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お茶を始めてもうすぐ1年

月3回通っている茶道。
もうすぐ1年が経とうとしているけれど、未だに毎回緊張する。
優しい人達ばかりだけれど、お稽古中も緊張感が常にあって、自然と背筋が伸びる。

今日から風炉という、夏のお手前が始まった。
冬のお手前と似ているようで微妙に違う。
その微妙に違うのが混乱する。

斜めを向くのか前を向くのか。
柄杓をいつどうやって置くのか。
どこに座るのか。
半年前にもやってるはずだけれど、当然のように全部忘れている。

でも、風炉のお手前も炉(冬のお手前)と違った風情があって、これもいい。

この灰が入っている黒いものが風炉。
畳を切って作られている炉とは違い、畳の上に置く。

冬は、この風炉の中に、雪に見立てて灰を入れたりする。なるべく涼しげにお客様をおもてなしするために、先人の工夫が見られるのが面白い。

お香という、火を焚いた時の香りづけも冬と夏で違う。今日は雨だからよく香っていた。お茶を習い始めて初めて知った香り。好き。

お茶をやっていると、和の文化っていいなとつくづく思う。始める時はなかなかお教室も見つからなかったし、内情もよく分からなくてとてもハードルが高かった。でも、始めてみると学びがとても多い。

日本人としてのおもてなしの心や所作の美しさを学べるのがとても嬉しい。あと、芋蔓式に他の日本文化にも興味が沸くのもいい。気づけば着付けまでできるようになった。

少しずつ、日本人を極めてみよう。10年後、素敵な年のとり方ができてるといいな。


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