映画アーティストを観て
久しぶりにうるっときた映画。
観て良かった。
映画はいつも、ながら観をしてしまうのですが、今回は無音映画のためしっかり座って観ました。
最近の映画なのに、あえての無音。あえての白黒。
何が良かったって、一番感動したのは…
主人公が自分を曲げなかったこと。
サイレント映画スタージョージ・バレンティンがサイレント映画からトーキーへの移行期において表現としてのサイレントに誇りを持ち、サイレントの衰退によって仕事を失っても、まわりの大切なひとを失っても、腐りかけながら、自分を曲げずに生きてきた。
ヒロインの女優ぺピー・ミラーは最初は新人で、トーキーの盛り上がりと共に人気になった。
取り巻く環境が変わっても、自分を変えることなくジョージへの愛と尊敬を持ち続けるヒロイン。
ちょっとサイコでゾッとするようなシーンもあったけど、2人共まわりに流されない軸を持っていて、とても素敵だった。
最後ジョージが復活するときも、自分が大切にしている部分は保っていて(軸はブレず)
ぺピーの口利きでトーキー映画に出演することになるのだけど、タップダンスという表現を武器に新たな挑戦として、ミュージカル映画を選択。
楽しんで次のステージに向かう終わり方が良かった。
随所の表現も本当に本当に良かった。
第84回アカデミー賞作品賞・監督賞・主演男優賞・衣装デザイン賞・作曲賞受賞作。
この2人のように強くなれたら…
私が未だに自分軸を持てていないのは、自分の弱さ故かもしれない??
学びがたくさんありました。
素敵な映画でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?