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最近のボーイズと私

ここ最近、私はとにかく疲れ果て、ボーイズといることが全く楽しくなく、むしろ嫌でたまらなくなっていました。毎日、ガミガミ注意して、全く効き目なくて、さらにエキサイトして怒鳴る羽目になってる自分のことが、とにかく嫌で許せない気持ちにもなっています。
私の思った通りの人間を育成したいプログラムのような気もするし、正しいことは何なのか?どうしたら良いのか?分からなくもなり。そう、私は子供ってものが嫌いだからだと思ってみたり。いやいや、私に子供を預けっぱなしで感謝の言葉の無くて、仕事に遊びに大忙しのボーイズのパパ(娘の夫)にいらついてもいますし、なんだかわかりませんが、むしゃくしゃしている毎日に嫌気がさしている次第です。

しかし、この半年間を振り返ってみれば、良くも悪くもボーイズはしっかりと成長してくれています。頼りなかった長男、和くんは弟、暖くんをしっかり支える良きお兄ちゃんになって、2人でいつも楽しそうに遊んでいます。
私の言うことを良く聞いてくれるようにもなり、返事もすぐに返して、行動も素早くなりました。お片付けもさっさとやってくれますし、癇癪も起こさなくなりました。
彼の癇癪が無くなったことは、本当に嬉しいことです。大嫌いだった宿題もさっさと仕上げられるようになり、更に春休みは宿題がないので、スマイルゼミというタブレット学習を1日3回もやっています。何も言わなくても、自分で3回は学習するんだとやり始めました。常に記録更新に挑み、自分の記録を抜くことに喜びを見出しているようです。


タブレット学習で記録更新を喜んでいる和くん。

まだ赤ちゃんのように可愛いところも待ち合わせながら時に親父のような鋭い口調で憎たらしい言葉を発する暖くんは、5歳という年齢で、大好きな母と離れなければならなかったこの時間に厳しく私に躾られて、本当はちょっと可哀想と思うのです。けれど、私の性格からして、よしよしと甘やかしてはやらないのです。甘やかすとどんどん甘えてきてぐだぐだになるのです。私はそれが気持ち悪くて許せなくなってしまうのです。
ピシっとスッキリした空気が流れていないと堕落してしまう、そんな気がしてついつい軍隊のような厳しさを与えてしまうのです。
暖くんの半年間の成長は、赤ちゃんから親父へ。逞しくなってきています。
今日、寝ると前にお話ししていたら、和は本当に頑張っていい子になってきたよ。暖くんも成れるかな?と聞いたら、
『やまとくんと おなじくらいの としになったら、なれるんじゃない?』
と言っていました。そうだね!和くんと同じくらいの歳になったらきっといい子になれるな!そう思ったら、今の頑張っている暖くんがとても愛おしく思えてきました。

公園で遊具て遊ぶ暖くん。

私は、この子達の母親ではありません。母の母、おばあちゃんなのです。60歳で7歳と5歳の男の子の面倒を1人きりで見てきたこの半年間を振り返ると感無量です。今日も爆発していたけれど、でも、何だろう?モヤモヤしていたものが吹っ切れた気がしてきました。私しかいない。この子たちを守ってあげられるのは。そうなんです。だから必死だったのです。余裕なんてなくて、辛くて辛くてたまりませんでした。だけど、頑張りました。そして、やっとここまできました。
入院している更ちゃんも4クール目が終了し、好中球が上がれば、明日から週末一時退院になります。そして、最後の5クール目の治療に入ります。
私の61歳の誕生日に入院予定です。
その日は、みんな新学期が始まります。

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