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野望がないわたしの転職活動

8月10日、大安。わたしの転職活動が終わりました。

本格的な転職活動は6月中旬に始めたので、わたしの転職活動はちょうど2ヶ月くらいの出来事。

でも、その前段の「自己分析」「キャリア検討」はもういつからやっているか分からないくらい、ずっと、ずっと、悩んで考えてきました。

SHElikesで勉強したり、ライフログスクールで自分ととことん向き合ったり、仕事を辞めバイトしながらいろんな活動に手を出したり、学びを深めたくてSherpa of Writersで実践したり……。

SHElikes入会からだとしても、1年3ヶ月もの歳月が経ったころ。ようやく転職活動を開始しました。そして、1年5ヶ月が経った今、納得できる道を見つけることができました。

やっと腹を括って、次の道へ。




1年3ヶ月もの間、何をしていたのか

いわゆる「キャリアブレイク」の期間。

なぜこんなに時間がかかったかというと、何かを学んでも、実践しても、内省しても、仕事にしたいと思うほどのことがなかったから。

わ~これ好きだな、これが仕事になったら楽しいんだろうな、と思うことはありました。仕事としてやってみたこともありました。
だけど、仕事という責任を人一倍背負ってしまうので「楽しい」「楽しそう」が「義務感」に変換されてしまう。

わたしは、楽しいことは純粋に楽しいものとして自分のテリトリーに置いておきたいのだなと、仕事は楽しさ(好き)よりも役に立てることが大事なんだなと、この1年3ヶ月で理解しました。

時間、かかりすぎですよね。わかります。

今までの仕事と違うことをしなければ意味がないと思い込んでいたし、世の中には魅力的な仕事・肩書き・働き方が溢れているし、輝かしい(響きの良い)キャリアを歩めなければいけないような気がしていたわたし。

当然、そこには自分の声はありません。
全部、他人の目、世間の風潮。

でも、それらを「自分が目指したい姿」だと本気で思っていました。響きの良い仕事をしないと堂々としていられないと。
自分の思考の中に他者や世間が介入している状態が当たり前で生きてきたからか、この無意識的な他者介入を、自分の中から追い出すのにすーーーーーごく時間がかかりました。

じゃあ、わたしは純粋に何がしたいんだっけ。どうなりたいんだっけ。

そう自分に改めて問うたとき、これがしたい、こうなりたい、と思うものは「暮らし」「生活」に関わることでした。

「これを仕事にしたい」「このスキルで食っていきたい」というような、仕事やキャリアに対する野望はほとんどありませんでした。
結局自分が頑張れるのは「人のため」があること。わたしが人やチームのために勝手に動きたくなっちゃうことや、誰かがわたしの何かを必要としていること。だから、自分にできることで役に立てれば充分なのではないかと(できることは広げ続けたいけれど)。

それなら、叶えたい暮らしを実現できる道を選択をすればいいじゃないかと思えて、ようやく進む方向が見えました。世間の目から自分を解放できたというか。

……まぁ、そう腹落ちできたのは転職活動の途中でやっと、なんですけどね。

・・・

転職活動のスケジュール

ちょっと余談が長くなってきたので、本題へ。
(余談部分については過程がいろいろありすぎるのでゆるゆると綴っていけたらいいな)

本格的な転職活動は冒頭でお話した通り、6月後半~8月前半のことでした。
ざっくりですが、こんなスケジュールで動いていました。

6月
今までやってきた自己分析の内容や、経験/スキルについて整理
・転職サイト登録
・履歴書、職務経歴書の作成
・エージェント面談

7月
・応募、面接、適性検査、をひたすら進める
・転職活動の軸や、自分の気持ちを再度整理
・初めての内定が出る

8月
・二次面接や最終面接
・内定先の中から転職先を決定

次の章で書いていますが、応募社数は31社。
面接1~2回+面接内容の整理+次の面接準備+テスト受験or勉強、の詰め合わせパックが毎日続く週も何度かあり、その合間でエージェントと話したり追加で応募したり……。
わたしにとっては体力的にも精神的にもヒィヒィでした。自律神経が乱れに乱れて不調続きで、体調管理が一番のネックだったかもしれない。

面接の予定や何かしらの締切をカレンダーに入れていたら、ピーク期の7月はこんなことになっていました(+合間で進めるものは別途WBS使って管理)。タスク管理は得意なほうですが、抜け漏れなく乗り越えられたのは自分偉いなと褒めてあげたいところ。

普通に仕事しながら転活する人どうやってるの……?寝てる?

・・・

転職活動の結果

応募:31社
書類選考通過:13社
一次選考通過:8社(うち選考辞退:2社)
二次選考通過:4社
内定:3社(うち内定辞退:2社)

前職(正社員時代)ではSIerのPM・PMOとして働いてきました。
なので、今回の転職ではPMスキルを軸にしたいとは思っていたのですが、それはどちらかというと仕事の仕方・ポジションの話。「何に関わりたいか」「どの業界が良いか」がわたしの中でなかなか定まらず、どの業界でもPM的なポジションはあるので選択肢が多くなり、思っていたよりも応募社数が膨らみました。

応募社数に対して、選考通過数や内定数が多いのか少ないのかは分かりませんが、経験を活かせる仕事も、未経験の仕事も、どちらでも内定が出たというのは自信に繋がりました。いろいろな仕事や業界を知れたという意味でも、数受けてみて良かったなと思っています。

どんな仕事で内定が出たかというと、
・プロジェクトの品質マネジメント(次の章参照)
・PMOコンサルタント
・広告運用コンサルタント
です。

なにはともあれ「自分はまだ社会の中で需要あるんだ」とホッとしました。

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これからどんな仕事をするのか

業務内容

ITの分野で働いたことがないとイメージしづらい仕事かもしれません。

SIerの中で、いわゆる「品質保証室」とか「技術管理室」とか呼ばれるような部署で働くことにしました。システム開発・プロダクト開発のプロジェクトにおける「品質マネジメント」に関わる仕事。

前職ではシステム開発プロジェクトのPM・PMO(開発現場の人)として働いていたのですが、今回は、全社のあらゆるプロジェクトを対象に、アドバイザリー業務、ナレッジや事例の収集/展開、ルール策定/改善、監査業務、などを行います。開発現場とバックオフィスの中間のような立場、といったらイメージつくでしょうか。(細かく言いすぎずに説明するの難しい……。笑)

システム開発でのPM・PMOをしてきたこと、システム障害などのトラブルを多々乗り越えてきたこと、開発におけるすべての工程を担当者としても経験したこと、毎年新人教育を担当していたこと、を全部活かせそうなお仕事です。

労働条件・環境

条件的には、フルリモート・フルフレックス・副業可・残業減・年収UP!が叶いました。

前職も(ほぼ)フルリモート・フルフレックス・副業可ではありました。
ただ、夜間や土日の緊急対応があったり、時期によって残業が月40~50時間以上になることもあったりと、わたしには結構キツかった。ママさん社員はたくさんいましたがキャリアダウン?している人が多く、将来を考えると長く働く場所ではないなと思っていました。

今回の転職で、マイナスポイントが改善されたうえで年収UPできたのは素直に嬉しいです。

そして、部署の中でも、同じ仕事をしている先輩社員さん(割と年上?)が一人しかおらず、部長クラスとツーツーの環境。自分の意見を出す&早期の活躍(ポジションアップ)を期待していただけているということで、わたしのやる気スイッチもON。


PMOコンサルや広告運用コンサルもすっごく魅力的な仕事ではありましたが、自分にできることを活かしつつ、キャリアを諦めず、暮らしや生活に軸足を置けそうだったのでこちらの仕事を選びました。

・・・

地に足ついた本業×軽やかに動く副業

実は……といってもTwitter(X)でつぶやいていますが、本業より先に副業が決まっていました。7月からは、Sherpa of Writersのアシスタント業を始めています。

転職活動のピークと重なったこともあり、今のところ至らない部分の方が多い気もしていますが(ひのりほさんご理解ありがとうございます)、これからは巻き返しつつ、10月からは本業と副業の二軸で働くことになります。

もっというと、実家(自営業)のお仕事を手伝うことにもなりそうです。
今までもHP修正など、PCを使うような(親が弱い)ところはちょいちょい手伝ってきたのですが、次は、何かに載せる文章の執筆や、DMハガキの作成をやれたらな~って話を母としているところ。
相手が両親なので、怖がらず何でもできそうだなと、これはこれでワクワクしています。

パラレルワーカーと言っていいのか?少し違うのか?よくわかりませんが、「本業を持ったうえで、無理のない範囲で、複数のお仕事をする」ことは実現したかったこと。この夢が叶えられるかもしれないなんて……!とても嬉しい気持ちです。

副業ではいろんなことに挑戦したり、興味関心の方向に向かって軽やかに飛びつきたい。安心して動ける土台となるのが、本業があるという安心感。
自分の性格的に安心材料がないと詰むこともキャリアブレイク期間で実感したので、この「本業×副業」の構図が作れて良かったです。

ただ、無意識に頑張りすぎる癖があるわたし。「無理のない範囲で」を守るためにも、暮らしを蔑ろにしないためにも、新生活に慣れるまでは副業はこのくらいにしておこうと思います(笑)

・・・

おわりに

1年5ヶ月前にSHElikesに入会して、いろんな遠回りをして、やっとたどり着いた今。ありがたいことに、SNSやコミュニティなどで繋がってくださっている人はたくさんいる。

そんな皆さんからしたら、わたしの次なる本業がどう映っているかはわからないけれど、別に、憧れるようなキラキラした仕事ではないと思う。地味だと思う。

だからか、なんとなく「転職終わった!こんな仕事をします!」と公に言えないまま1週間ほどが経ってしまいました。

別に言う必要もないけれど。でも、

「自分が人の目から解放されて、自分が大切にしたいことを大切にするための道を選択できた」という事実。実現させたかったパラレルワークが叶いそうになっている事実。これは、わたしにとっては超特大の進歩なのです。

だから残しておきたかった。

遠回りしたことで気づいたこと、いろんな人に出会って多様な価値観に触れられたこと、フットワーク軽くトライしてわかったこと、とことん内省して自分の本性を自分で暴いていったこと。
そのすべてが、今の選択に繋がっています。

過去の自分に「やっと自分の声に素直になれたよ」って伝えたい。
わたしと同じように、人の目・世間の風潮・キラキラキャリアに苦しくなっちゃう人に「こういう選択もきっといいものだよ」って伝えたい。

勉強していることが直接肩書きになるような職業じゃなても、仕事の中で活かせる場面はある。活かすかどうかは自分次第。

正社員だからこそ得られる自由もある(わたしの場合:強制的な休みがないと休めないから完全週休二日制がありがたい、リモートだから働く場所も自由、お金を気にせず副業を純粋に楽しめる)。会社に縛られていると思うかどうかは自分次第。

「自分次第」。この心は忘れないでいたい。

これからもいろんな壁が待っているとは思うけれど、大切なものを大切にしながら心にゆとりを持って歩んでいきたいです。


とりとめもなくなってきたので終わり!
10月までは、副業でやることはやりつつ、次の仕事に向けて勉強などしつつ、人生の大休憩かまします☕



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