見出し画像

育休中に貰うお金は、会社からではない

学校では何故か、雇用関係の法律を教えない。
出張移動時間は業務時間内なのかどうか
有給は理由なく取得できるかどうか
そんなことは法律で決まっています。

若い頃、育児休業は会社の制度だと思っていました。
しかも育休取得者によると、収入ゼロになるわけではないとか。
すごい会社!さすが大手!!

違いますね。出産・育児のための休業は法律で定められています。
新卒の場合、入社2年目以降(*)であれば『雇用保険から』給付金が出るとか。
通常の収入よりは少ないけれど、その代わり健康保険・厚生年金保険料を支払わなくていいとか。

(*)細かな条件や給付金金額については厚生労働省HPをご確認ください。

これで女子学生を喜ばせる女性先輩社員は、騙す気満々だと思います。
取得後に戻りやすい仕事内容や職場空気というものはあっても
取得できない会社というのは法律を隠しているだけ。
戻れない会社というのも法律違反。
会社で有無を決めていいことは、出産祝い金はあるかもしれませんね。

勤務先の育児休業制度の規定の有無によって、育児休業の取得は左右されない はずであるが、実際には、育児休業制度のある事業所ほど育児休業取得率が高く(脇坂 2002)、 育児休業制度の規定の有無は、育児休業取得率に大きな影響を与えている。

独立行政法人 労働政策研究・研修機構のレポートより引用(jil.go.jp)

そこで今年、男性も育休取得できることを「公表」しましょうという
謎の法令が出たのですが、
これも企業規模によって義務かどうかが異なります。
本当は中学校か高校で教えた方が確実なのですけれど。
これもリカレント教育でしょうか?


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?