、寒くて凍えそうな夜もすでに恋しくなっている。やっとひとりで電車を乗り継いだり買い物を楽しむことができるようになったというのに。

最後の夜は友達と、近所のスーパーでおつまみやお酒を買い込んで、たくさん笑ってお喋りをして、倒れるように眠り込んで終了した。

橙色のランプが照らす赤い絨毯の部屋で、まとまらない大きな荷物を広げて、ビールとポテトチップをつまみながら話し込んだこの景色は、ずっと忘れないで覚えておきたい大切な思い出になった!

さみしい気持ちを背負って、帰ろう。ここでの暮らしは最高だったけど、私には戻るべき暮らしが待っている。

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