妊活と漢方。

ちょっと記憶薄れ気味だけど書いていく。
かつて不妊で悩んでいた頃の話。
石女と罵られ離婚するくらいには不妊症だったが
別の男性と再婚し10年、子供が欲しいと言い出したが、さあどうする。となって、

まずは病院へ。
その時一案として出てきたのが漢方だったが、
主治医曰く
「効果が出る人にはてきめんに効くが
 効かない人もいる」
ええ…
そんな眉唾なもの、という印象だった。

しかし数年後、とあるご縁があり
千葉流山の「ひろこうじ薬局」で
漢方専門医の先生に不妊相談したところ

「まずは検査を」

そりゃそうだ。
婦人科的に妊娠に問題ないか、男性機能に問題はないかを調べてからの漢方相談だった。

薬ではどうにもならないことがあるでしょうな。

で、ここはクリアしたので次。

「ではコレを」

あの 私…妊娠したいんですが。
これって胃薬???

どうやら胃腸に不調があると漢方を飲んでも効果が今ひとつなことがあるそうで。
処方された胃薬と漢方を飲む。

漢方薬はドロっとした液状のやつ。
ダイレクトで飲むのキツかったからココア割りで
なんとか飲んでみる。

まぢーーーーーーーーーぃ
とは言えなかったが顔がひきつる。

お世辞にも美味しいとは言えない薬だが、
コレはまだ美味いほうと言わんばかりの先生の笑顔が眩しい。

「生理痛つらい」
「じゃあコレを」

なんか怪しい糖衣の丸薬出てきた。
割って飲むというその薬も漢方らしいのだが
一度飲んでみると
なんといえばいいだろうか
一気に酒を飲んだ時のような
全身がブワーッと熱くなる感じがして
これが血が巡る感じ?
とか思いつつも気分が悪くなり
生理で体調不良だったところにダブルパンチで
これはもう飲むの怖い…と思ってしまった。
そして特に生理痛に効いた感じはしなかった。
やっぱり鎮痛剤さいつよ…

しかし血の巡りをよくするって点では
凄まじい効果を感じたので
漢方って案外スゴイのかも知れないと思った件。

次に行くと今度は旦那に薬が出た
「トビウオの浮袋とか」
おお なんか漢方っぽい!

「奥さんのは…あーこれ見ない方がいいかな」
ちょっと。
見るなと言われたら見るのが人間でしょう。
アレの黒焼き、冬虫夏…うわぁ寄生虫。
でもまあ薬になってるし
現物齧れって言われない限りイケるイケる。

そんなノリで妊娠まで3ヶ月もかかった。

えっ3ヶ月???
はや!!

他にもタイミングの指導とか
基礎体温とかメンタル面のあれこれもあったけど
ストレス手放して漢方飲んでただけで
マジで妊娠成功した。

不妊20年目にして。

なので不妊に悩んでいる人は
試してみる価値はあると思う、
選択肢の一つとして。

問題は
相談の先生に夫婦生活とか色々話さなきゃならないことと高額な予算かな。
先生の手腕にもよるだろうし、
私は3ヶ月だからそんなでもなかったけど
毎月漢方のむと妊活長引くだけお金がかかるし。

そんで妊娠で終わりじゃないしね。
葉酸とか妊娠しても必要になるし。

ただ妊娠してからのつわりで
それまでギリ飲めてた漢方が絶対吐くレベルに。
ごめん先生。
そして次第にお腹が大きくなり
相談に通えなくなり。

そんなこんなで不妊相談は終わりを迎えた。
というよりは行けなくなって終了したのだが
お世話になった先生には本当に感謝している。

最後の相談の日に何気なく先生が
「男の子と女の子だったら
どちらが希望なんですか?」
と。
そんな
一生子供の顔見れないかもしれないのに。
希望なんて…と内心ネガネガしていたのだが
「どちらでも嬉しいです」
そう答えた時なんだか、これが最後の相談になったりして…とも思っていた。
なんだか神様が
「じゃあどっちにする?」
と先生ごしに聞いてきたような気がした。

性別は希望なしだけど
できれば旦那似がイイと思ってたくらい。

強いて言えば男の子のような予感はあった。
ギリギリまで性別不明だったが、
旦那似の男の子だった。

あと思い出せるのは
妊娠前最後に見た映画「翔んで埼玉」観て
めちゃくちゃ笑ってたこと。

笑うのもきっとすごいポジティブなエネルギーを
生むのかも知れないね。

産まれた子供は超絶健康体で人見知りもなく、
はちゃめちゃにポジティブです。笑。

わ、私と全然ちがう…
全然ちがって、スゴく✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。イイ!

闇を感じるだろ?
その点は後ほど。


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