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子供とお母さんの関係性。お母さんは、家族のリーダー


現代は子供に関する様々な育児本が販売されているが、もしも大切な我が子の不安事や心配事があった時、あなたなら真っ先に何をするでしょうか。

お母さんが子供に出来る事って何だろう。

母として子供に真っ先に行う事をいくつか例に挙げてみました。

☑️話をじっくり聞く
☑️アドバイスをする
☑️心配していることを伝える
☑️代わりに対処してあげる
☑️子供と接する時間を増やす

などと、子供をサポートする何かしらの方法を思いつくと思います。

しかし、実はこれらよりも、もっと効果的かつお母さん自身にもメリットがある、そんな方法がある事に気付きました。

私自身、子育てをする身でありながらまた親子で通って下さる患者さんの変化をみてゆく過程で、これが出来るようになると、

「心配だった子供についての様子が激的に変わっていった。」

というものがあるので、本日はその方法の中の1つをご紹介したいと思います。

心配だった子供の様子が劇的に変わる方法

結論から先に言ってしまうと、それはズバリ
"いつも同じ態度である、変わらないお母さんでいられること。"

これを聞いた瞬間、 ぎくっとした方も多いと思います。

そして、それと同時に

「ハードルが高すぎて、無理です。」何て思われる方もいらっしゃかもしれないですね。


母だって人間だもの。
ロボットではないし、感情の起伏くらいある。

はい、とても良く分かります。

しかし、「安心して下さい。大丈夫。」と言いたいです。

ここでのいつも同じ態度と言うのは
毎日毎日、元気100%の 機嫌の良さを発揮しよういう事高いハードルではありません。

機嫌が悪くもない。そして良過ぎることもない。大体50%の一定の機嫌を保とうと言うことです。


悲観的になり過ぎもせず、ハイテンションにもならな過ぎず、どちらにも偏り過ぎない、 フラット状態でいられる浮き沈みが極端にないお母さん。


ただ、それだけで良いんです。

これはどんな教育本を読み漁るより、子供に安心感与え、子供がのびのびと自信を持って問題を解決出来る根元何じゃないかと強く思っています。

なので、私は患者さんに、「子供について不安な事や心配な事があります。」相談された時に

まずはお母さんの施術を行っていきましょう。とお伝えしています。

何故なら、お母さんの状態と子供の状態は密接に関係しているからです。

お母さんの心身に不調が少ない、居心地の良い状態になると、気持ちが穏やかになり、いつも同じ態度の、ムラがないお母さんでいられるようになります。

そして、それは結果的に巡り巡って子供にも良い影響を与えます。

そうすると、不思議とこれまで子供に対し抱えていた心配や不安事が薄れてゆくんです。

子供が不調になる時

これは、 子育て経験のあるお母さんであれば、誰でも体験したことがあると思うのですが、不思議と自分に余裕がない時、体調不良な時こそ子供が熱を出したり、不調な症状が次々とでてきます。

その時は必死で気付かなくても、ふと今思い返してみると確かにあの時は、自分に余裕がなかった。そんな風に思い出される方も多いはずです。

また、お母さんが体調を崩すと家庭の雰囲気がどことなく暗かったり。

そんな一方で、良いのか悪いのか、お父さんの体調不良が子供に影響することは失礼ながらあまりないと感じます。

つまり何を言いたいかと言うと、それくらい、お母さんが担う家庭に与える影響力は大きいということです。

施術以外でお母さんが出来る事

 母親になると、どうしても自分の事は後回しになり、家族優先の生活になってしまいます。

しかし、お母さんだってやりたい事をやって良い。自分の為に時間をかけて良い。

私はいつもそう思っています。

独身時代はやりたい事の100%を自分自身に注げていたものが、結婚をし子供が産まれ、家庭をもつとやりたい事の10%程くらいしか出来なくなってきますね。

子供や家庭の為に、そこまで出来る世の中のお母さん。それは、本当に素晴らしい事です。

ただ、子供がいるからという理由で自分にかける時間が100%から10%、10分の1になるのはお母さんだって辛い。

そりゃあ、人間ですもん、いっぱいいっぱいにもなります。

だからこそ大袈裟ではなく、母になっても、自分へ使う時間は50%で良いと思っています。

もちろん、子供がいる事により生活スタイルは今までとガラリと変わり、どうしても子供の年齢によっては全力集中しなくてはいけない時期だってあります。

しかし、何事も"どちらかに偏り過ぎると辛くなる。"

人間、どちらかに偏り過ぎてしまった場合、必ず心や体に皺寄せがくるようになっています。

どこかで反動がくるようになっています。

もちろん、それはお母さんがそれだけ一生懸命子育てに向き合い、頑張っている証拠。

頑張り屋、我慢強い方であればあるほど、いっぱいいっぱいになってしまいますね。

ですが前述したように、お母さんは家族の雰囲気をも変える、家族に影響力をもたらす家族のリーダー。

お母さんが、まずは自分を大切に、幸せであることを考えています。

そうすると、偏り過ぎることもない、いつも同じ状態の自分でいられる事に気付きます。

そして、大切な子供の様子が少しずつ変わります。

子供は穢れなく純粋だからこそ、良い意味でも悪い意味でも、お母さんの姿に強く影響される事が沢山あります。

お母さんが変わると子供は活動的、積極的になりますし、自信がもてるようになる過程で、例え友達同士トラベルがあったとしても、自分で解決し、壁を超えてゆくことができるようになります。

"機嫌がいつも50%のお母さん"

それは、 お母さんや子供、どちらの為にもなることです。

親子関係を良好に保つことにも繋がります。


そして私自身も、子供について不安や心配な事が起こった時、

まずは自分自身がどんな心の状態なのか。
偏り過ぎていなかなど、自分の気持ちに耳を傾けるよう心がけています。

以外と、問題は子供ではなく自分の心の中にあったりします。

自分の為に過ごしましょう。

もしお母さんが行きたい場所、やりたい事があるのなら、素直に実行しましょう。

世の中のお母さん方にはもっと自分の事を大切にして良い。

自分の事を犠牲に、お子さんや家庭を守るお母さん方を沢山見てきたからこそ、心からそう思っています。

今自分が出来る範囲でやりたい事を小出しに行ってみる。

ずっと行ってみたかったカフェ、読書、日帰り温泉でも、ドライブでもなんだって良いです。

少しだけでも、自身の行いたい事に行動が出来ると心の充実度が変わり、家族にも優しくなれます。

私は、自分自身に目を向け、自分の為に時間をしっかりとるようになってから、うんと子育てが楽になりました。

身体に良いご飯、運動、心と身体に繋がるメンテナンスも、まずは全部自分の為だと思っています。

そして、それが周りに回って家族に還元できるものになると感じています。

自分の機嫌がまずは一定なこと。それが、結果的に家族に良い影響を与え、後に自分に返ってくるものだと確信しています。

是非ともお子さんを持つお母さんには自分が機嫌を一定に保つことを心がけて欲しいと思います。

それは何度でも言いますが、結果的に、巡りに巡って家族全体が良くなる事です。

お母さんは、家族のリーダーです。

最後に。

つい親になると、〇〇しなさい、 〇〇しないとダメなど、上から目線でものを言ってしまったり、運動が苦手、勉強が苦手であれば、あれやこれやと習い事をやらせてみたり。

産まれたての頃はただただ、健やかに育って欲しい。

ただそれだけだったはずなのに、我が子が成長するにつれ、つい

〇〇になって欲しい。という思い。

子供と自分。

血の繋がりがあってもそれぞれ得意なことや、苦手なこと、性格や個性は違うのにも関わらず、関係が近いからこそ、 大切だという思いが強いからこそ、自分のレールに、ついついはめようとしてしまいがちになってしまいます。

しかし、そんな時はただただ、健やかに育って欲しい。

という妊娠中から我が子が生まれるまでに抱いた純粋な感情。

そんなことを思い出したりします。

私達親が出来る事って、案外単純な事かもしれない。

"我が子が伸び伸びと生きてゆけるように環境を整えてあげる"

ただそれだけなのかもしれない。

私達大人には色々な息抜きの方法、場所があるけれど、子供は学校と家、日々とても狭い世界の中で生きています。

そんな狭い世界で生きている子供にとって、家庭とは唯一の安らげる居場所。

いつでも安らげる場所をいつも変わらない場所を 作ってあげる。

ただそれだけで良いんじゃないかと思う。

それには、"機嫌がいつも50%のお母さん"が必要です。 

子供が心地良い、安心出来る居場所を一緒に目指しましょう。

母は強し。

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