見出し画像

≪わたしごと40≫温故知新 と 多拠点居住

最近気になっている言葉。温故知新 と 多拠点居住。

多拠点居住のスタイルが、このコロナのリモートワークの一般化によってじわじわと盛り上がっているらしい。月額一定で、登録されている全国のゲストハウスに泊まれるシステムもあったりする。多拠点で無かったとしても、現在都会に住んでいる人たちは、地方という選択も上がって来ていたりするのでは無いか。

一方、AIの活用またその大きな可能性により、翻って人間ってなにという所も見つめられている。温故知新とは、故(ふるき)を温(たずね)て新(あたらしき)を知しる、ということなのだそうだが、私は工芸とか職人を通して、何か見えてくるような気がしている。"日本人って何か"という問いは、海外に居てずっと持っていて、その一つの糸口は "変容しつつもずっと続いてしまっているもの" にある様に感じている。 

そこを突き詰めた先が反転して、新しいものやグローバルと繋がるような感覚がある。なので、私はもっと日本やその文化を知りたいし、そこで分かったことを、お世話になってきたイギリスにも、いずれ何かの形で伝えたい。

日本で当たり前と思われていたり、価値が見過ごされていたりする事が、海外の人にはとっても面白かったり、価値があったりする。ただそれは、本当に私たちにとって本質的なことでないと、海外向けの日本を発信しても意味が無い。

その"何か"を探求するのが、個人的なライフワークになりそうな気がしているし、その探求がフレキシブルに継続できるように、働き方なり住まい方を模索していきたいと思っている。その点で、多拠点居住が可能になりつつある動きは、選択の幅を広げる意味でも良いし、逆に想定していなかった選択に出逢った時用のフットワークの軽さを残して置くことは、人生が硬直しないで良い様な気がする。ということで、多拠点居住をしながら温故知新するのが理想だな、と思っている。

ここから先は

0字
この記事のみ ¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?