キャリア迷子のバリキャリ生活-就職まで

Note初投稿。これからコツコツ私のキャリア迷子について書いていこうと思う。

■出生〜高校時代

北陸の田舎で生まれ、田畑に囲まれた家で0歳〜高校生まで過ごした。私の生まれた地域は、県でTop1、2の進学校に進学しないと都内の有名大学には行けないという環境。高校受験で人生が大きく変わると言っても過言ではなかった(もちろん大学進学したい人に限った話ではあるが)。

教育熱心だった母は「勉強しなさい、勉強して損することはない。将来困るのは自分だよ。一生懸命努力してその結果ダメなら仕方ない、でも努力もしないで途中で投げ出すのは辞めなさい」とよく言ってきたもので。当時は「うるさいな、自分は勉強してこなかったでしょ」と思いつつも、負けず嫌いかつ他者承認欲求が強かった私は一生懸命勉強した。そして、都内の有名私立大学に無事入学することができた。とにかく英語が大好きだったので、「英語を勉強する」「将来英語を使った仕事をしたい」という軸だけはブレずに持っていた。

■大学生活

大学に入ってからは様々な価値観の人と出会い、田舎では出会わないあろう人たちと関わり、たくさんのカルチャーショックを受けた。まず教育面。そもそも私立の中高一貫校からエスカレーター式で大学に入る人たちがいるなんて、大学にいくまで知らなかった。私の生まれた県に中高一貫校なんてなかったから...ああ、教育って生まれる場所や家庭環境などで大きく変わるんだなと思っていた記憶がある。どっちがいい悪いではなく、ただただ地方からお金をかけて都内の私立大学へ行かせてくれた両親には本当に感謝している。今自分が働くようになったからこそ分かる。地方の普通のサラリーマン家庭の収入で都内に一人暮らしさせ、学費まで払うことが大変だったということ。地方を飛び出したからこそ出来る経験をたくさんさせてもらうことができ、それが今の自分の人生に大きな影響を与えているからこそ、両親には頭が上がらない。勉強しろと口うるさかった母には感謝しかない。

大学では大好きだった英語を専攻した。教員志望ではなかったが、受かったのが教育学部の英文科だったので、教員免許も取得した。人前に立って話すのが大嫌いなのに教育実習まで乗り越えた自分を褒めてあげたい(笑)教育実習に行った時「何のために勉強するんですか」と生徒に聞かれたことがあった。私は「自分の可能性、選択肢を広げるため、自由に選択できる幅を広げるためだよ」と答えた記憶があるが、それは今も変わらない。勉強しておいてよかった、と思う場面は自分が想像していた以上にあったからだ。

■リーマンショック直後の就職氷河期

2008年−2009年に就職活動。まさにリーマンショック直後。エントリーシートから数えれば70−80社くらいは応募し、ほぼ落選。もう自分は社会に必要とされていないんじゃないかと思いつめ、体重も激減。精神的にも体力的にも辛かった。

■総合職って?

周囲の友人が皆いわゆる「総合職」を志望していたので、何の疑問もなく「総合職」を希望した。が、当時の私は「総合職」が何か?よく分からないまま就活をしていた(ここで後々大きく後悔することになる)。田舎で育った私は「女性は男性ほど働かない」という固定観念が強かったので、入社後「あれ?こんなに働かされるの?しんどい、、そもそも私こんなキャリアを求めてたんだっけ?」と思い悩むことになります...

■内定

なかなか決まらなかった内定。メーカで働きたいという思いがあった私は手当たり次第にメーカ(自動車、家電、総合電機、プリンタ、カメラ等々)を受けるも、ほぼ撃沈。しかし、最後に1社だけ最終面接まで進んだ会社があり、それが今所属している会社である(日本人なら誰もが知っている大手企業)。なぜ受かったのか今だに分からないが、とにかく内定をもらった瞬間に涙したことは覚えている。

■地元企業の内定

最後の一社が決まるまで、もう東京での就職は無理だと諦めていたので、北陸の地元の銀行もう受けていました。そっちの面接では「あーこの大学出てるんだね、じゃあ本当に来てくれるならいいですよ」的なことを言われ、本気度を問われるのみ。他社の面接であったような頑張ってきたことや志望理由の質問は一切ない。さらに「女性は総合職では雇えない」と言われ違和感を感じたのを覚えている。「なぜこの人たちは学歴だけで採用決めるんだろう?」「女性だから総合職では雇わないって何?」と。自分の考え方と合わないなと感じ、お断りしました...。自分のことを見ているわけではない(学歴で誰でも受かる)、女性を軽視していると感じたのがすごく嫌でお断りしました。バリキャリになりたいわけではないものの、もうそういう考えのままの会社では働きたくないと考えたから。

■就職

そんなこんなで、2010年から今の大手企業で働いている(もう11年目)。もう、ここから大変なバリキャリ生活の始まり。





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