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【アート展感想】蜷川実花展


年末に蜷川実花展を見てきたので感想をシェア。万人におすすめかというとそうではなく、インスタレーションが多く空間体験を楽しみたい方向け、という印象。蜷川実花さんといえば極彩色の写真のイメージなのだけれど、植物、蝶、都市、金魚といったモチーフが多用された、動画の多い展覧会だった。

開催概要

見どころ

1.蝶の舞う景色
ご本人も力を入れているゾーンで、天井の高いところから数えきれないほどの花が垂れ下がっている。量に圧倒される。先があまり見えないようになっていて歩き回りながら楽しめる。よく見ると蝶がいたりする。白系の服でインスタを意識した写真を撮る方もいて、映えそうだった。

2.胡蝶のめぐる季節
互い違いに置かれた5枚の大型スクリーンに季節の花々が映し出され、その間を鑑賞者が歩きながら、自身もシルエットになって作品になっていくゾーン。私はこういう展示が好き。

3.TOKYO NODEならではの展示空間
天井がドーム型になっている特徴的な展示空間があり、この展示会では映像が映し出されていた。TOKYO NODEで最初に開催されたsynでも印象的な演出があった。この空間をどう使うかが結構クリエーターの腕の見せどころな気がする。展示に入る前の45階の景色や、近未来的なエレベーターホールも見どころの一つ。


おすすめな方

蜷川実花さん好きはもちろん、花や蝶が好きな方、地上200ⅿの鑑賞体験を楽しみたい方、創作などのインスピレーションを得たい方、没入型の展示が好きな方、カラフルな世界観が好きな方、写真を撮るのが好きな方は楽しめそう。子連れも幼児から小学生まで見かけた。


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