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≪わたしごと41≫ものがどう作られたのか、を知るのはとても面白い

ものがどう作られたのかを知るのは、とても面白い。

社会科見学で工場を見るのも好きだったし、工芸品がどういう工程でつくられるのかを知るのもわくわくするし、プログラミングでどうやってホームページが作られるのかを勉強するのも、なるほどが沢山あって楽しい。

何が面白いかというと、知る前と後とでは世界の見方が変わる事だ。

何故世界の見方が変わるかというと、想像できる奥行きが深くなるからではないだろうか。螺旋状になってるパスタはどうやって出来ているかなんて考えたことも無かったし、書道に使う固形墨は実はまるで黒いパン生地のような感じに練られて型に入れられるとか、ストッキングに入っている厚紙はどうやってストッキングを破かずに入れられているとか、全てのものは誰かが発想して、試行錯誤して出来上がっている。

経験してみて見方が変わるというのもある。例えば、木と石を彫るのでは遭遇する技術的問題が違うし、経験するとその手の感覚と難しさが解って、作品を見た時にどこの部分が難易度が高いのかとか、道具の使われ方を想像できる。また、ホームページの向こう側なんて全く見えなかったが、少し勉強してみると、どうプログラミングの言語が緻密に積み上げられているのかが、分からないなりにも想像が可能になってくる。

Wow と Aha は大事だ。何故ならそれは、発想、問い、工夫と発展とにつながっているから。Aが実はEである事に気づいて、EはFに使えると知った時の、AからFへのジャンプは面白い。そのFを持っている人が、逆にAとの接点を知るのも良い。それぞれがそれぞれに違う点を持っていて、それが出逢って結んだ図形が、面白かったり、綺麗だったり、予想外だったりするのが多様性の価値なのではないか。

翻って、ものづくりの日本で、分野を超えて横のクロスオーバーがもっとあれば、もっと楽しいものが生まれそうだなと思ったりする。

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