第57回 日本作業療法学会@沖縄

2023年11月10日(金)〜11月12日(日)に第57回日本作業療法学会に参加してきました.病院から転職して約1週間,初の出張.
今まで「発表」「聴講」のみが学会の意義だと思っていましたが,代表に同行して学会や飲み会を回る中で,その視点が大きく変化した3日間でした.

⚫︎1日目 声が枯れたポスター発表
今回の発表は「中小企業労働者におけるワーク・エンゲイジメントと慢性疾患、ストレス、心理的安全性についての検討」というタイトルでポスター発表しました。
学会のアプリで事前のスケジューリングがなんと40名...!
しかも株式会社Canvasというブランドを背負い、共同演者は元廣代表、白土さん(鹿児島大学の助教),由利さん(京都橘大学の助教)という,著名な皆様ということで発表前から緊張,冷や汗が止まらなかったのはここだけの話.

発表予定時間は11:00〜12:00の間
事前にポスターを貼り出すべく10時に準備をしていたところ,この段階から数名の先生方が足を運んでくださり,質疑応答が開始😮😮
そのままなんと11:00に突入.質疑応答の波は途切れることなく気づけば12時。声が枯れ始めた...先生方の意見はどれも参考になるものばかりで,産業領域での作業療法の展開にかけられている期待をひしひしと感じました.
うまく回答できなかった部分も多々ありますが,後ほどしっかり回答のメールを送信させていただく予定です.
ちなみにこの時間に書籍ブースで代表執筆の書籍が2冊同時販売されており,大盛況っぷりにより,代表はポスター発表の最後の最後に顔をだされました.笑
with Bの写真がやっと撮れたのはこの時.
大御所二人の膝に座るなんてなんと烏滸がましい・・・笑.


質疑応答,ご挨拶に来てくださる方はその後も続き...初めて質疑応答で酸欠になりかけるという貴重な経験もしながら
ふと時計を見ると...
「14時!?」.
なんと10:00〜14:00の概ね4時間も皆様とポスター発表でのディスカッションをしていたのです.声はカスカスでした😭

しっかりと論文化し世の中に発表できるよう頑張ります.

⚫︎夜はMUHOOで盛り上がり
1日目の夜はMUHOOという学術交流イベントに参加.
多くの若手療法士,学生さんとお話しする中で全国の優秀な方々に良い刺激を受けました.同時に,コロナ禍を経てから久しぶりに仲間と対面で盛り上がったな・・・と.
今イチオシの先生方が黄色のTシャツを着ていてわかりやすく,ちょっと勇気がいるけれど,話しかけると気さくな方ばかりでした.
とんでもない実績があるかつ,どんな人とも仲良くでき,お互いに尊重し合える風潮はある意味OTの強みなのかもな〜.

⚫︎起業・経営OTサミットでは代表と同伴
2日目の夜は経営者の方々が集うサミットに参加.
代表とともに,先生方に挨拶回りをしてまわりました.
ついこの間の10月まで大学病院で勤務していた身としては,このような
場に参加すること自体が初めてであり,なんとも言えない場の雰囲気というかオーラというか・・・.だいぶ怖さを感じたのが正直なところですが
経営者の方々がどのような話題や視点を持っているのか,それぞれの
繋がりがどうなっているのか.実際の場に来てみないとわからないことが多いものだなと実感した瞬間でもありました.
今後数えきれないほど,こういった場に出ていくことになることを思う
と自分の価値観や考え方を新たにしないといけないようです.

⚫︎あっというまの最終日
気づけば学会も最終日.
今回の3日間では書籍販売や事業の拡大に伴う多方面との予定で忙しい代表と同伴することも多く,演題の聴講だけでなく,会社や自身の今後を考えた動きや関係性の構築の重要性を学ぶことができました.

大学病院にて一療法士として,目の前の患者様に向き合っていたついこの間から,一転して地域の働く人々を対象とし,会社という組織全体をみて計画的な動きや実績の構築が求められるようになってきた今.学術面での学びにのみに注力していた姿勢から,学会参加に求める意義が大きく変化したことを実感します.

ヘルスケアベンチャーでの挑戦は始まったばかり.
作業療法士の視点が社会に活きる確信を持ちながら
どのように私たちが動いていけば良いのか,Canvasの
仲間たちとともに模索しながら貢献していきたいと
気持ちを新たにした3日間でした.

最後に睡眠時間数時間,食事はほんの少ししか摂られない中
3日間多方面で動き続け,実績をあげた代表には
本当に尊敬の念しかありません.

大変お疲れ様でした.

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