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≪わたしごと67≫ここにいて遠くへゆく物語

5歳の姪と、先日Zoomでお話をした。というか、観劇をした。

突然始まったお話劇場。ここたまのキャラクターたちが、自由自在に実在を変えるレゴに乗って、空に行って戻ってくるまでの大冒険の話だ。

3話あって、それぞれ何かを食べる事によって地上に戻る設定となっているのだけれども、3話の食べ物を決めようとした時点で、1話の食べ物が何だったか思い出せなくなった。1話とかぶってはいけないらしい。

なので、私たちはここたまの辿った道を、巻き戻った。

え、ここの大きな滑り台で滑って降りて来たでしょ、で雲でぴょんぴょんして、木の下で休んで、電車に乗って、ひゅーってなって。。

彼女は覚えているのである。確かにそうだった、ランダムに言ってた訳じゃないんだ、と感心する。まるで体験したように元に戻って、追体験をしている。私はその没入がとっても素敵だと思った。

結局、その食べ物は白いレゴだったよね、という所まで思い出した。確かに白かった、私もそれが何だったのか思い出せそうで思い出せない。

" あ、そうだ!!"と、大声があがる。

" わたあめだった!" 

   ???あれ、わたあめだっけ??

" 良かった~、そうだったぁ" と彼女はかなり納得の様子。

まぁ、それならそれで良かった。そして、お話が続こうとした時、ちょうどお夕飯の時間に呼ばれて、続きは次回となった。

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