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外国語を話すときの3つのハードルとは?

こんにちは!日本語コーチゆりです!外国の方に日本語をおしえるお仕事をしています♡

突然ですがみなさん、はぴログってご存知ですか??

外国語を話している様子を動画に撮って投稿するという、Twitterでいま盛り上がっている企画!です!(*'ω'*)「#はぴログ」のタグで、英語、韓国語、スペイン語など、さまざまな言語を話している方の動画が見られますよ!語学学習のモチベーションめちゃ上がります、、、おすすめ。

今回このはぴログに、私もタイ語で参戦してみました!

じつはわたし3年ほどバンコクに住んでいまして…。タイ語がほんのちょっと話せるのです。「3年住んでたのにこれ!?」って思ったかた、1つ言わせてください!!
住んだからって話せるようになるわけじゃないから!!!ヽ(^o^)丿
ただ私が勉強さぼってただけ、、、!!

日本語が上手な人は「日本に住んでいるから上手」なのではなく、「その人が努力したから上手」なのです。そういった意味で、わたしも日本語を学ぶ学生に対してリスペクトの気持ちをわすれないようにしています。

さてさて話がそれましたが、はぴログをやってみて学習者視点から気づいたことがあったのでシェアします!

外国語を話すときの3つのハードル

1.言葉が出てこないと焦る
2.顔や動作がかたくなる
3.声のボリューム調節けっこう大変

詳しく書いていきますね('ω')ノ

1.言葉が出てこないと焦る

これは共感する方も多いんじゃないでしょうか。外国語でいざ話そうと思っても、言葉が出てこないことめっちゃあるんですよね、、、。正確には、言いたいことは浮かんでるんだけども、
「適切な語彙を選ぶ」「文を組み立てる」

この2つにけっこう時間がかかるんです。加えて相手に待ってもらっているという罪悪感、会話を途切れさせているという気まずさ、、、もうほんと焦ります。んで焦るとよけい言葉が出てこない。

このハードルをこえるには、焦らなくてもいい環境=つまり一人でいるときに落ち着いて話す練習をする、、、のが効果的かなあ。

そしてもう1つ。これは学習者自身だけでなく、周りの人の対応も大きく影響するということ!
言葉が途切れても待つ、まちがえてもいい空気感をつくる。非母語話者に対して母語話者がこういったことを意識するだけで、このハードルはかなり低くなるのではと思います。

2.顔や動作がかたくなる

これ動画に撮ってみて気づいたんですが、顔のこわばり、やばいですね。笑
たぶん語彙や文法を思い出そうとしてるか、言い回しを考えているかで、こんな顔になってるのかな、、、。
あと、緊張して動作がかたいうえに小さくなってますね。外国語を話すときの、あの緊張感はなかなか抜けないんですよね、何年勉強してても。

みなさん、コンビニやファストフード店などで外国人の店員さんと会話する際、表情や態度から「なんか怒ってるのかな?」「不愛想だなあ」と思ったことありませんか?
それはもしかしたら、日本語を話す緊張から動作がかたくなっているのかも。日本語の文を頭で考えているから、むずかしい顔をしているのかも。

想像力をはたらかせて、お互いやさしい気持ちで接したいですね(*´ω`)

3.声のボリューム調節けっこう大変

えっ??声ちっさ!!!
これも動画に撮らないとわからなかった、、、!自分では大きめの声で話していたつもりだったのですが、動画で聞くとかなり声が小さかったです。(※投稿している動画はあとから編集しています)
母語だと容易に声の大きさってコントロールできますよね。外国語となると、意外とこれがむずかしいということに気がつきました。

話すことにいっぱいいっぱい&発音やイントネーションにも気をつかっているから、というのもありますが、自信のなさからきているのが大きいんじゃないかなと。
話すことに慣れて、自信をつけていくことが大切ですね。逆に大きい声で話していれば自信がついてくるんじゃないか、、、!?

声をコントロールする練習として、授業の中でいろんな声をだす活動をしてみるのもおもしろそうです。(ささやき声、大声、子どもの声、お年寄りの声など)今度やってみよっと!

まとめ

今回はぴログをとおして、外国語を話すときは非言語の部分にもハードルが存在しているということに気づきました。
教師として、ただ文法をおしえるのではなく、学習者がこれらのハードルを越えていけるようお手伝いができたらいいなと思います。

そしてもう一つ思ったのは、非言語(表情やジェスチャー、声の感じや音の大小)が相手に与える情報は言語以上に大きいのでは、ということ。
つまり、そこを意識して話すようにすれば、「おっ!けっこう話せてるじゃん!」っていうふうに、相手も自分自身も錯覚させることができるかも!♡

学習者の視点に立ってみて初めてわかることって、たくさんあるんだなぁと改めて実感しました。語学教育は教師と学生、教える側と学ぶ側がいて成り立つものなので、どちらの視点もちゃんと持っていたいなあ。

読んでいただきありがとうございました!(*‘ω‘ *)

それじゃ!

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