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【長野県・白馬村】自然あふれる場所で2泊3日のワーケーション体験してきた!

 今回は、長野県白馬村で”Work+Vacation=Workation”を体験してきた体験記を書こうと思います。新型コロナウイルスの影響を受けて、人の移動や働き方も変化しています。国内でもテレワークやリモートワークを取り入れる企業が増えるなど、場所や時間にとらわれない自由な働き方を促進しようとする動きが高まりつつあります。その中でも特に今、私が注目しているのが、Withコロナの時代の新しい働き方としてリゾート地など普段とは異なる場所で働きながら休暇取得等を行う「ワーケーション」です。「休みながら仕事はできるのか?」「リゾート地で働くメリット・デメリットは?」など様々な疑問を抱いた私は、実際にワーケーションを体験してみることにしました!現地での体験を元に、「時代の変化に対応した新たな働き方・生き方」について思考し、「自分の理想のライフスタイル」についても考えられたらと思います。

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1  ワーケーションの可能性と課題

 そもそも、ワーケーションとは何か?再度確認してお地方きます。

ワーケーション(Workcation):「Work(仕事)」と「Vacation(休暇)」を組み合わせた造語で、「リゾート地や地方等の普段の職場とは異なる場所で働きながら休暇取得等を行う仕組み」です。「個人が主体的に選択する、日常的な仕事(ワーク)に、非日常的な休暇(バケーション)の感覚を埋め込んだ柔軟な働き方」であり、「新たな働き方」(ワークスタイル)として注目されています。
※参照:一般社団法人ワーケーション協会HP
https://workcation.or.jp/

ワーケーションを取り巻くステークホルダーとして、企業、労働者、行政・地域、関連事業者の4つが挙げられます。それぞれの視点で考えたときに、ワーケーションを取り入れる以下のようなメリットが考えられます。

<メリット>

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※参照:田中敦「拡大するワーケーションの可能性と課題」(JTB総合研究所コラム内/2019年11月12日)

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※参照:Tomohiro Adachi「テレワーク最先端シリーズ5 テレワーク時代の先を考える」(DocuSign/2020年6月16日)

https://www.docusign.jp/blog/what-is-workation

また一方で、課題もいくつか考えられます。

労務管理の仕組みや就業規定の再整備 
例)労災の適用範囲、交通費・通信費、宿泊代等費用の規定等
業務マネジメント 
例)進捗管理、勤怠管理、コミュニケーション管理等
ワーケーションに対する理解度・納得感の違い 
例)年代別、男女別、業種・業界、適する業務と適さない業務
テレワークのインフラ整備
例)ICT機器やネットワークの導入、ワークフロー処理を可能にする電子契約システムの導入

これらを踏まえた上で、長野県白馬村でワーケーションをしてきた感想を書いていこうと思います。

2 テレワーク拠点の最先端として機能する「白馬」の魅力

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今回、私が訪れたのは以下の施設です。

・Workation Hakuba
・HAKUBA IWATAKE MOUNTAIN RESORT
・LAND STATION HAKUBA -Snowpeak-
・UNPLAN Village Hakuba

その中でも特に印象の深かった2つの施設での体験を紹介していこうと思います!

<1> Workation Hakuba

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 こちらは、2020年7月18日にOPENしたばかりの、リゾートホテル併設のコワーキングスペースです。

エントランスを抜けると、すぐ左手に見えてくるのがお洒落なツリーハウス!入り口にはなんと足湯が併設されており、ワークで疲れた足を癒すことができるとのことでした。階段を登ると、そこにはこじんまりとした作業スペースが。まるで秘密基地に来たような気分! 

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ツリーハウスに置かれた木のテーブルの下には電源が完備されており、電源の減りを気にすることなくワークに集中することができました。また、木の上ということもあって地上よりは幾分涼しげであるほか、誰にも邪魔されない(強いて言えば、虫は少々いますが)特別な空間で作業ができるので、カップルやビジネスパートナー同士での利用に最適だなと感じました。

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また、室内の施設内には、山岳リゾート白馬に合う天然木目の大型テーブル、レザー調の椅子、ディスプレイ、電源設備、安定した高速Wifi回線などのほかに、ミーティングやカンファレンスのできる150インチスクリーンやワイヤレスマイクなど映像・音響設備の整備もあり、テレワーク環境は万全に整っているなという印象を受けました。私も実際に室内の施設内で作業をしたのですが、飲み放題のコーヒー・紅茶のサービスがあったり、暑い夏には嬉しい扇風機があったりして、終始快適に作業することができました。

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<2> HAKUBA IWATAKE MOUNTAIN RESORT

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 次にご紹介するのは、白馬岩岳マウンテンリゾート内のコワーキングスペース。「白馬岩岳マウンテンリゾート」自体は、白馬岩岳の山頂上から北アルプスの絶景を眺めることのできる「白馬マウンテンハーバー(HAKUBA MOUNTAIN HARBOR)」をはじめ、NY発祥の老舗ベーカリーカフェ「THE  CITY BAKERY」、緑に囲まれた「ねずこの森・ブナ林遊歩道」など、様々な要素を兼ね備えた複合施設です。まさに、夏の白馬を満喫するのに最適なスポットと言えます!

 そして、なんと言っても今回の企画のテーマ「ワーケーション」という観点からすると、「白馬岩岳マウンテンリゾート」ではズバリ、「最高の”リゾートテレワーク”体験ができる」ということが検証されました。早速、現地での体験を振り返ってみます。

 まずは、山頂に向かうために、ゴンドラの乗車券を購入。ゆとりのあるゴンドラに乗り込み、白馬岩岳山頂へと向かいます。 

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ゴンドラに揺られること8〜10分、ようやく山頂に到着。そこには、山上のリゾートとも言うべく、特別な空間が広がっていました。

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私がまず向かったのは、目玉施設である「白馬マウンテンハーバー」標高1,289m地点に位置するテラスから北アルプスの絶景を一望してきました!

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また、テラスにはNY発祥の老舗ベーカリーカフェ「THE CITY BAKERY」が併設されており、当時の到着時刻は午前10時半頃であったのですが、現地は朝から大変な賑わいを見せていました。こちらのカフェの室内飲食スペースには、電源・Wi-Fiが完備されており、私も午後のオンラインミーティングをこちらのスペースで受けてみました。北アルプスの絶景をバックにするミーティングはいつも以上に楽しく、終始ハイテンションで会話を楽しむことができました(笑)。

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次に向かったのが、ブナの森の中にデッキ席が用意された、まさに森の中の作業スペースと言える「森のオフィス」。以下の写真のように、テーブルとアウトドアチェアに加えて、電源・Wi-Fiが完備された、テレワークに最適な環境が整っていました。強いて言うなら、もう少し電源の数が多いと嬉しかったかなという感想です。

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森の中というのもあって、空気はとても澄んでいるし、木漏れ日のさす開放的な空間で終始リラックスして作業ができるというのが最大のメリットだと感じました。ただ、作業途中に虫と遭遇することも多いので、虫が苦手という方にはなかなかサバイバルな環境かもしれません(笑)。

さらに、ワークの途中に昼食を食べたい!と思って伺ったのが、山頂レストラン「SKYARK DECK CAFE」。 

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地産地消をコンセプトに、地元食材にこだわったメニューが並ぶとのことで、私も現地のグルメを味わうべく、以下の商品を注文!

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白馬ハムを使用したフランクフルト ¥600(税込)

味わいジューシーで、おやつにちょうど良いサイズ!今年のお盆休みか期間に200本以上の売り上げたとか。

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ベジボウル(信州サーモンサラダ) ¥980(税込)

なんと言ってもサーモンが新鮮で、野菜のフレッシュさとマッチ!見た目も色鮮やかでインスタ映え間違いなしのメニューです。

 そして、「ワークに疲れたらひと休みしたい」というニーズに応えた施設が充実しているのもここの特徴!

例えば、こちら。なんと私が訪問した当日がOPENだったという山頂ブランコ「ヤッホー・スウィング」。「これは乗るしかない!」ということで実際に体験してきました。

安全ベルトを装着していよいよブランコスタート!

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高いところが得意な私でも少し怖くなるくらいには壮大な景色が広がっていました(笑)ブランコに乗った感想としては、まるでアルプスの少女ハイジになったかのような気分で、北アルプスの絶景を楽しみながらブランコで爽快な気分を味わうことができ、いや〜最高でした!

また、白馬村を見渡しながらゆったりとくつろいだり、会話を楽しんだりすることのできる「Iwatake Green Park」も居心地がよかったです。

実際にオープンチェアでくつろいでいると、向こうから羊の群れがやってきてなんとも豊かな気分になりました(笑)。これは都会では絶対に味わえない体験だと感じました。

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以上が、長野県白馬村でのワーケーション体験の一部始終のレポートとなります。総じて、白馬村のワーケーション施設への理解度が高まり、「休みながら働く」ことへの意欲が高まったという2点の収穫がありました。

3 新しい「働く」を考える

 さて、ここまで色々と述べてきましたが、最後に「これからの『働く』」について私なりに考えてみようと思います。冒頭でも述べたように、今後はますますテレワークの推進が高まり、場所や時間にとらわれない働き方が増えてくるのではないかと思います。 

そこで私が注目したいのが、「自分が身を置く環境」をどこに設定するかで仕事の作業効率や成果が変わってくるのではないか、ということです。

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実際、今回のワーケーション体験でも感じたのですが、自然に囲まれながら仕事するだけで、柔軟な発想が浮かびやすくなったり、コミュニケーションにゆとりが生まれたりすることがあります。加えて、疲れを癒す環境が豊富にあることで自分を労わりながら仕事に集中できます。

もちろん前提としてあるのは、自分が最もパフォーマンスを発揮できる環境を自分自身で理解しておくことですが、それらの要素としてもし「ゆとりある環境」「リラックスしやすい環境」「人とのつながりが濃密な環境」を挙げるのだとすれば、白馬村のような自然豊かな地域で働くことは最適だと言えるでしょう。

したがって、まずは自分の性格や特徴を理解した上で理想の仕事環境を設定する、そして働く場所を自ら選択する、ことが人間がイキイキワクワク働くためには重要ではないかと思います。

これからの「働く」は、より自由に、より柔軟に、より最適化されたあり方で実現されると考えますし、そうであることを願います。

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今回のワーケーション体験記での学びを経て、次回のワーケーションの企画も早速検討中です。次回もお楽しみに!

ご愛読ありがとうございました。




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