別人格についてまとめてみた
「解離性同一性障害」と診断されて今月で1年が経つ。
ちょうどいいのでこの1年の変化、別人格について分かったこと、課題点などをまとめてみようと思う。
現在、把握している別人格は4人。
名前は、ゆうり、姫(ひめ)、悠稀(はるき)、けんちゃん。
※SNS上で使っている「ゆうり」と別人格の「ゆうり」は別人である。
1年で出来るようになったこと
①ゆうり、悠稀、姫との意思疎通
以上の3人とは会話できる。視覚からの情報は共有しやすいため「TalkNovel」というトーク画面作成アプリを使用して会話をしている。脳内で喋っいるのを文字に起こしている感覚。
「明日○○してほしい」という情報共有や「主人格が疲れてるっぽいんだけど……」みたいな相談もそこでしている。
②意図的に人格交代が出来るようになった
主人格としてはこれが一番大きい成果で、主人格が苦手なことを別人格が人格交代してこなしてくれる。
別人格ごとに得意なことがある。愛想よくするのが上手だったり、文章を作るのが得意だったり、効率よく物事をこなすのが得意だったり……。
あとは主人格の体や精神面で調子が悪い時に人格を意図的にしている。
別人格の役割
悠稀や姫は、主人格の「苦しい」「しんどい」「悲しん」という気持ちに共感し慰めるという役割も担っている。元々は主人格が自分でやっていたのだが、いつの間にかこの2人がやるようになった。姫の方が共感力が高いイメージがある。
この2人の別人格は、主人格のことを守ろうという気持ちが強い。
課題点
・主人格が別人格に頼りすぎていて、気づかないうちに体を酷使することが増えた。
・意図的な人格交代をやりすぎ。
・記憶の共有がされない。
疑問点
・意図的な人格交代のやりすぎは、どのぐらい主人格の精神面に影響するのか。
良かった点
・主人格が孤独に感じることが減った。「自分でどうにかしないと」という気持ちから「別人格がどうにかしてくれる」という考えに変化したため精神的に楽になったよう。
最後に
この1年で学んだことは、「体はひとつである」ということ。当たり前のことだけど。。。
主人格がしんどいからといって人格交代をしても体は疲れる。複数の人格がひとつの体を共有して使っているのだから、これからはこのことを意識して生活をしていかないとなと考えている。
そして1年間で自分が解離性同一性障害であると話せた人が複数いた。自分の病気を知ってくれている相手がいることがものすごく心強くて、それだけでなんだか生きやすくなった気がした。
本当にいろんなことがあって大変な1年だったけど、同時に主人格自身が強くなれた。沢山泣いたし、この病気の原因である過去や人物を恨みたくなったけど、少しずつ前を向けるようになった。
お疲れ様、自分。
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