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32・DVがあったとき。警察へ通報するタイミング。

 DV相談センターでは、警察への相談も勧められました。しかし,、いざ警察へ相談となるとどういう相談になるのか。
警察というだけで、心理的なハードルも高いと思います。


私が実際に得た回答は
「怖いと思ったら通報してよい」
でした。




 その日、また夫はものすごく機嫌が悪かった。
そして家の中で不機嫌や苛立ちを露わにし、話しかけるのも憚られるような状態だった。そしてその苛々は私へと向けられました。



「洗濯機の音がうるさい」」
「冷蔵庫の中身が乱雑だ」
「朝メシのメニューが気に入らない」


そう言って、いろいろなことに難癖をつけて、大きなため息をつき、私を睨みつけてきた。表情、目つき、口調、そのどれをとってもとても怖くて、私はそれだけで緊張し手が震えました。

身体的暴力こそなかったけど、家の中に夫と二人きり。


夫は台所やリビングで私の粗を探し続け、私はその横をついて周り、夫に謝りながらどうにもできないでいました。


ちょうどその日、私はスーパーへ買い物へ行く予定にしていましたので、話の切れ目に夫を振り切るような形で出かけました。


スーパーの中で売り場を回りながら、今日は何を買うんだっけ。夕飯のメニューを決めなきゃ・・・。考えようにも全く頭が働きませんでした。
あれもこれも、夫にダメ出しされたメニューばかりで。


一体何を作れば?


とにかく、何か食べてもらえるものを買って、家に帰らなきゃ。
また「浮気してきたんだろう!?」と疑われる。そう思って必死に食材を買い、車に乗り込みました。


すると運転席に座ってドアを閉めたとたん、涙が出てきたんですね。



あぁ、これからまた、あの夫が居る家へ帰らないといけないんだな・・・。



その時、DV相談センターで、警察へ相談することを勧められたな・・・と思い出しました。


でも、相談ってどう相談するの・・・?
相談したらどうなるの・・・?


そう思ったら、こんな思いをしているにも関わらず怖くなりましたが、その疑問をまず警察に聞いてみようと思いました。


居住地の警察署へ電話すると、まず代表の番号へ繋がりました。

「夫からDVをされたことがあり、そのことで相談したい」伝えると、生活安全課へ繋いでくれました。



「夫から日頃モラハラを受けており、過去には暴力もありました。今は外から電話しているのですが、怒っていて帰るのが怖いです。110番通報していいのはどういう時なんですか。」


警察官「怖いと思ったら、通報していいですよ。」

「暴力といっても怪我をするような酷いものではなくて、小突かれたり、つねられたりそういうものなんですが良いんですか。」

警察官「大丈夫ですよ。通報してしまって良いです。今は警察官がそちらに向かったほうが良いですか?」

「今は大丈夫です。ありがとうございます。」




 怖いと思ったら110番していい。

こんなことを尋ねるなんて迷惑かなと思っていましたが、聞いてみて良かったです。ホッとした・・・。それから、名前、住所、電話番号、夫の名前、家族構成を聞かれ、終了しました。

 実際に生活安全課へ出向いて相談することも可能で、その場合もっとできることがあるとのことでした。(そしてこの約一か月後に生活安全課へと行くことになるのですが・・・)


これで何かあったら通報しても大丈夫なんだなという心強さと、同時に今の私達はそんな生活なんだよな・・・と現実を観ずにはいられませんでした。
この頃はもう出ていくことを決心していた頃でした。









まだまだ未熟なnoteですが、サポートして頂けたら嬉しいです。私の体験談が少しでも誰かの勇気になってくれたら…!モラハラや離婚問題に苦しむ方のために、note投稿を続けていきたいと思っています。