リモートワーク撤廃の流れについて思うこと

今朝読んだリモートワークに関する記事で色々思ったことを書こうと思います。

2023年のMITとUCLAの研究によると、「無作為に完全在宅勤務を割り当てられた労働者の生産性は、オフィス勤務の労働者より18%低いことが明らかになった」とされています。

上記添付記事より抜粋

こうありますが、今まで在宅勤務の方が集中して仕事をこなせるという人たちも見てきました。

その人たちが言うには、オフィスに存在する話し声、機器や家具などのオブジェクト全てがノイズになるんだそうです。

離れた席に座っている爪が長い女性社員のパンタグラフキーボードのタイピング音にイライラして、耳栓をつけていた、なんてことが私にもあったので、ノイズが邪魔という点に関しては共感です。

自分がリラックスできる環境下でも集中できるというのは大層羨ましいことです。

しかし、やはりこういう人たちは少数派だと思いますし、大半の人間はリモートワークになると生産性が落ちるというか、サボり始める人間がほとんどなんでしょう。

現に私もその一人ですが。

なのでコロナ禍が過ぎ、再びオフィス勤務が多数派になることは私は悪くないんじゃないかと思っています。

リモートワークを完全に撤廃するのではなくて、例えば以下のような場合はリモートワークOKみたいな制度にすればいいんじゃないでしょうか。

・寝坊したとき(あまり許容し過ぎると毎日リモートにする輩が現れそうなので、週に数回までと上限を設ける)
・(女性の場合は)生理痛が重いとき
・天候が悪いとき(風が強い、雨が激しいなど)
・体調が悪いけど、欠勤するほどではないとき

親の介護や育児、持病が悪化した、地方に持ち家を建てて移住済み、など様々な理由でオフィス勤務が難しい人たちはいますが、そういう人たちについては引き続きリモートワークをすれば良いと思います。

オフィスで働くこと自体が億劫な人もいるでしょうが、結局通勤がしんどいからリモートワークがいいんですよね。

私は学生旅行の時に東京の通勤ラッシュに何回か巻き込まれたことがありますが、あれが日常だと考えると通勤したくない気持ちもわかります。

単にリモートワークの制度を変えるだけじゃなくて、企業側もフレックス制やサテライトオフィスの設置とか、そういった取り組みを進めてからオフィス勤務を原則にすれば、もう少し社員からも納得してもらえそうですね。

偉そうにここまで話してきましたが、私はバックオフィスの経験もないので、こういった制度を確立するのがどれほど難しいのか正直わかっていません。

利益を生み出すのはフロント業務だったり、専門職の方々なので、その人たちが一番パフォーマンスを発揮できるように制度を整えていくよう頑張ってほしいものです。

従来の評価制度を改めてまで高給与、好待遇でエンジニアを迎え入れていた企業でさえ、売上悪化を受け「エンジニアファースト」の看板を降ろしはじめている状態です。

上記添付記事より抜粋

これはエンジニアという職業に限った話になりますが、確かに昨今のエンジニアファーストの風潮は強く感じてきました。

新卒で入社した会社のトップは特にエンジニアファーストな方でした。

他部署の営業さんたちは必死に案件獲得のため資料作成やらミーティングやらでヒィヒィ言っている中、私はそこそこサボりながらも、恐らくエンジニアだからというだけで1年目の終わりから昇給してもらいました。

それが良いとか悪いとかではなく、今までの風潮が少し異常だったので、ある意味正常に戻りつつあるんでしょう。

エンジニアだからフルリモートで仕事ができるというのは過去の話になりつつあるんですね。


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