Mayu

大学1年生文学部

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最近の記事

Truman Capote とSNS

大学の授業でTruman Capote のMiriamという作品について学んだ。 興味のある人はぜひ一度読んでみてほしいが、ざっくり説明すると、自分が持つ2つのアイデンティティを受け入れられずに葛藤する老婆の物語である。 物語を読んで、今の10代の私たちにとってのアイデンティティとは何なのか私なりに考えてみたので、忘れないようにここにメモしておこうと思う。 現代っ子な私たちには、自分を表現する手段が沢山ある。InstagramやTwitter、ブログやnoteも1つの表

    • わたしが言語を学ぶわけ

      私たちの思考は話す言語によって大きく制約を受けていると思う。日本語と英語を比べてみても、日本語から英語に翻訳できない表現は沢山あるし、逆に英語から日本語に翻訳できない表現も山程ある。 これは、言語が長い歴史の中でその土地の人々の文化とともに生まれて変化してきたものだから、当然のことであって、これから技術が発達してどんなに世界が画一化してきたとしても、違いがゼロになるってことはないだろうし、そんなこと絶対あっちゃいけない。 わたしはフランス語と英語と日本語の3カ国が話せるん

      • 人種を超えた一対一の関係

        今から2年前の2019年、私が高校2年生だったとき7ヶ月間のフランス留学を経験した。昨日ホストファミリーと久方ぶりのビデオチャットで思い出話に花を咲かせているうちに、いままで記憶の奥底に閉じ込められていた現地での気付きや発見の数々が、私の頭の中に波のように現れては引っ込んで、現れては引っ込んでを繰り返すので、今更ながらにここに私が体験したことを綴っておきたいと思う。 第一回目は、私の思う人種を超えた一対一の関係の築き方について、記憶が鮮明になっている内に書き残したいと思う。

      Truman Capote とSNS