雨は恵む、悲しみを流す
雨に打たれたい
雨は私を変える、きっと変える
金木犀の香り、ほんのりした色気
それをそっと小瓶に詰め
思い出に浸る
カフェオレを飲みながら
シロツメクサで花飾りを作ったようなキラキラした恋をしていた
もう一口カフェオレを飲もうとしたら白猫が私に言った
明日はどんな色だろうね
明日…
ねぇ、明日はどんな色
ねぇ、どんな音、どんな香り
白猫に夢中で尋ねている私がいた
うーん、私は秋刀魚が食べたいな
やり残しは嫌だから
白猫はそう言って行ってしまった…
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